愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
代表の久田です。
九州北部豪雨水害に関して、次のボランティアバスは?というようなお問い合わせをいくつかいただいています。
出したくても出すことができません。
被災地からは、報道の減少とともにボランティアが少ないというSNSなどでのメッセージがいくつもあります。
私としても、第2回、第3回とボランティアバスを出したいとは思っています。
しかし、残念ながら7月14日~16日に実施したボランティアバスは、
高速道路が無料になったためになんとか採算割れはしませんでしたが、
2回目を出せるような状況ではありません。
理由はいくつかあるとは思いますが、参加費2万円、最低催行人数35人が
重い足かせになっていることはまちがいありません。
2015年9月に実施した栃木県鹿沼市台風水害ボランティアの参加費は11,000円、最低催行人数20人でした。
結果として、大型バス1台、マイクロバス1台で実施しました。
参加費高騰の要因は、高速道路での相次いだ重大バス事故対策です。
2000年の森喜朗内閣の時に、貸切バス事業の免許制が廃止され、
輸送の安全性を担保できるような要件を備えているかを審査する、許可制に移行しました。
同時に、料金の設定も、事業者が自由に設定できるようになりました。
規制緩和の結果、貸切バス事業への新規参入が増え、過当競争のため価格競争になり、バス料金が安くなりました。
このことは利用者としてはありがたいことですが、ドライバーさんの賃金労働条件が悪化し、バスの安全管理も悪化しました。
こうした規制緩和が重大事故の要因になっています。
国土交通省は、規制緩和そのものは見直さず、適正(つまり高額)なバス料金にするように強く業界を指導しました。
安全性軽視の価格競争は適切ではないと考えています。
高額なバス料金がドライバーさんたちの賃金労働条件の改善と、バスの安全管理に繋がるように、
国土交通省は強く指導すべきであると考えています。
さらに、旅行業法の厳格適用によって、旅行代理店を通さなければボランティアバスの運行ができなくなりました。
通常は参加費の10%程度が旅行代理店のツアー主催経費となります。
愛知ボラセンの場合、㈱中部キャラバンさんから格別なご配慮をいただいていますが、それでもプラスアルファは必要です。
マイクロバスを利用し、自前のドライバーさんで運行する形態は、参加費を安価にすることができます。
しかし、これは道路輸送法上の問題があると国土交通省から指導がありました。
これに関しては、私の教え子で、かつて愛知県高校生フェスティバル副実行委員長だった今枝宗一郎衆議院議員(愛知14区選出)が
(愛知ボラセン専務理事の田中は元実行委員長で、スタッフ全員が元実行委員、私も同実行委員会顧問団長)
国交省幹部との交渉の中で、参加費として一括して徴収するのではなく、
マイクロバス運行経費は参加者で頭割りし、くぐなり食堂経費や愛知ボラセンの必要経費を別に徴収すれば、
道路輸送法違反にはならないという回答を国土交通省から引き出しています。
最近の報道では、災害ボランティアバスに関しては、旅行業法の適用からはずすというような観光庁の案が示されています。
もしそうなるとすると、再びマイクロバスを利用したボランティアバスをすることは可能になります。
マイクロバス時代、愛知ボラセンは安全管理については細心の注意を払ってきました。
運転手さんとしっかりとした雇用契約を結び、採用にあたりドライバーとして必要な健康診断、
運行時の休憩、現地での仮眠など、
国土交通省が定めた安全基準以上のことを心がけてきました。
マイクロバスはトヨタレンタリースさんから借り、車両整備は確実に行われていました。
ドライバーさんたちはほんとうに丁寧に安全に運転をしてくださいました。
なお、安全運転に問題ありと判断したドライバーさんを、これ以上の運転はさせられないと判断し、
違約金を支払ってまで解雇したこともありました。
愛知ボラセンは可能な限りのことをして、少しでも低額でボランティアバスを出せるようにしてきたと自負をしています。
しかし、中部キャラバンさんにお世話になり、
貸切バス安全性評価認定制度三ツ星の鯱バスさんのバスに乗ったときの安心感や安全感は、
マイクロバスとは比較にならないものがあります。
参加費は低額であることにこしたことはありません。
