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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

相棒9

2010-10-20 | 休み
昨シーズンの『相棒season8』が洗練の先の糞つまらないものになってしまっていたので、まったく持って期待していなかったんだけれども。


『相棒season9』(テレビ朝日)


毎シーズン恒例だった初回2時間スペシャルは今回は無し。その代わりなのかなんなのか、冒頭日本だかどこだか分からないところ(ハングルっぽい看板が写りこんでた?)での戦闘シーンは画面に力があり、緊張感に満ちてた。お金とセンスさえあれば、日本でもこういう絵作りが出来るんだね。欲を言えば、もう少し隊長役であろう徳重さんの動きが倉田アクションクラブな面々に追いついていれば…と。

意味有りげな冒頭のシーンを終えて、いつもどおり普通のサスペンスの構図が描かれるも、またいつも通りそんな普通のサスペンスの構図にポリティカルな陰謀なり何なりが絡まってくるという『相棒』の通常通りの構図。だけど、いつもと異なり1時間なので、密度が濃いというか、緊張感が全編を覆っていて、純粋に面白い。かといって、いつもの『相棒』的なユーモアなやり取りがちゃんとあるし。


冒頭の戦闘シーンや徳重さんの所属や殺害の動機(ポリティックなものと予想される)がクリフハンガーとなっていて、来週の『相棒』が既に楽しみです。今シーズンの『相棒』は期待できるかもしれない。殺害された作家役を安藤麻吹さんが演じていたのも良かったです、というか嬉しかった。