暇なくせに、その上暇になってしまい当て所無く、取り付くしまも無い感じで街を
さまよっていると、「肉喰いたい!」という大変プリミティブな欲求を満たしてくれそうな
看板が目に入ってしまった。家帰れば、飯が有んじゃんという心の声に勇気付けれ、
一度はその場を後にしたものの、帰れば後悔するともう一人の僕が言う。
「うん、後悔は嫌だな。」あっさりそそのかされた僕は店に入る。焼肉屋さんに。
ついに一人で焼肉屋さんに入ってしまう。店内は中々にお客さんが入っていて盛況。
「いらっしゃいませ~!」と元気な声。「何名様ですか?」と尋ねられたので控えめに
「1名でも大丈夫ですか?」と質問に質問で返す。「はい、大丈夫です。」笑顔で
答えるその顔に一瞬侮蔑の念を感じたのは多分思い過ごし。
席に座って、一通りメニューに目を通してから、注文する。メニューが全体的に安い。
困った。ソフトドリンクが200円未満だ。ただでさえ一人で来ていると言うのに。
すでにラーメン一杯食べているのであまり腹は減ってないし。かといってあまりに
会計が安いのはやっぱりなんなのでユッケなんかを頼んだりなんかしたりする。
注文の後、店員さんがおもむろに網を持ってきた。網だけじゃない。備長炭が入ってる。
気が重い。手が込んる。ガスじゃない。備長炭で香ばしく、こんがり焼き上げるのだろう。
ごめんなさい。こんなところに一人で来て。肉が食べたかったんです。思い過ごしか。
思い過ごしかと思ったら、店員さんは空いた皿を見つけると、即座に片付けてくれた…
備長炭の強力な火力で、いつもはいつまで経っても焼けないミノもさっさと焼けてしまい
結局全部食べるのに30分も掛からなかった。店員さんが忙しそうなので消化もそこそこに
お会計をお願いする。1380円。今月だけホルモンは半額だったそうで。ごめんなさい。
一人の焼肉は罪悪感の味がしました。
さまよっていると、「肉喰いたい!」という大変プリミティブな欲求を満たしてくれそうな
看板が目に入ってしまった。家帰れば、飯が有んじゃんという心の声に勇気付けれ、
一度はその場を後にしたものの、帰れば後悔するともう一人の僕が言う。
「うん、後悔は嫌だな。」あっさりそそのかされた僕は店に入る。焼肉屋さんに。
ついに一人で焼肉屋さんに入ってしまう。店内は中々にお客さんが入っていて盛況。
「いらっしゃいませ~!」と元気な声。「何名様ですか?」と尋ねられたので控えめに
「1名でも大丈夫ですか?」と質問に質問で返す。「はい、大丈夫です。」笑顔で
答えるその顔に一瞬侮蔑の念を感じたのは多分思い過ごし。
席に座って、一通りメニューに目を通してから、注文する。メニューが全体的に安い。
困った。ソフトドリンクが200円未満だ。ただでさえ一人で来ていると言うのに。
すでにラーメン一杯食べているのであまり腹は減ってないし。かといってあまりに
会計が安いのはやっぱりなんなのでユッケなんかを頼んだりなんかしたりする。
注文の後、店員さんがおもむろに網を持ってきた。網だけじゃない。備長炭が入ってる。
気が重い。手が込んる。ガスじゃない。備長炭で香ばしく、こんがり焼き上げるのだろう。
ごめんなさい。こんなところに一人で来て。肉が食べたかったんです。思い過ごしか。
思い過ごしかと思ったら、店員さんは空いた皿を見つけると、即座に片付けてくれた…
備長炭の強力な火力で、いつもはいつまで経っても焼けないミノもさっさと焼けてしまい
結局全部食べるのに30分も掛からなかった。店員さんが忙しそうなので消化もそこそこに
お会計をお願いする。1380円。今月だけホルモンは半額だったそうで。ごめんなさい。
一人の焼肉は罪悪感の味がしました。