しかし、それと安全・安心は引き換えにはできません。
マイクロバスのシートはほとんどリクライニングしません。
マイクロバスは参加者の荷物を積むのが精いっぱいですから、スコップなど自前の泥だしグッズを持っていくこともできません。
そういうことを勘案すると、安全性の担保から、私は三ツ星の大型バスをできるだけ利用すべきであると考えています。
そして、愛知ボラセンのボラバスの経験から、以下の理由で、大型バスによる災害ボランティアバスが有用であると考えています。
❶何よりも運行の安全性。自家用車などを利用してボランティアが交代で運転することとは、安全性は比較にもなりません。
❷まとまって行くことで、各種の渋滞を緩和できます。
⑴7月16日(日)午前は、ボランティア参加者の車で高速道路の出口渋滞が発生したとのことです。
ボランティアの自動車は高速無料申請をもっていますが、それはETCカードは使えず、有人の料金所へ行かなければなりません。
⑵災害ボランティアセンターでの受付の渋滞も緩和できます。
愛知ボラセンは参加者名簿を前日までに日田市災害ボランティアセンターに送り、当日の受付を省略しています。
❸大型バスだからこそ、自前の泥だしグッズや応援タオルも持っていくことができました。
自前の泥だしグッズを用意する団体は、団体として一定の泥だし能力も有しているといっても過言ではないと思います。
❹事前に経験者を中心に班分けをし、初参加者も各班に分散でき、「能力」の均等化を図ることができます。
❺事前に班分けをすることで、グループがまとまります。
集団としてまとまっている40人の方が、人間関係の希薄な40人と比較して、いろいろな点でメリットがあります。
❻事前に活動場所などが分かれば、活動場所の近くまで自前で行くことができます。
ここでも災害ボランティアセンターの手を煩わせません。
❼0泊3日(バス車内泊)は、土日休みの方々にはちょっとだけ無理をすれば参加できる形態です。
以上から、
1⃣災害ボランティアは大型バスでまとまって参加することには上記のような様々なメリットがあり、
できるだけ大型バスでの参加を誘導すべきだと考えます。
2⃣もしも被災地にボランティアがゼロだと仮定してください。
その場合、泥だしなどの活動は、自治体は業者さんなどを通じてすべて有償でしなければならないことになります。
この点からも、ボランティア参加者ができるだけ増えるような方途を国は考えるべきだと考えます。
3⃣災害ボランティア経験者を増やすことが、地元で大きな災害が起きたときにまっさきにいろいろな活動をする人を育成します。
この点からも、ボランティア参加者ができるだけ増えるような方途を自治体は考えるべきだと考えます。
こうした観点から具体的な災害ボランティア助成私案を考えました。
今後、愛知ボラセン理事会、運営委員会などでの議論を経て、ブログで提示し、多くの方々のご意見を伺い、
災害ボランティア助成実現に向けて活動を進めていきたいと考えています。
代表の久田です。
おそくなりましたが、7月14日(金)~16日(日)に実施しました大分県日田市豪雨水害ボランティアについて報告します。
今回の参加者は31人に、スタッフとして私と石田が参加し、総勢33人。
参加者は、中学3年生から78歳まで、愛知ボラセンらしく幅広い世代の方々が参加されました。
バスは安全・安心の鯱バスさん。
鯱バスさんは公益社団法人日本バス協会の貸切バス事業者安全性評価認定制度三ツ星。
タオルの仕分けなどをされていたボランティアさんを含む20人以上の方々の見送りを受け、定時に出発。
さらに、滋賀県在住のRさんが大津SAまで見送りにきてくれました。
バスは予定よりも早く7時30分に、日田市大鶴地区に到着。
事前に日田市災害ボランティアセンターにボランティア参加者名簿を送ってあるため、
災害ボランティアセンターに立ち寄る必要はありません。
また、日田市災害ボランティアセンターで活動されているNPO愛・知・人の赤池博美さんが、
私たちの活動をコーディネイトしてくださっていますので、
到着までに、10人、10人、5人、5人で4軒の被災されたお宅の泥だしが決まっています。
5人一組の班長さんを中心に自己紹介も終え、初参加の方は各班に1~2人にしています。
愛・知・人のメンバーとして参加されたNさんは、15日に私たちと一緒に活動されました。そして、
