ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Ovation 5868 ELITE フレット取り外し→指板修正

2012年07月28日 | ネック関連
オベーションをお預かりしました。一部指板修正+フレットすり合わせ等、です。


ナットを外して


スロットをクリーニングしておきます


11フレット以降を取り外し


指板を修正します


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#017 サイドブレイス接着

2012年07月23日 | 制作過程
ローズでサイドブレイスを作成し


接着します


前の工程
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Martin Tenor Ukulele サドル溝加工+サドル作成→完了

2012年07月21日 | ナット・サドル作成・調整
ブリッジは無事接着されました


ピン穴のリーマー加工と


弦用の溝加工


弦を張って、サドルの位置を決め


平均値を取って、やや太目の溝を掘ります


サドルはエボニーを切り出して成形し


完了。オクターブもかなり精緻に調整できました


前の工程
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#017 バックカーフィング接着

2012年07月17日 | 制作過程
バック面を削ってサイドの厚みを決め


ライニングを接着します


カッタウェイ部分は溝を広げ曲がりやすくして


クランプします


前の工程
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Martin Tenor Ukulele ブリッジ取り外し→作成→接着

2012年07月16日 | ブリッジ関連
オクターブが合わないため、大き目のブリッジを作成してサドルの位置を変えて対処することになりました

ブリッジを剥がします


できるだけ木目の似ている材を切り出し


少し大きめに作成


ピン穴を開け


塗装を剥がします


底面のアールを合わせて


成形します


そして接着


数時間後、はみ出た接着剤をクリーニングし


更にクランプします
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Martin Tenor Ukulele ナット作成

2012年07月13日 | ナット・サドル作成・調整
マーチン テナーウクレレをお預かりしております。


ナット溝が深いので新規作成です


外してクリーニング


エボニーを切り出して


弦の位置を決め


溝加工


高さ調整し


磨いて完了
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#017 進捗状況

2012年07月09日 | 制作過程
サイドユニットを作成したその後、どうなっているかというと

トップにロゼッタをレイアウトして


ルーターで溝加工


ローズと白蝶貝をはめ込み


サウンドホールを開けて


ブレイシングを接着し


削って


トップとサイドを接着


ようやくギターらしくなってきました
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恩寵

2012年07月06日 | ご挨拶
#016制作は、いつになく失敗が多く(もちろん全てリカバリーしましたが)、しかしその分、学ぶことも多くありました。と同時に、仕上がりを確かめ音を出した時に「あっ、こういう事だったのか」と腑に落ちたことがあります。思い出したのは、美学者・佐々木健一氏の一節です。

「美しさというものは人間がつくり出すことができるものではなくて、人間が最大限の努力をした結果、恵みとして与えられる効果なのです。だから、人間は美をつくり出すことができないとまでは言いませんが、少なくとも計算してつくり出すことはできない」(*)

完成させた時の、自分自身での率直な感想は「あれっ、思ったより、いいじゃん」でした。独りよがりではなく、割と客観的な評価として「いい」と思えたのです(絶対的な客観などはあり得ませんが…)。いいものを作ろうと意図し、そこに至るべくなけなしの技術で奮闘はしましたが、緻密な計算をしたわけではなく「できるだけ綺麗な仕上がりに、音はこんな感じで」くらいの、漠然としたイメージと希望的観測を持っていたに過ぎません。これまで作ったギターも、多分そうだったのだとは思いますが、今回は特に「計算してつくった訳じゃない」ということを、改めて実感したのです。

それは、佐々木氏が言う「恵みとして与えられる効果」であり、失敗に挫けず仕上げた事への「恩寵」なのかもしれません。単なる自画自賛と言われればそれまでですが…。何はともあれ、ようやくできて、肩の荷が一つ降りました。

(*)爆笑問題・佐々木健一「爆笑問題のニッポンの教養:人類の希望は美美美」講談社(2008年)p34

対談の中で、佐々木氏は次の様なコメントもしています。
「僕の好きな話に、聖書の創世記があるんです。神様が六日間かけて世界をつくって、人間をつくって、創造が終わって七日目に休む。(中略)そこで神様が自分でつくった世界を眺めた。そうしたら、『できあがった世界が非常によかった』と聖書に書いてあるんです。でも、神様は全知全能なので、つくる前からいいものができるに決まっているはずなんですよ。見なくたっていいものだって分かっているはずなのに、いちばん最後に世界をみるとよかったと。それがどういう意味かというと、美しさとは、見て初めてよさが分かるということだと思うんです。何かをつくって、その全体がほんとにいいものかどうかは、美しさによって測っているということなんですよ。美しさはつくり出せない。全知全能で、いろいろな可能性を考えて最上のものを選べる創造主であっても、出来栄えは見て確かめるしかない。美しさっていうのは、けっきょく計算を超えたもの、知性を超えたものなわけですね。(中略)芸術家も、ほんとうに美しいものができた時は、まるで自分がつくったものではないかのようなものとして、美を経験するんじゃないかと思うんです」(前掲書 p113-115)
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#016 ARTISAN D type 完成

2012年07月03日 | 作品
ようやく#016が完成しました。

トップはシトカスプルース


サイドバックはインディアンローズウッドです


指板・ブリッジ・ブリッジピン・ヒールキャップ・ヘッドプレート…ローズ三昧です


ペグはGOTOH SGL510Z、ポストの高さを変えられるH.A.P.A.機構付きです


バインディングはメイプル、一部寅杢あり


ピックガードはローズで作成していましたが、赤のサンバーストにしたら合わなかったので、この柄に変更しました


お問い合わせ ABE GUITARS
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