ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Fender Telecaster ナット作成+サドル・オクターブ調整→完了

2011年05月31日 | ナット・サドル作成・調整
ナット作成に入ります。牛骨を成形し、高さの目安をつけて


1・6弦の位置を決めた後


弦間の距離を割り出します


溝を切り込み


高さ調整し


磨いて完了


サドルの高さ調整をします


指板のアールに合わせます


オクターブ調整


交換したサドルは特殊な切込みが入っているため、しっかり調整できました


交換したピックアップは各弦の音量バランスがイマイチだったので、ポールピースの高さを調整してバランスを取ったらこんなに↓極端に。ボディに固定されているので全体のかさ上げはできず、リアとの音量バランスを取る必要もあり、こうならざるを得ませんでした。音量バランスは、アンプその他の再生環境にも左右されますし、極論すれば個人的な好みの世界になってしまいますので、最終的な判断はご本人にお任せすることになります…。


前の工程
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Fender Telecaster パーツ交換

2011年05月30日 | その他リペア
ピックアップ他、パーツを交換します
 

交換用のパーツ群↓


ブリッジ


サドル


ピックアップ


ピックガードは透明なものに。シングル用なので、ハム用に加工します


微妙にずれているビス穴もあるので、穴を拡げるなどして微調整します


ネックポケットの部分も補正し


交換完了しました


前の工程
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S.Yairi ニューヨーカータイプ ネック折れ補修(続き)

2011年05月29日 | ネック関連
ネック接着後、指板面をクリーニングし、平面を出します


専用のカウルを作成し


指板を接着します


前の工程
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S.Yairi ニューヨーカータイプ ネック折れ補修

2011年05月28日 | ネック関連
Sヤイリのニューヨーカータイプをお預かりしました


ネックがザックリと折れています


指板も剥れており、このまま接着しても隙間が生じてしまうので


まずは指板を剥がすことにしました


その後接着です
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BLUE BELL F-300 サドル溝加工・PU取付・サドル作成→完了

2011年05月27日 | アコギPU取付
サドルの溝が浅いので


深く加工します


LR BAGGSのelementを取り付けます


サドル溝にトランスデューサーの引き込み穴を開け


エンドピンジャック加工をし


コード類をタイでまとめて


取り付けます


弦用の溝加工をし


サドルを作成し


ピックアップのバランスを取って完了です


サウンドホールに付けるボリュームは、ブレイシング位置の関係上、こんなところになりました
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BLUE BELL F-300 ナット作成

2011年05月26日 | ナット・サドル作成・調整
BLUE BELL F-300をお預かりしました


まずはナットの新規作成、オリジナルの1・6弦の位置を計測して


外してスロットをクリーニングします


1・6弦の内側の距離を測定し


各弦の弦間を割り出し


溝を切り込みます


高さ調整し


磨いて完了
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Takamine TSA-10 ネックヒーター修正

2011年05月25日 | ネック関連
タカミネのTSA-10をお預かりしました


御多分に漏れず、ヒーター修正。絶対にやらなければならない、というわけではありませんが、少しでもネックの反りを修正した方がサドルの削り幅を少なくすることができるというものです。
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Taylor 615 ネック折れ補修

2011年05月24日 | ネック関連
テイラー615をお預かりしました


ネック折れです


ペグを外し


接着剤を注入し


クランプで固定します
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YAMAHA GC-20S ナット調整・フレットエッジバリ落とし

2011年05月23日 | ナット・サドル作成・調整
ヤマハGCをお預かりしました


まずはナットの溝調整と


高さ調整


フレットエッジにバリが生じているのでヤスリで落とします


エッジの角も


落として丸めます


マイクロメッシュで磨いて完了です
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TACOMA C1C ナット・サドル調整→完了