「16日も同じお宅で作業させて頂きました。でも前日と違って、今度は一般のボランティアさんでした。
ここでやはり、愛ボラさん達のチームワークの良さを感じました。作業の進み方が全然違いましたね。」
とフェイスブックで評価してくださいました。
無駄に待つこともなく、確実に活動でき、そして作業の進み方が早い、
こうしたことが愛知ボラセンのボランティアバスの特徴です。
さて、赤池さんは日田市災害ボランティアセンターのミーティングがあり、
大鶴地区到着は早くても午前9時とのこと。
バスが着いた場所は、やさい工房・沙羅、公民館、消防団のある公共エリア。
どの施設も中まで泥がはいり、消防車は泥につかって出せなくなっていました。
公共エリアの泥だしは後回しになるのではないかと思って被害状況を見ていました。
そこへ、やさい工房沙羅の関係者とおぼしき方がいらっしゃいました。
伺うと、大鶴まちづくり協議会理事で、やさい工房・沙羅の店長をしていらっしゃる井上榮吉さん。
ウォーミングアップかわりに、沙羅の泥だしをさせてくださいと押しかけボランティア。
これが豪雨前の沙羅。
さっそく沙羅の泥だしを始めました。
生ものもあったため、店の中は腐敗臭がきつく、マスクなしでは活動できません。
井上さんによると、沙羅では、約170軒の農家さんの野菜やお米を販売していらっしゃいます。
9年前から沙羅を始め、2015年11月に現在のところに新しいお店を建てられました。
借金もまだまだ多く、泥につかってやる気が失せていたとおっしゃっていました。
さらに自治会長の石井さんから、被災者が集まれるようにテントを張りたいと依頼され、
少し離れたところにテントを建て、テント重しには、ボランティアさんのアイデアで
土嚢袋にそのテント近くの泥をつめてテントを設営しました。
その後、赤池さんが大鶴地区に来られ、4軒の家で泥だし。
沙羅の泥だしも終わらせたかったので、各班から1人ずつ志願していただき、6人で沙羅の泥だしも続けました。
どのお宅も水気の多い泥に襲われていました。
愛・知・人の皆さんや社協から来られたボランティアさんたちと一緒に活動をしました。
根太を汚したり、傷つけたりしないように養生テープをはり
泥を運びだす動線にはブルーシートを貼り、床養生もします。
畳の部屋は、畳を上げ、床板をはずせば、部屋全体の泥だしを多くの人の手ですることができます。
しかし、フローリングなどの部屋はそういうわけにはいきません。
床板を1m四方くらい丁寧に切り、そこから床下にもぐります。
写真左から3枚の床板を切ったとろこが、床下への入り口です。
「もぐら」と言われる泥だしです。暗く狭い床下で泥と格闘するボランティアさん。
右端のお二人は78歳と77歳。
72歳の被災者さんが、自分より年上の人がボランティアに来られているので、
自分ももっとがんばらないとね、とおっしゃっていました。
このお二人、しっかりと活動もされていますが、そこにいらっしゃるだけで、励ましになります。
この日は相当暑く、狭い中での活動のため、作業は20分もすれば、ふらふらに。
私も左掌を骨折しつつも、スコップを握り、沙羅の泥だしをしましたが、
20分もたつと意識がやや朦朧としてきました。
午後4時に、作業を終えると、大鶴地区の大肥本町自治会長の石井さん(写真左)と
沙羅の井上さん(写真右)がぜひ皆さんにお礼をということでご挨拶を頂きました。
愛・知・人の赤池代表
なお、愛知ボラセンでおなじみの方が何人も、それぞれの車などで被災地入りされ、ボランティア活動をされていました。
大鶴の造り酒屋の井上酒造さんにおじゃましました。
実は井上酒造さんは土日はお休みです。私が石井さんと井上さんと雑談している中で、井上酒造の話になり、
ぜひ井上酒造に寄ってほしいと、井上酒造さんに電話してくださいましたが、不通。
残ったタオルを大肥地区の倉庫にもっていくことになっていましたが、その倉庫と井上酒造さんがすぐ近くとのこと。
さらに店長の井上さんのご自宅は井上酒造さんの隣で、お友達。
お二人は休業の蔵に中に入り、「専務!!!」と大きな声を出して、急きょ私たちのために営業してくださいました。
朝とはちがって、すっかりお元気になられた感じのお二人でした。
石井さん、井上さん、井上酒造さん、ありがとうございました。
下の写真は私と専務の井上百合さん。百合さんは東京で30年ほど暮らした後、家業を継ぐために日田に戻られ、
杜氏見習いから酒づくりをはじめられました。
