茶席ならアクセサリーを外すべきなのですが、結婚指輪は見逃して貰えるようですね。私の母の残された写真を見ても、記憶のなかでもジュエリーは割合付けているようでした。金の細いネックレスや時計、指輪も大きめの物で楽しんでいたました。着物にはアンティークの指輪が良いですね。翡翠の指輪や珊瑚の指輪は重宝します。帯留も数点ありますが、焼き物や銀細工もあります。カメオや真珠の物もあって結構お宝です。
今週の呉服店のドミナントはジュエリー。以前にも出会ったデザイナーで女性なので女心に響く作品が多いです。石を数点見せて貰ってデザインして貰うという方法なのですが、今回は石が話をしてくれないのです。体調も悪かったのですが、何故かダメ。デザイナーにはっきりそのことを言ったら「そうなんですよね」と納得してもらえました。売りつけたいわけじゃない。気に入ったら・・・・と本気で言う。次の大きな展示会のために新たに着手している作品があるとか。楽しみです。
着物には指輪と帯留くらいしか宝石はいらないのですが、最近掛け襟にワンポイントで小さなデコやブローチをすることもあって楽しみが増えましたね。
足袋にもデコを施したり色々変わってきたことも多いので、おばさま方には閉口されます。何しろ白半襟と白足袋が一番正しい着物の着方だと信じているので敢えてケンカはしたくないので、スルーしますが、池田重子さんのようにもっと自由にコーデを楽しんでもらいたいですね。
でも茶席は別。定番で良い。これはこれで別の文化ですから。先日茶会で茶席用の前幅が広めに誂えた着物を着て行ったら教授から褒めて貰いました。敢えて今茶席用に誂えるという事は無いようです。母の残した着物を見ると茶席用か普段用かが前幅で分かります。裾まわしに一筋図柄があったりする。これは着席した時にちらりと見える。粋な心遣いです。