NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

2010秋の地上波ミステリー系ドラマ

2010-10-04 | 休み
昨今の経済事情や広告業界の転換期もあって、各局ともさらに放送外収入を見込んでか昨シーズンよりもドラマ枠が増加してHDDが悲鳴を上げそうなところです。


『SPEC~警視庁公安部公安第5課 未詳事件特別対策係事件簿~』(TBS)
10月8日金曜日夜10時スタート
当初『ケイゾク2』(仮)とアナウンスされていた精神的続編。主演はまぁ、良いとして脇役はどうなんだろうかという疑問と今の堤幸彦にあのころの輝きが残っているのかという疑問。そして初回放送時の裏番組が『ルパン3世 カリオストロの城』の新版が放送という状況。どうしようか。


『黄金の豚 ―会計検査庁 特別調査課―』(日本テレビ)
10月20日水曜日夜10時スタート
日テレ水曜10時の看板枠はマルサじゃなくて会計検査庁というのが新しいのかな。そしてテレ朝ではマルサをやるという偶然。


『相棒 Season9』(テレビ朝日)
10月20日水曜日9時スタート
何故か今シーズンは初回2時間スペシャルは無し。12月23日だかに『劇場版 相棒2』が公開されるからだろうか。基本的に『シーズン6』以降は本気になって見てないのでどうでも良いか。


『京都地検の女』(テレビ朝日)
10月14日水曜日夜8時スタート
いつもの。


『ナサケの女~国税局査察官~』(テレビ朝日)
10月21日木曜日夜9時スタート
国税局モノといえば、直近にNHKに『チェイス~国税査察官~』なんて面白いドラマがあっただけにどうなんだろうか。とりあえず今作のスタッフも主演もかぶっている『交渉人~THE NEGOTIATOR~』の続編は残念無念な作品だった。


『検事・鬼島平八郎』(朝日放送)
10月22日金曜日夜9時スタート
今期の朝日放送枠がダウンタウン浜田雅功主演の検事モノ。どうなんだろう。とりあえず1話だけ。


『霊能力者 小田切響子の嘘』(テレビ朝日)
10月10日日曜日夜11時スタート
昨シーズンから生まれたテレ朝の新しい枠。内容はいまいち分かりませんが、イントロダクションを読む限り『トリック』っぽい。同じ石原さとみ主演で『トリック』にも少し関係のあった『パズル』が微妙だったけどどうなんだろう。


『ギルティ 悪魔と契約した女』(フジテレビ)
10月12日火曜日夜10時スタート
関西テレビっぽいので期待は出来そうだけど…どうだろう。一応録画。


『パーフェクトリポート』(フジテレビ)
10月17日日曜日夜9時スタート
これも新しいドラマ枠。松雪泰子さん主演だし、面白そうな雰囲気もあり、期待できそうだけど、スタッフはがっつりフジテレビ色…


『モリのアサガオ』(テレビ東京)
10月18日月曜日夜10時スタート
これも新しい枠。この月曜日の枠を新設するために、テレビ東京の看板番組を次々にスライドさせてしまったほどの気合の入れよう。「水曜シアター9」終了の遠因もなんだかここにありそう。なんとARATA主演で、しかも刑務所モノ。テレビ東京はチャレンジャーだな。


録画しようかな?と思う番組でさえ9本もある…辛いけど嬉しいかも。

ロックンロールは鳴り止まないっ

2010-10-03 | 休み
「モテキ」の第6話で満島ひかりこといつかちゃんが神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」をカラオケで歌うシーンがあったけど、いつかちゃんの気合が入りすぎていて歌詞がいまいちよく分からなかった。なので第6話放送後にTSUTAYAさんに行ってアルバムを借りてきて聞いてみたら。


―「ロックンロールは鳴り止まないっ」(Youtube)



バンド名から敬遠していたんだけど、聞いてみたらこんな歌詞で、こんな歌で。というか、ライブ音源のやらかしぶりにびっくりした。原作でいつかちゃんは別の曲を歌ってたみたいなんだけど、これは完全に「ロックンロールは鳴り止まないっ」に変更して大正解だったんじゃないだろうか。いやそんなこと今更言わなくてもその通りか。


曲の意味を知った後で、いつかちゃんの絶唱を聞くとさらに感慨が増しました。ありがとう、神聖かまってちゃん!