私は百合さんが仕込んだ純米吟醸 角の井「百合仕込」を買い求めました。
活動後のこういう交流もうれしいものです。
ちなみに試飲をしたのは自宅に戻ってからです。
その後、薬湯夜明温泉で、汗を流し、
日田焼きそばの元祖・想夫恋さんで歓待を受けました。
想夫恋さんは人気のお店で30台以上収容できる駐車場はほぼ満車。
待っているお客さんも多く、あきらめようとしたところ、
お店の中から、女将さんとおぼしき女性が来られ、
通路のようなところに、ここにバスをとめてくださいと。
さらに事前の電話確認には土日の予約は受け付けていませんとのことでしたが、私たちの座席を予約しておいてくださいました。
おいしくボリュームのある日田焼きそばを全員が完食。
そしてなんとテーブルごとに大皿にのったデザートのスイカと、一人1本のコーラのサービス、
さらには愛知ボラセンへの活動費寄付までいただきました。
ありがとうございました。
そして、安全・安心の鯱バスは、無事に定刻通り、16日(日)午前7時30分に東別院に到着。
20人ほどの方々にお出迎えいただきました。
ありがとうございました。
代表の久田です。
明日、夜、出発の九州北部豪雨水害ボランティアバス。
まだ座席に空席があります。
今からの参加申込、大歓迎です。
活動は、大分県日田市大鶴地区。
日田市の北部に位置し、北側は福岡県東峰村、西側は福岡県朝倉市で、周囲を山に囲まれた地域です。
泥が家屋を襲ったという感じです。
大鶴地区で活動されている愛・知・人の赤池代表と恵藤さん。
恵藤さんは泥の中で活動されています。
泥が家を襲っていますので、泥だしにはそうとうの労力を要します。
また、できるだけ丁寧に活動をしたいと思います。
力のある人にはそれにみあった活動が、
非力な人にはそれにみあった活動が、それぞれあります。
一人で多くの方のご参加で、少しでも多くの泥をだしていきたいと思います。
ご参加よろしくお願いします。
参加申込はこちらからお願いします→http://aichiborasen.org/volunteer/201707_kyushu_bora
代表の久田です。
大分県日田市在住の方がネットでタオルを募集され、うれしくもたいへんな状況になっているという報道がありました。
それに関連して、愛知ボラセンにも問い合わせをいただいていますので、タオル募集に関して少しご説明させていただきます。
災害時の物資募集はいろいろ気をつけなければならいことがあります。
タオルの中古はどこの家庭にもたくさんあり、募集をかけると大量に集まります。
東日本大震災では、生命保険会社が大量にタオルを集めたものの、届け先がなくなって困ったタオルを引き受けたこともありました。
こうしたことを考え、九州豪雨の被災地へ全国から大量のタオルが届くであろうと考えました。
そこで、愛知ボラセンの活動で使うタオルを自前で調達することを主目的とし、
ボランティアバスを出す1日だけ、ボランティアバスの集合場所で受付をすることにしました。
なお、使い残したタオルはできるだけ私たちの手で被災者の皆さんにお渡しするつもりです。
さらに、仕分けボランティアさんを募集して、仕分けをします。
それは同じサイズの段ボール箱に詰めなおすためです。
大きさの違う段ボール箱につめては、輸送にも保管にも支障をきたします。
仕分けには人手が必要です。ですから当日、仕分けのボランティアさんも募集しています。
なお同じサイズの段ボール箱は、引越業者さんから引越用に一度使ったものを無料でもらってきます。
引越用の段ボールは原則使い捨てのため、倉庫には大量の同じサイズの段ボール箱があります。
処分をするのにも費用がかかりますから、業者さんからは無償で提供していただけます。
また、被災地に物資を送るだけというのは実は問題があります。
被災地では全国から送られてきた大量の物資を整理し、配布する人手が必要だからです。
ですから、愛知ボラセンは名古屋で仕分けし、自分たちで配布するということを活動の原則として、
東日本大震災の時から実践しています。
タオル以外のものを集めないのは、被災地は福岡県、大分県でもピンポイントで、県都は被災していませんから、
おそらく地元から相当数の物資が集まるであろうと考えたからです。
明日は、午前10時から午後6時まで、東別院お茶所でタオルの受付をします。
仕分けボランティアさんも募集しています。
どうぞよろしくお願いします。
代表の久田です。
