ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

マカフェリタイプ 0フレット調整

2009年03月29日 | ナット・サドル作成・調整
マカフェリタイプには0フレットがあります。ナットはストリングスガイドとして機能し、0フレットが実質ナットの役目を果たしているので、0フレットの高さ調整を行いました。



「0フレットがないとギターじゃない」と宣う人もいらっしゃるようですが、確かに、開放弦の響きとフレットを押さえた時の響きには微妙な差が存在するので、「全てのポジションでの均一な音質」を求めるのであれば、0フレットは必要でしょう。オリジナルのマカフェリは設計思想として0フレットを採用したのかもしれませんが、実際には、一筋縄ではいかないナット溝の調整の手間を省くために0フレットを採用しているギターが圧倒的に多いのではないかと思います。しかし、きっちりと0フレットを調整しようとすると、ナット溝の調整に負けず劣らずそれなりに大変なので、何が手間を省くことになるのか、というのは、結構難しい問題です。続き お問い合わせ ABE GUITARS

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