今回のツールド草津は、その壮大な景観に自分が自転車を乗り始めてから一番感動したコースでもありましたので、レポートはしっかりとしておきたい。
と、言うことでツールド草津 受付を!の次の【イベントに参加だ!】です。
いよいよ夜も更けて行き、温泉の効果もあり私はしっかりと休ませてもらうことができました。
やはり、有名どころの温泉だけに最高ですね~
前日まで心配されていた天気もまったくもって問題ありません。
むしろ予報の正反対に雲ひとつ無い快晴の空が広がっています。
お世話になった布団も綺麗にして(写真は寝起きですので乱れていますが・・・)出発準備を整えます。
向かいのセブンイレブンで朝食を購入して朝食は部屋で済ませてから天狗山レストハウス駐車場に向かいます。
朝の湯畑も最高ですね~
前夜祭の会場、炭火焼肉屋さんの吾妻さん。
宿の若旦那さんから、【気をつけてがんばってください】と激励されながら宿を後にしました(お世話になりました)。
宿の駐車場前には、エントラントと思われるロードレーサーを乗せた軽トラックが・・・
その積載の仕方に感心しました。(これは職人技ですね~)
角材を自転車の間にはさんで角材にはスポンジテープを巻いて自転車に傷が付かないように保護。
そして、ハンドルバー部分でしっかりと固定できています、凄い!
さて、soraneko監督サポートカーとN田君のクルマで駐車場に向かいますが、空きスペースが見つからない!!!
結局は、2台でウロウロしても危ないので、N田君に調査してもらい、無事に空きスペース確保。
そしたらちょうど豆頭さんより電話が・・・【どこにいるの?】などとお話して再会。
一緒に荷物受渡しを行ったり、アップしたりと楽しくスタート前の時間を過ごします。
豆頭さん、今日もイケてますよ~
どうですか!見返り美男子ではないですか、まだまだ若い!!!
スタート待機では、年齢別のクラスとかは特に関係なく、第1グループ、第2グループとかでスタートを分けています。
しっかり走りたい人、タイムを狙う人は第1グループだそうです。
最初は、第2グループに入りましたがN田君が【さみしいじゃないですか~】と言うことで、エースに誘われ、のこのこと、お恥ずかしながら強豪第1グループでスタート待機しました。
第1グループには、こんな自転車も・・・
これで走るんですね、かなりの強脚の持ち主でしょうか・・・・恐ろしいなぁ~と思っていたら、大柄な外人さんでした。
さすがですわ・・・かないません。
豆頭さんもストレッチしたりと、スタートまでの時間を有効活用、アップも調子よさそうでした。
周囲はエントラントで人と自転車がわんさか。
各々がスタートまでの時間を楽しみながら待機しています。
そしていよいよスタート前のセレモニーが始まりました。
司会は絹代さんそして栗村監督。
なんと、栗村監督は前日の夜に志賀方面から入ろうとして通行止めで草津に降りられずにグルッと100Km近く回って草津まで来たとの事でした。
これを聞いて、『私をスキーに連れてって』かよ!と一人突っ込みしたのは私だけのようでした(爆)。
当然、絹代さんにはあっさりと流されていましたので・・・
また、このゆるキャラの 『ぐんまちゃん』ですが、ステージ(やぐら)までの階段昇り降りがとても幅的に厳しく、降りる時はちょっとしたハプニングが・・・
即座に反応した栗村監督には、やはりアスリートだなぁ~、判断力が速く、瞬発力あるなぁ~と、妙に納得でした。
草津町長の挨拶も感動的で、開催をやめようか?と悩んだが、草津町で大会を実現させるんだとの強い意志や、町を上げての一大イベントとして認識されていると強く感じました。
また今回は、被災地である福島や宮城県からの参加者もあり、これには会場の全員が惜しみない拍手で会場が一丸となりました。
柿沼プレイングコーチが競技委員長として大会の注意事項を説明した後、スタートとなりました。
スタートは、チャンピオンクラスがスタートしてから第1グループ、第2グループとスタートして行きます。
※スタートからゴールまでの画像は、写真を撮影する余裕などは全く無いのでありません・・・ゴメンなさい。
スタート後は、横にいた外人さんと一緒に上りますが、凄いパワフルにグングン上って行きます。
栗村監督が、最初はペース抑え気味に行った方が良いですよ、などと壇上でアドバイスしていましたが、そんな事は全くなく私にとって見れば、とてもハイペースで集団が走っています。
スタート直後は斜度がそんなにキツイ訳でもなく、集団で走行して行きますが、後ろから何やら聞き覚えのある音が・・・
ゴーォ、ゴーォ って、MTBだ!しかも、私を軽がると抜かしてどんどん前に進んで行きます。
なんて人がいるもんだ、こりゃ凄いところからスタートしてしまったなぁ~
それでも、最初の給水ポイントまではそれなりに走れました。
震災の影響で地割れしている路面もありましたが、補修やペイント表示でわかりやすく、安全に避けることが出来ました。
中盤からは少しキツくなって来ました。
やはり、標高が高いので空気が薄いか?でもそこまでではないか?などと思いながら心拍を確認すると、188でしたので普段と変わりありません。
少し中だるみがあり、中盤では次々と抜かされて行きます。
※写真は下る途中のものです。
でも波長が合う人たちがいたので同調して弱った気持ちに負けないようペダルをまわします。(そこで、まわすぜ!日本と)
植物もなくなってきた頃に絶景に気づきました、この絶景はなんだ? 凄いじゃぁないですか~
気分も高揚してペダルに力が入ります。
※写真は下る途中のものです。
空に上るような景色に感動しながら走って行くと、残り2Kmの看板とその前に多くの応援者が・・・
【ラストだ!がんばれ】 【あと残り、イケ~!!!】とか、応援がうれしく力になります。
しかし、このコースを初めて走る私には、まだ急な勾配があるのではないか?などと弱気な自分がいてスパートは出来ません。
この頃になると、抜きつ抜かれつしていた人たちとも緊張が走ります。(特に一緒にスタートした訳でもないのに・・・)
最後は、あれっと思ったらゴール2、300m手前まで来ていて、ラストスパートは急いでギアをアウターに入れてダンシング!