15日(土)は、大分県日田市で活動をします。
春日井市に本部があるNPO法人 災害ボランティア愛・知・人のメンバーが8日(土)から大分県日田市にはいっています。
代表の赤池さんから、日田市で活動してほしいという要請が昨夜ありました。
主な活動は泥がはいった家屋から泥を出したり、瓦礫を撤去したりすることになる予定です。
力のある人、細やかな作業ができる人、いろいろな人の力が必要です。
日田市では、死者3人、全壊6棟、半壊5棟、一部損壊9棟、床上浸水87棟などの被災状況(7月9日現在)です。
2000年の東海豪雨水害での床上浸水2万世帯以上と比較すると、被災規模としては大きくはありませんが、
山間部では山が崩れていますので、一軒ごとの泥の浸かり方は相当なものがあるようです。
写真は愛・知・人の中村さんが撮影された日田市の災害の一部です。
田畑や庭には相当な量の土砂や材木が流されてきているようです。
2011年の紀伊半島豪雨水害に近い感じかと思われます。
多くの皆さんの力で、日田市の被災者の皆さんを応援したいと思います。
九州北部豪雨水害ボランティアにご参加ください。
申込はこちらから→http://aichiborasen.org/volunteer/201707_kyushu_bora
なお、15日(土)の日田市の天気予報は曇です。が、まだ不安定な天候は続くようです。
現地入りしたものの、天候次第では活動中止になる事態はありうるとお考えください。
代表の久田です。
朝倉市大福地区在住者さんから、以下のようなコメントを頂きました。
>ボランティアなのに金とるのかよwww
>被災地にいるが素人は来るなよww
>ジャマや
>お前らも被災地をネタによう金儲けできるよなグズども
朝倉市大福地区も甚大な被害があり、在住者様にはたいへんな状況にいらっしゃることが推察される中で、
コメントをくださったことを、まずお礼申し上げます。
九州北部豪雨水害をきっかけに初めて愛知ボラセンのブログ、HPをご覧になられる方もいらっしゃることと思います。
少し丁寧にいろいろなことをご説明する必要があると思い、コメント欄での返信ではなく、
新規投稿の形で、ご説明させていただきます。
まず、このボランティアが旅行会社主催の「ツアー」で、参加費2万円に違和感を抱かれる方がいらっしゃると思います。
この形式には、私自身が強い違和感を覚えてます。
しかし、旅行業法という法律の関係で、広く一般に参加者を募る場合は、
資格をもった旅行会社の主催でなければならないということになっています。
この法律の遵守を昨年になって所管の観光庁が強く指導し、
昨年より全国的に参加者を広く募集するボランティアバスは、この形をとらなければならなくなりました。
宿泊を伴う場合は、第1種または第2種の旅行業者でなければなりません。
㈱中部キャラバンさんは第2種旅行業者です。
JTBや日本旅行のような全国区の有名旅行代理店ではありませんが、
愛知県内では学校の修学旅行や遠足などを広く取り扱っていらっしゃいます。
私は東海高校で教員となり今年で38年目ですが、
海外研修以外の学校行事はすべて中部キャラバンさんにお世話になり、
寺野社長は中学・高校の後輩でもあり、なにかとお世話になっています。
また、担当の方も毎週のように学校に来られています。
こうした経緯があり、中部キャラバンさんにはたいへんご面倒をおかけしながら、
被災地ボランティアバスを出せています。
参加費2万円ですが、大型バスを借りる場合は、それなりの経費が必要となります。
個人で自家用車を相乗りすれば、経費はその半額くらいになるかもしれません。
それであっても「参加費」的な経費は必要となります。
そして、愛知県から福岡県までの往復約1,500kmを参加者が夜通し交代しながら運転することになります。
帰途は活動をしての運転となり、精神的にも肉体的にもかなり辛いものがあります。
中部キャラバンさんが今回手配してくださるバス会社は、鯱バスさんです。
愛知県内に100社以上のバス会社がありますが、国土交通省から安全性で3つ星を得ているバス会社は10社ほどしかありません。
鯱バスさんはその3つ星のバス会社です。
また、名古屋駅・福岡駅の夜行バスの運賃は、週末に往復すると2万円前後です。
参加費2万円は、名古屋から福岡県内または大分県内の被災地まで行くバスとしては、かなり廉価に設定しているつもりです。
