ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

#008 ネック折れ補修(その3)

2020年04月26日 | ネック関連
マスキングして塗装


裏のプレートとネックの境界部分は濃い目に着色します。


最終的に裏面はツヤ消し塗装です。


ロゴは微妙に黄色っぽく着色し、経年の感じを復元。無残な姿から無事、復活しました!


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#008 ネック折れ補修(その2)

2020年04月24日 | ネック関連
エボニーのヘッドプレートを接着
 

ペグ穴を開け


バインディングを付け、ロゴを入れ、塗装前にセットアップをしておきます。


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#008 ネック折れ補修(その1)

2020年04月22日 | ネック関連
昨年秋に受けた修理を紹介します。

#008 OM、見事にネックが折れました(写真はオーナー提供)。


作って15年近く経ちます。その間、ネックのヒビ割れ修理を1回、裏面のプレート貼り直しのネック折れ修理を1回やりました。
#008 ARTISAN OM - ABE GUITARS
#008 ARTISAN OM ネック折れ補修 其ノ壱 - ABE GUITARS

その経緯もあり、特に今回はヘッド部分が完全に分離してしまっているので、再発の恐れも考えて、ネックそのものの新規作成を提案しました。ネックを新しくすれば、再発の恐れは基本的になくなります(倒したらダメですが…3回とも、倒してしまったので、ネック折れになったわけです)。その反面、ある程度の音色の変化は避けられないわけですが、長年弾いてきた愛着のある音色は残したい、というご意向が強かったので、強度を保つ方法を考えることにしました。

まずは、表のプレートを剥がして、ヘッドを接着します。
 

当方のギターには、トラスロッドの両脇にカーボンファイバーを埋め込んであります。ヘッドにもカーボンを埋め込み、ネックのカーボンに接続するような形にして、ネックとヘッドの一体化を図り、強度を稼ぐという方法を採用する事にしました。


エポキシで接着します。


カーボンの上面にはエボニーを重ね、ナット部分の欠損部も補修します。


(続く)

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