代表の久田です。
本日(9月3日)、佐賀県大町町、武雄市へ行ってきました。
ただいま、帰りの新幹線の中です。
とりあえずの速報です。
第一陣=9月6日(金)出発~8日(日)=は、重油流出事故のあった大町町の千々岩商店さんで活動します。
千々岩商店さんは一時期孤立した順天堂病院から北へ約500メートル。
重油が流出した佐賀鉄工所から東へ約1㎞のところにあります。約1m浸水しました。
千々岩商店さんは、母屋、菓子店、リンパエステ店、倉庫の4棟。
母屋は畳の下までの床下浸水。八畳の和室は、畳の裏が濡れているので、天日干し。
床板はネジで固定されているので、床板をはずしてから、泥だしをします。
さらにフローリングの居間と台所があります。
居間へは和室から、台所へは床下収納からもぐっての泥だし(いわゆる「もぐら」)になります。母屋だけでもかなりハードです。
菓子店は12畳ほどの部屋の泥だしが中心。
すでに自衛隊が畳をだし、床板もはずれています。養生をしてすぐに泥だしに入れます。
が、重油の匂いはかなりしています。
リンパエステ店はまったく手付かず状態。
床にはまだ水が少し残り、乾いた所には砂。
営業再開できるようにできるだけきれいにしたいと思います。
倉庫は大きな冷蔵庫が転倒し、中に段ボール箱にはいったままのアイスクリームが大量にあります。
すでにアイスクリームは腐っており、異臭がします。
この中身を生ごみ袋に入れ、段ボールをまとめます。
これが第一陣の活動です。
大型バス1台の約40人が、1日でやり切れるかどうかはわかりません。
千々岩さん宅は69歳のお母さんと40代の二人の息子さんが暮らしています。
また、娘さん二人も近くにお住まいです。男手があるとはいえ、4棟の片づけは無理だと思われます。
私たちとのご縁は、2016年の熊本地震で4週に渡って応援活動を行った熊本県御船町のグリーンヒルみふねさんとの繋がりから。
施設長の吉本さんが、大町町の老健施設グループホームほほえみ荘を訪ねたところから。
ほほえみ荘は土砂崩れの危険が今も続く大町町のボタ山の土砂崩れ現場の直下にあります。
利用者さんはあちらこちらの施設や病院などに一時避難をしています。
職員さんの疲労も心配した吉本さんがほほえみ荘の避難場所を訪問。
職員さんのお一人の実家・千々岩商店さんがたいへんなことになっているというところから、今週末の応援活動になりました。
※なお、手持ちのツールでうまく写真をとりこめません。明日、写真をアップします。
大町町災害ボランティアセンターには経過を報告し、土曜に来る旨を伝え、活動を了解して頂いています。
千々岩さんのお話を伺って、少し気になったのは、床下の泥だしなどのことをまったくご存知なかったことです。
被災者家屋を見ても床下にはあまり手をつけられていないように感じられました。
ともあれ、今週末、多くの方々のご参加で、一気に千々岩商店の変え、笑顔になっていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
【活動に際し用意していただくもの】
◎必ずご持参ください。(ホームセンター店、ワークマンなどで購入できます)
・作業用の長袖シャツ、長ズボン、帽子、タオル(災害ボランティア現場ではいくら暑くてもケガ防止のため必須)
・手袋(軍手ではなく、PU手袋や皮手袋をおすすめします。耐油手袋までは今回の活動では不要です)
・防臭・防塵マスク(重油の匂いがかなりします。高価なものの必要はありません)
・長靴 ※長靴をしまう袋も
・バス内履物(泥のついた長靴は必ず履き替えてバスに乗ってください)
・昼食(途中のSA、コンビニなどで購入可)
・水分(スポーツ飲料や経口補水液でも可。多めにご持参ください)
・熱中症対策グッズ
・入浴セット、着替え
◎あればご持参ください。
・インパクトドライバー(充電でなくても可)
・ヘッドライト、懐中電灯(「もぐら」をします)
・高圧洗浄機
第1陣(9月 6日(金)~8日(日)0泊3日) ボランティアバス
主催:株式会社 中部キャラバン(愛知県知事登録旅行業2-882号)
お申込みはこちらから→http://ccc.sc/?catid=2&itemid=86
それぞれの出来ることを大きな力し、被災者、被災地を想って一緒に活動していきたいと思います!よろしくお願いします!!