「金儲け」は考えたこともありません。
私たちはボランティアですから「素人」です。
今、まだ雨が降り続いています。
自衛隊、消防、警察、重機をもった専門業者さんによる、被災者の救出が優先されるべき時期です。
今は、私たちのような「素人」が行くべきではありません。
天候が回復し、状況が落ち着いてきた時は、むしろ私たち「素人」の出番と考えています。
被災者応援愛知ボランティアセンターは宮城県石巻市牡鹿半島十八成(くぐなり)浜に150回以上のボランティアバスをだしています。
この事実だけでも、愛知ボランティアセンターが被災者の皆さんに寄り添った活動を続けてきているからこそといささか自負をしています。
2011年6月末から、愛知ボランティアセンターは十八成浜での瓦礫撤去活動をはじめました。
東日本大震災から3ヶ月たっても、十八成浜はほとんど瓦礫だらけでした。
その年の5月、十八成浜避難所にいた阿部恭一さんは、日本テレビのインタビューに答えて、
「自衛隊に1日でも早く、瓦礫を撤去してほしい」と言われましたが、残念ながら自衛隊は1日も瓦礫撤去にくることができませんでした。
想像してみてください。
東日本大震災の瓦礫撤去を専門の業者さんがおこなったとしたら・・・
当然、そのための費用はすべて税金です。
そして、全国から業者さんを投入できたとしても、被災者に寄り添った丁寧な瓦礫撤去を短期間ですることはできなかったと思います。
愛知ボランティアセンターは、瓦礫をゴミとは思ってはいません。
被災者の「生活していた証」と考え、できるだけ丁寧に扱ってきました。
それは十八成浜の皆さんがよくわかってくださっていると思います。
愛知ボランティアセンターは、2011年6月末から8月末までの毎週末、
大型バス2~3台のボランティアさんが参加して、十八成浜の瓦礫を撤去しました。
私自身も2011年8月は夏休みを利用して、公民館的施設に約30泊し、活動の先頭に立ちました。
その結果、牡鹿半島にある地域の中では、まっさきに瓦礫をなくすことができました。
その後も、愛知ボランティアセンターは、兵庫県京都府豪雨、熊本地震、茨城県常総豪雨など
各地の自然災害にボランティアバスをだしています。
私たちは「素人」ですが、瓦礫撤去にはそれなりのノウハウを持ったボランティアさんが大勢います。
スコップやツルハシ、土嚢袋などの瓦礫撤去に必要なものは自前で用意していきます。
そして、経験豊かなボランティアさんを班長として、活動します。
必要な打ち合わせは、バス内で行っていきます。
さらに、被災地の災害ボランティアセンターには事前の連絡を密にしていますので、
被災地に着くと、すぐに活動に入っています。
愛知ボランティアセンターのボランティアバスで参加した40人と、
被災地の災害ボランティアセンターで初めて顔をあわせた40人とは、
同じ40人でも活動量は明確な違いがあり、
愛知ボランティアセンターのボランティアさんの活動量は1.5倍くらいになります。
指揮系統が明らかで、それなりの経験があり、前夜から関係が作られているからです。
「素人」ですが、これまでの6年間の活動の中で、経験が蓄積されています。
しかしながら、被災地の皆さんの心を傷つけることのないように、
今回も、精一杯、丁寧に活動をします。
丁寧な説明の機会を与えてくださり、活動への注意喚起をしてくださった朝倉市大福地区在住者さんの投稿に感謝申し上げます。
一刻も早い復旧復興の一助になれるよう努力します。
また、今回、初めて参加される方、活動への不安をお持ちと思いますが、どうぞ私たちの活動にご参加ください。
代表の久田です。
九州北部豪雨水害のニュースを見て、心を痛めていらっしゃる愛知県の皆さん。
皆さんのお宅にある中古タオル(新品も可)をご提供ください。
泥に浸かった家の掃除は、一度きれいにしても、数日すると泥が浮いてきて、何度も水でふかなければなりません。
そのため、タオルは何枚も必要になります。
タオルをご提供くださる方は、
7月14日(金)午前10時~午後6時までに、東別院境内お茶所(おちゃじょ)前までお持ちください。
あわせて、この時間にタオルを仕分けし、段ボールに詰める作業をしてくださるボランティアさんも募集します。
仕分けボランティアご希望の方は、午前10時~午後6時までの時間で、
ご都合のよい時間に、東別院お茶所へ直接お越しください。
事前申し込みなどは不要です。
なお、タオル以外の物資はご遠慮ください。