そしてトップまでギアを入れてガシガシ、時すでに遅し・・・でゴール。
ヒルクライムイベントで最近思うことが、達成感半分ともう少しがんばれたのでは?と反省が半分。
まぁ、なにはともあれ無事にゴール!です。
預けてあった荷物を探しにいきます。
その間も続々とゴールして来るエントラントたち。
係りの方が、預けていた荷物も見つけてくれて至れりつくせりの対応でとてもありがたい事です。
荷物を受取り、soraneko監督を探します。
当然、08小隊エースは先にゴールしているはずですから、監督と一緒か?と、思いきや監督は一人でした。
失礼ながら、記念撮影をお願いしてパチリ、まぁ、何とか完走して満足な表情。
手元の時計では53分を示していましたが、スタート・ゴールのタイムラグを考慮すると、50分ぐらいか?
今回のイベントの目標設定は【50分を切る】ことにしていましたのでどうなったか?
そして、もうひとつの撮影ポイントでも記念撮影。
こちらのポイントでは、列が出来ていて皆さんお行儀良く整列。
この様なスマートさが海外で絶賛されているところでしょうかね、そして協力して言わずとも後ろの方が前の方の写真を撮影してあげると言う形が成り立ってい行くのです。
例外なく私も【こんかいは、やっとこならぬ やったぜ!】で2160mに到着(笑)。
ほんと快晴です、抜ける様なと言う表現通り。
レストハウスでは、暖かいココアのサービスがあるとの事でいただきに。
エントラントだけ・・・と言うことでsoraneko監督には申し訳ないのですが、私だけ頂いちゃいました。
エントリー前に見ていた氷のオブジェ?も実物を確認。
レストハウス展望デッキでくつろいで、そろそろ小隊の仲間もみんなゴールしたろうと、監督がI井君に電話してみると、ちょうどココアをもらっていると。
デッキにいることを伝えて無事に合流することが出来ました。
下山前にレストハウス前に柿沼プレイングコーチが自転車にまたがっている姿を発見。
恐る恐る近づき、声をかけて見たら、
【あれっ、ブリッツェンのステッカーが貼ってくれている!誰だろ~と、思ってたんですよ~】
などと、嬉しいお言葉。
以前、会社に来ていただいた事もお話して、【八方はエントリーされましたか?】などと、お誘いも頂きました。
【もちろん、済みです~ おかげさまで、あれ以来どっぷりと自転車にハマッテしまって】なんてお話させて頂いて(笑)、とても素晴しい時間でした。
ぼちぼち下山。
途中で素晴しい景色に自転車を止めて記念撮影しようと。
こりゃ凄い。
大満足です。
下山途中、もう少しでスタート地点だよ!と言うところで落車事故があった。
路面が溶けた雪の水で濡れていて、そのすぐ先が右カーブと言う場所でしたが、ガードレールにまで突っ込んだのか?
詳細は分かりませんが、顔面から出血している様子。
結構な人がコース上で落車の合図とコース規制、応急処置をしていたので渋滞回避の為にそのまま下りましたが、あまり気分が良いものではありませんでした。
やはり、下りは速度が勝手に出る分、コントロールを失った時のリカバリーの難しさや、落車での身体へのダメージは大きい。
今後も気をつけなければならいない。
でも、この絶景を見たら、興奮するのも分かる気がする、私もこのまま上りたくなって来ます。
スタート地点まで戻ると、何やら人の列が・・・とりあえず完走証をもらえるのか?と、その列に並ぶことにしてみました。
そしたら、なんと!無料で豚汁とバナナを配布。
こりゃ、ありがたいことで!いただっきま~す。
とても美味しかった!最高の味。
その後、完走証も無事にもらうこともできました。
そしたら、記録は・・・48分42秒で目標としていた50分は切ることができて満足・満足!
愛機も監督のマシーンに積載してお疲れさん!後は、サポートし頂いた監督の到着を待つのみ。
それにしてもかなり充実したヒルクライムイベントで、スタッフの方もとてもスムーズな進行。
初めて参加するにも関わらず、分かりやすい案内表示や誘導によりイベントを楽しむことに集中でき、関係された方々のご苦労に感謝です。
さて、まだまだ続くツールド草津レポですが明日は【イベント後のご褒美はやはり!】です。
既に容易に想像はつくと思いますが、食べ物ネタですね(笑)。