2011年05月22日 | ナット・サドル作成・調整
ナット溝の調整と


高さ調整をし


磨きます


サドル底は湾曲していたので平面を出し


ピン穴のリーマー加工と


弦用の溝加工をします


これで完了の予定でした。しかし、ピン穴のテーパーは合っているにもかかわらず、ピンが埋まってしまい、取り外しに難が生じてしまいました。カウンターシンク(穴の面取り)部分が深く加工されていることが原因です。ピンが埋まってしまうほどに深いカウンターシンクはこれまで経験がありません。やってみて初めて気づくことも多いのです。

面取り部分を浅くするために若干ブリッジを削らざるを得ず、削ってみたらブリッジは塗装されていたため再塗装を余儀なくされました。オリジナルと完全同色を目指したものの、残念ながら若干濃い目の色になってしまいました…。
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TACOMA C1C フレットすり合わせ

2011年05月21日 | ネック関連
タコマC1Cをお預かりしました


フレットのすり合わせです


その前に、6弦側の指板エッジの面取り幅を大きくします


平面を出して


ファイルで成形


磨いて完了


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Ovation Adamas 1687-2 ナット調整・サドルシム作成

2011年05月20日 | ナット・サドル作成・調整
オベーションアダマスをお預かりしました


まずはナット溝の調整


高さ調整して


磨きます


そもそも弦高が低めで、ハイポジションでの音詰まりがあったため、弦高を上げる必要があったわけですが、サドルはすでに数枚のシムでかさ上げされた状態です。これでも弦高が低いのは、ネックの仕込角が大きい(深い)ことに起因しています。


そのシムは使わず、ローズでかさ上げすることにします。この方が音の振動も確実に伝達されると考えるからです



これが元々の弦高


弦高を上げた状態、かなりかさ上げされたのがわかります。両端が固定されているのでサドルは倒れてこないとはいえ、かなり傾いています。理想の修理は「ブリッジの厚み自体を増やしサドルの出幅を減らす」という方法です。


さらに、オクターブが合わないので、牛骨を切出してサドルに付け足します


2・5・6弦のみ補修が必要でした。ピークはかなり後ろです。


完了時の写真は取り忘れ、悪しからず。

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Fender Telecaster フレットすり合わせ

2011年05月19日 | ネック関連
テレキャスターをお預かりしております。ピックガード・ピックアップの交換他、諸々。


ネックを取り外して


まずはフレットのすり合わせから


ナットを取り外し


平面を出し


ファイルで成形します。まずU字型で


三角ファイル(大)で


三角ファイル(中)で


右から 平面を出した状態・U字型・三角ファイル(大)


右から 三角ファイル(大)・三角ファイル(中)・磨いた状態、です。あまり違いがわからないかも、ですが…


マイクロメッシュで磨き


完了しました


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2008 Martin D-45 バック打痕補修

2011年05月18日 | 塗装剥離・再塗装
D-45をお預かりしております


写真には写らないくらいの打痕がバックに生じています。一度部分塗装をした跡があり、それなりの仕上がりにはなっています。部分塗装ではどうしても境界部分が目立ってしまうので、現状以上の仕上がりを目指すためには全体の塗装が必要です。


それなりの回数ラッカーを吹付けても、打痕部分には沈み込みが生じます。打痕そのもの、というよりは、一度部分塗装した時にペーパーを当てたであろう部分全体が沈み込んでいるようです。塗装はやってみないとわからないことが圧倒的に多いため、納期を正確に予想するのは不可能で「希望的観測」以上のことは言えません。

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Gibson J-180 ネック折れ補修

2011年05月17日 | ネック関連
以前、フレット交換などでお預かりしたJ-180


残念ながら、ネック折れでお預かりです


ペグを取り外し


接着剤を注入し


固定し


接着できました


本来は補強材を入れ、塗装も行いたいところを、諸般の事情で今回は接着のみです。激しく倒したりぶつけたりしなければ再度の折れは無いと考えます。しかし「絶対に」ということはないので、弾かない時は弦を緩めるなどの対策は必要かと思います。

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