被災地自治体への義援金はお預かりし、当日に伺った自治体へ直接お届けします。
愛知ボラセンへの活動応援金も募集しています。
代表の久田です。
すでにブログでご紹介しましたように、九州北部豪雨水害ボランティアバスを下記の要項で実施します。
現地災害ボランティアセンターはまだ開設(ボランティア募集)されていませんが、
来週早々には災害ボランティア募集が行われると予想しています。
また、愛知ボラセンと関係の深い団体の皆さんも被災地入りをされる予定です。
活動先は、こうした情報の中で決定します。
災害ボランティア募集が行われると予想される来週末に合わせての活動を行うために、
少し先走りした募集と思いますが、ご理解ご協力よろしくお願いします。
皆さんといっしょに、九州北部豪雨被災者の応援活動を実施したいと思います。
ボランティアバスの最低遂行人数は35人ですが、定員は45人です。
人数が多ければ多いほど、活動の進度が変わります。バス満席で被災地へ応援へ行けることを願います。
お力添えいただける皆さま、よろしくお願いします。
また、被災地域にお住いの皆様、今週末も激しい雨が降り続くそうです。
土砂災害には引き続き厳重な警戒をしてください。
日 程:7月14日(金)~16日(日)
集合時間:14日(金)午後6時
集合場所:真宗大谷派名古屋東別院境内お茶所内
名古屋市中区橘2-8-55 名古屋市営地下鉄 名城線 東別院駅 4番出入口 西へ徒歩約3分
解散時間:16日(日)午前8時(予定) バス帰着時間:午前7時30分(予定) ミーティング後解散
解散場所:真宗大谷派名古屋東別院境内お茶所前
旅行代金:20,000円
最小催行人数:35名
主 催:株式会社 中部キャラバン(愛知県知事登録旅行業2-882号)
協 力:特定非営利活動法人 被災者応援愛知ボランティアセンター
お申込み:株式会社 中部キャラバンHP:http://ccc.sc/?catid=2&itemid=42
1日目 出発:午後7時
夕食:午後8時30分頃 大津SAで夕食休憩
2日目:朝食:九州・大分自動車道内PAで朝食休憩
活動:午前8時頃~午後4時頃
昼食:各自ご用意ください。
夕食:九州・大分自動車道内PAで夕食休憩
3日目:帰名:午前7時30分
持ち物:長靴、バス内履物(泥のついた長靴は必ず履き替えてバスに乗ってください)、
丈夫なゴム手袋、マスク、長袖シャツ、長ズボン(危険防止のため活動中は必ず長袖・長ズボンでお願いします)
着替え、タオル、熱中症対策グッズ、水(スポーツ飲料や経口補水液でも可。多めにご持参ください)
2日目の昼食(途中のSA、PAで購入できます)など
☆ボランティア活動保険
お近くの社会福祉協議会にて、ご自身でご加入ください。
ご加入は任意ですが、万一のため、愛知ボランティアセンターとしては加入を強く推奨します。
天災Bタイプ(掛け金500円)以上をお勧めします。
※この保険は年度ごとの加入です。今年度未加入の方は改めて加入が必要です。お気をつけください。
※名古屋市16区社会福祉協議会の所在地についてはこちらでご確認ください。
→http://www.nagoya-shakyo.jp/16ku/16ku_list.html
代表の久田です。
九州での豪雨水害。まだ雨が降り続け、かなり深刻な状況になりかねない事態になっています。
愛知ボラセンとしては、7月14日(金)19:00出発で、
16日(日)早朝に帰名する「0泊3日」のボラバスを出すことを現在検討しています。
被害状況が明らかになった時点で、
実施の有無、実施する場合は、愛知ボラセンとしてどの地域に入るのがよいかの判断をします。
被害状況に心を痛め、少しでも力になりたいとお考えの皆さんはご予定おきくださいますようお願いします。
なお、実施する場合の費用などは昨年の熊本地震と同程度なるかと思います。
雨が早くあがり、被害がこれ以上広がらないことを祈っております。
なお、7月15日(土)~17日(日)に宮城県石巻市十八成浜へのボランティアを予定していましたが、
残念ながら大型バス1台分の参加者に満たず、実施を断念しました。
マイクロバスなら十分に実施できましたが、参加費1.5倍増、実施定員2倍増と
3倍も高くなったハードルを超えるのは難しくなっています。
次回の十八成ボランティアは、9月16日(土)~18日(月)を予定しています。
皆さまのご参加を期待しています。