モテキ 第12話「男子畢生危機一髪」

2010-10-02 | 休み
「DIG」で大根監督のオーディオコメンタリーとか言っていたら、先っちょを見過ごした。でも久しぶりにリアルタイムで観た!


「モテキ」(テレビ東京)
モテキ
「ドラマ『モテキ』製作会社のオフィスクレッシェンドは3000万の大赤字!脚本・監督の大根仁はほぼノーギャラ!」


原作を読んでいないので結末についてはドラマ版の結末しか分かんないけど、「DIG」を聴きながら観た感想としてはやっぱり”モテキ”をどう捉えるのかということみたいだったみたいで、そもそもこれはリアリティの話だったんだなぁと、大根さんのキスシーンに関する「普通」という感想が何よりも全てを物語って居たんだなぁと思い返しました。

だからこそクラブに居るような女の子やサブカルな人たちはツイッターとかで『モテキ』を絶賛する一方で、ネットのオタクなサイトの人たちにはあまり引っかからなかったんだなぁと思える。必然からのエロ(もちろんサービスカットも多いけど)がたくさんあったのにそちらのサイトでは内容はもちろんエロ要素もまったくと言っていいほど話題になっていなかった。

アニメなどでも良くある駄目な奴なのに何故か女子から持てるという類型っぽい幸世はともかく(幸世にしてもそういった類型とはかなりかけ離れた現実的な下衆さを持ってるけど)、エロい土井亜紀、処女だけど処女じゃなかったいつかちゃん、小悪魔というか悪魔なBitch!な小宮山夏樹っていうキャラは明らかに類型だけど類型からはかけ離れているなぁ。だからか。

モテキ
モテキ
モテキ

「モテキなんて要らない!」という”モテキ”を経た幸世の最後の台詞こそ現実を受け入れて、自分だけの妄想や思い込みから抜け出したわけで、構造的には『新世紀エヴァンゲリオン』の「おめでとう」エンドと同じもののはずなんだけど、後半の尻すぼみ感で幸世の吹っ切れ感にはいまいち共感が出来なかった。原作ではどうやって閉めていたんだろうか。

いつかちゃんには浮気現場を見られて振られ、土井亜紀には他のメガネロック男に乗り換えられ、小宮山夏樹はそもそも興味もあんまり無かった。結局、誰も幸世の隣には残らず、そこには気持ちの悪い運命論も存在しない。それどころか仕事も無く、母親も倒れた。だからこそ幸世は「モテキは要らない、誰かのモテキになる」と決意を新たにする分けだけど。フィクションなりのリアリティというか製作側の誠意なんだと思う。

ただ言いたいことや大根さんをはじめとした製作陣の作品や視聴者への誠意は分かるんだけど、何か解せないというか。林田の立ち居地や役回りとかってどうなの?とか後半の盛り上がらない感じは何故なんだろうかとか思ってしまうんです。前半が凄い良かっただけに。基本的には今期最高の日本のドラマの1つなんだけど。大根さんやツイッターの中の人など凄い熱意だったみたいだし。


とりあえず、DVD-BOXが買えるようにがんばろうか。

モテキ 第8話、第9話、第10話、第11話

2010-10-01 | 休み
今晩最終話なので頑張って第8話、第9話、第10話、第11話を観る、観る、観る、観る!つうか、疲れるなぁ、4話も観るの。



「やっと会えたね♪by辻仁成」



幸世の酷さが後半になって加速度的に増していくのが凄いなぁ。幸世は恋愛したいんじゃなくて、単純に可愛い娘たちとセックスがしたいだけなんじゃないかと。というか状況が許せば、墨さんや島田みたいになりたいだけなんだなぁと。ハーレムでも作りたいんじゃないだろうか。そう観ると合点がいく。

菊池凛子のお芝居もビジュアルも文句無く素晴らしいんだけど、どうしても物語の中の菊池凛子演じる林田の立ち居地が…いつかちゃん、土井亜紀、小宮山夏樹とかと比べると、神の視点というか作者視点の立ち居地に居て、幸世の背中を押す役回りというのが、どうにもこうにも違和感だなぁというのが…



というか、何でこんなに面白くて、エロいドラマがネットなオタクサークルで話題に成らないんだろうか。大根さんもクラブで声掛けられたっていうくらいだから、やっぱりそういうドラマだったんだろうか。