NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

アトウサイゾウ…

2009-06-12 | 休み
元官僚の物部に元派遣社員の結城、加えてネットトレーダーらしき辻の3人が「迂闊な月曜日」の黒幕確定。



物部は典型的な官僚像。結城ってもろフリーターの赤木智弘だぁ…科白がもろ赤木。辻はジェイコム騒ぎのBFN…まさにって感じで象徴的です。結城の考え方は赤木の「希望は戦争」と同じ。新しい社会構造によって作られた新しい弱者であるところの派遣社員を救うためには今の社会構造を根本的に、物理的にフラットにすることで戦後からやり直す、と。

滝沢朗を殺した(自ら記憶を消させたという意味で)のは日本社会の総意だったと。せっかくミサイルの危機から助けた人たちが、実は内心ミサイル攻撃のような危機の創出を大なり小なり期待していたと。結城、赤城ほどの強い渇望は無いものの、どこかで終末待望論のような感覚を持っていたのだと。ぼくも無くはないような。でも「ジイジイ」みたいな方が良い。

でも本当に物部たちのテロルの動機って凄く日本独特のモノのように感じる。海外のテロルとかを見ていると、自分たちの側はしっかりと土台を持っていて自分たちの権利や主義思想と対立するものに対して排除のために暴力を行使するのが海外のテロルのように思うんですが、彼らのテロルは相手も自分も全てを排除するような。排除の構図は同じだと思うけど、何か違うような。


サポーターではなかった物部のJUIZを丸ごと掌握する考え方は「願い事を1つかなえられたら」の問いに対する「願い事を無限大にして!」っていう子供っぽい考え方に通底するような。アニメとかだと正義対悪の構図の中で普通製作者は正義という建前の中ではでは描ききれないモノを悪の中に理想を描いてきたと思うんだけれど、物部たちのそれってどうなのだろうと。ちがうっぽいなぁ。


アトウサイゾウ…アトウサイゾウ…アウトサイド…まさかの駄洒落。帆場英一に通じるところはあるけど、ああいう風な設定は今は出来ないしね。
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