気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

アドバイスって難しい

2008-01-09 11:27:42 | ボウリング

ホームレーンに通うようになると顔見知りが出来ます。友達になったり只の知り合いで終わったりもしますが、挨拶だけの間柄でも同じ「ボウリング仲間」です。増えれば増えるほどうれしいことです。

リーグの前に練習をする人もいます。休日や仕事帰りに練習に来る人もいます。他人の練習を眺めていると欠点に気がつくことがあります。ゲーム中にスコアを崩す原因を本人より先に見つけてくれるのは後ろから見ている仲間です。ボウリングはフォームが大事ですからそこに大きな問題がある場合はすぐにわかってしまいます。それを注意(アドバイス)してあげるかあげないかはその方の性格や親密度、熱心度によって違います。中にはアドバイスをすることが「趣味」になっている人もいます。当を得ているのであればありがたいのですが、あまりにもマニアックすぎたり理想論だったりするとありがた迷惑です。また性別により骨格や体力・腕力の違いから、男性に出来ることが女性に出来なかったり、その逆も多くあり得ます。中級以上の方へのアドバイスはほとんど出来ないと言うことになります。相手が初心者の場合は教えることは山ほど有りますからネタに困ることは無いんですが^^;

さてリーグ参加するAさんはとても練習熱心です。でもある欠点がありました。右肩が大きくさがり手投げになってしまいコントロールを失ってしまうこと。もう一つはスペアーが取れないことでした。スペアーの取り方は様々ですが彼はどんなピンが残ってもスペアーボール(曲がらない系)でトライするのです。取れないなら取れるようにアジャストしなくてはならないのに、果敢にトライする割には全然違う軌道をとってしまい、ピンに掠りもしません。首をかしげながらなげているので、何故スペアーボールを使うのかと質問しました。彼の答えはとあるDVDを見たからだと言うのです。有名なプロのレッスンDVDです。理論的には間違っていないのでしょうが、自分に合わないと思ったら変えようとか止めて他の方法を探すとかしないの?と再び質問を重ねると「う~ん」とうなってうつむいてしまいました。

基本的にゲームは一個のボールで間に合います。一投目はポケットに入るように投げます。運悪くストライクが来ない場合でも一投目と同じ投げ方で投げます。残ったピンの位置によって肩の角度を変えたり立つ位置をずらしたりして対処するのが普通です。10番ピンの場合だけ特殊なのでスペアーボールを使用するというのがほとんどのケースです。(左投げの場合は7番ピンになります)

Aさんの考え方でもきちんとスペアが取れるのであれば問題はないでしょう。しかし取れないと「悩んで」いるのだから工夫が必要です。彼へのアドバイスは国体参加も経験し高齢にもかかわらず皆勤参加のKさんがしてくれました。

まずは一つのボールで自分のボールの軌道をきちんと把握すること。何回投げても同じ軌道が通れるように練習すること。スペアボールは10番ピン以外は必要ないと思うので、使用はしばらく控えてみてはどうか・・という内容です。曲がりが同じであれば通るスパットを変えてやればねらったピンに当て安くなるのです。しかも正面から取る練習をするべきだとも言っています。これは昔私自身も言われたことです。スペアを取る、しかしピンは真後ろに飛ぶように正面からボールを当てる。これがしっかり出来ていればいざ本番でちょっと間違ってもスペアはとれます。本番では掠ってもなんでも倒れれば良いんですからね。

Aさんは当日は納得していないようでした。しかし誰にもアドバイスを受けずDVDだけを信じて練習していたので無理もありません。

ボウリングのDVDは沢山発売されていますがどのやり方でも基本は同じです。(アメリカンスタイルのクランカーボウリングは別ですけど)しかしちょっとした事が自分に合っているのかどうか、出来るのかどうかはやはり現場で見てもらいチェックして貰うのが良いのです。

アドバイスを柔軟に受けいれて練習を重ねると上達も早いです。

新春初リーグ戦の成績

お父さん182Av(8位)お母さん199Av(2位)長男108Av(BM)長女111Av(BB)でした。