諸般の事情で、これまできちんと撮影できなかったギターを、オーナーにお願いしてお借りし、先日、某写真スタジオにて撮影を行いました。
撮影のたびに思うのは、計算して狙ったような効果を得ることは、かなり難しい、という事です。光の加減、被写体の素材・色、配置による印象の違い…写真を構成する要素を考えるとキリがないので、そこはカメラマンの経験から来る「勘所」に頼らざるを得ないわけですが、それでも単に「お任せ」するわけにはいかず、自身の狙いを的確に伝える事が一番大事なポイントで、いわばディレクター的な要素が必要になってきます。その「ディレクション」を基にしてやり取りしながら、最終的な落としどころを探っていくわけです。これはある意味、どんな仕事にも共通する事だと思うので、自身の仕事にフィードバックさせることも考えつつ、撮影に立ち会っています。
ホームページには、年明けにアップする予定です。