気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

『原爆の子』を渡されて・・・・

2012-01-06 20:05:13 | 日記・エッセイ・コラム

 震災で心を痛めた子供たちへと広島の原子力爆弾で被爆しながらも頑張ってきた方々の手記が乗せられている本が寄贈され、我が家の長女が学校から持ち帰りました。ものすごく怒りながら。「何考えてんだか!」と怒り心頭!!!!

 そうなんです。被爆と被曝は違う。原子力発電所の事故による物は外部被曝であって、広島長崎に落とされた原爆によく熱傷・熱風・やけどや大量の放射線を浴びた場合の障害であって今回は低線量で今すぐどうかなるというものではないのです。この本を読むことによって逆に「被爆者になった」感があってとっても複雑。

 確かに広島や長崎の方々は大変だったと思います。同じく戦争体験者は今よりずっと大変だったと語ります。震災どころじゃないって。確かに。東京大空襲だってすごいですよね。

 震災と一緒ではないが力になれないかと思ってとの著者の主旨はとてもよくわかります。何とか前を向き頑張って欲しい。頑張れた自分たちが応援しているよって、ありがたい。でもね。違うんですよ・・・・。

 先の見えない不安。いつまで?頑張ったら元に戻るのか?補償はいつまで続くのか?仕事は学校はこれから先の健康は?どうなるの?誰も知らない分野です。低線量を長期間浴びた場合の症例なんてないんですからね。モルモットですよ。でもそれでもいいのです。今後同じ事故が起きた時にどうすればいいのか、どう行動すればいいのか。検証して正しく役立ててもらえたらよいと思います。

 著者と直接話したんですけど自分も反省するべきことがあるようだと言ってました。何を?