ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Fender Telecaster Custom ナット・サドル調整 他

2012年03月26日 | ナット・サドル作成・調整
テレキャスターカスタムをお預かりしました。ナット・サドル調整です


やや逆ゾリ気味なのでロッドと若干緩めて


ナット溝を深く加工


高さ調整し


マイクロメッシュで磨きます


サドル高さ調整、やや低めに設定


指板のアールに合わせます


オクターブ調整


ピックアップの出力がバラバラだったので、これも調整してバランスが良くなりました


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Taylor 110 ナット・サドル調整

2012年03月25日 | ナット・サドル作成・調整
テイラーをお預かりしております


ナット溝調整


高さ調整して


磨きます。表面は着色してあったので、削って白くなりました。


サドルは通常、底面を削るのですが、オクターブが今ひとつ合わず、削り幅に余裕があったので、上面を削ります


結局、ピークは全弦ホール側になりました


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2004 Martin OOO-28 ヘッド裏ツキ板目止め

2012年03月24日 | 塗装剥離・再塗装
ツキ板接着されました


成形し


ペグ穴を開け


リーマー加工


ビス穴も開けておきます。塗装前にやる理由は、塗装の後にやると穴開けの時に塗膜にダメージを与える恐れがあるからです


ペーパーを当てて木地着色し


目止めをします


前の工程

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2004 Martin OOO-28 ヘッド裏ツキ板貼り付け

2012年03月22日 | ネック関連
補強材加工完了


見た目を考えて、マホガニーのツキ板を貼ることにしました


ヘッド裏を削って


ツキ板を成形し


貼り付けます


前の工程

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Heritage Golden Eagle 指板作成

2012年03月21日 | ネック関連
かなりぼちぼちやっている修理です…→前の工程

取り外した指板は


エンド部分がかなり薄く、底と表面を修正するとペラペラになってしまうので


エボニーで新規作成します


溝を切って


幅を決めて


切り出します


ネックの反りに対して、この厚みでは足りない感じがするので、薄めのエボニー材をラミネイトすることにしました


接着します


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2004 Martin OOO-28 ヘッド割れ補強材加工

2012年03月19日 | その他リペア
ヘッド割れ接着後、補強材を入れるため溝加工します


エボニーを加工


エポキシを注入し


補強材を入れて


クランプで固定します


前の工程 お問い合わせ  ABE GUITARS
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200年後

2012年03月18日 | トム・リベッキー
「こんなもんでいいでしょ?」的な仕事をしない(したくない)という姿勢は、トム・リベッキーから学びました。

詳細は忘れましたが、何かの工程をやる時にいろいろ状況を説明して「ここは、こういう具合に妥協するしかないんじゃないの?」と案を出したら、返ってきた答えは“I hate compromise!(妥協したくない)”でした(直訳すれは「妥協を憎んでいる」なので、かなりきつい表現です)。

ギターの内部をどの程度綺麗に仕上げるかの話をした時も「見えない部分でも手を抜かない、何故なら、200年後に誰かにリペアされた時に、いい加減な仕事をしていた奴だと思われたくないからね」「…(絶句)」

師の辞書に「こんなもんで」はありませんでした。
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「こんなもんでいいでしょ?」

2012年03月17日 | ご挨拶
西村佳哲「自分の仕事をつくる」を、たまたま手に入れて読んでいます。



プロダクトデザイナーへのインタビューを中心に、「仕事」に対する取り組み方の考察がなされているわけですが、参考になる言葉が山ほど。まえがきだけでもグッときました、曰く「たとえば安売り家具屋の店頭に並ぶ、カラーボックスのような本棚。化粧版の仕上げは側面まで、裏面はベニヤ貼りの彼らは『裏は見えないからいいでしょ?』というメッセージを、語るともなく語っている。(中略)様々な仕事が「こんなもんでいいでしょ?」という、人を軽くあつかったメッセージを体現している」

この、耳に痛い言葉に影響されて、というわけではありませんが、塗装中の#016はバックの塗装を剥がして塗り直し中です。



実は三度、剥がしました。最初はキズをつけてしまったため、二度目は木地着色がうまくいかず、三度目はクリヤー塗布までいったのに、ピンホール(針で刺したような穴)が生じたためです。どれも、それなりに補修はできたのですが、とりあえずの補修で最後までやった後でやり直しという、最悪の事態を避けるために、早めに対処しようと思ったわけです。

「こんなもんでいいでしょ?」という仕事はしないように心がけてはいるつもりでも、どうしようもなく妥協して「これで許して下さい」という仕事になってしまうこともあります。でも、手を抜いての「これで」ではなくて、最低でも、最大限やっての「これで」にしなければならないと考えていて、それで今回もやり直しとなりました。最悪は回避できたので、とりあえずの安堵感はありますが、同時に心的ダメージも結構それなりにあって、技量の無さにガックリ、です。が、災い転じて吉にしたいと思います。
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1930's Kalamazoo バック取り外し

2012年03月16日 | その他リペア
熱を加えて


バックを外します


ブレイシングの端が外れています
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1930's Kalamazoo バインディング取り外し

2012年03月15日 | その他リペア
カラマズーをお預かりしております


アーチトップですがバックにブレイシングがあり、外れているので、バックを取り外して補修します


パーツを取り外し


バインディングを剥がしていきます
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#016 塗装開始

2012年03月14日 | 制作過程
塗装に入ります


ピックガードも


前の工程
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1969 Martin D-28 ナット・サドル作成

2012年03月13日 | ナット・サドル作成・調整
D-28をお預かりしました。ナット溝が深くなっていることと、オクターブ調整のため、ナット・サドル新規作成です。


ナットを取り外し、スロットをクリーニング


ビンテージボーンで作成します


弦間を割り出し


溝を切り込みます


高さ調整


オリジナルのサドル


外して作成します


完了


完璧ではありませんが、オクターブも改善されました
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#016 ピックガード作成

2012年03月12日 | 制作過程
ピックガードは、なかなかいい柄が無かったので、ローズで作成しました


成形後、裏面に両面テープを貼り付けます


エッジの処理をし


目止めします


前の工程
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2002 Gibson Les Paul ナット調整 他

2012年03月10日 | ナット・サドル作成・調整
レスポールをお預かりしております。割と簡便なセットアップです。


ナット溝と高さ調整


そしてオクターブ調整です


コンデンサーは何故か片方だけオレンジドロップだったので


もう片方もオレンジドロップに交換しました
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#016 木地着色→目止め

2012年03月09日 | 制作過程
いよいよ塗装に入る、ということで、ペーパーがけをしましたが、バック材は赤っぽいのに対して


サイド材は黒っぽい感じでアンバランスなので(マッチングの材だったはずですが・・・)


木地着色することに


割といい感じになりました


目止めをします


ネックも


マスキングをして、塗装の準備完了です


前の工程
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