目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

鷲羽・水晶・雲ノ平・三俣蓮華・双六Part1~鏡平

2013-10-03 | 山行~北アルプス

000img_68782013年9月17日(火) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:00新穂高温泉登山者用駐車場9:15--ロープウェイ駅9:40--10:40笠新道入口10:50--11:00わさび平小屋--11:25小池新道入口--11:50休憩12:00--12:22秩父沢--沢(昼食)12:55--13:24イタドリヶ原近辺13:34--14:50鏡平山荘

4:40家を出発する。平日だけあって、道はガラガラだ。双葉SAで朝メシ。長野道に入ると、通勤で高速を使うのか、交通量がしだいに増えてくる。松本で下りて、ひたすら山へ向かう道を進んだ。安房峠道路を抜けて、新穂高温泉登山者用無料駐車場に入る。休日だとごった返すらしいが、パラパラと空きがある。車を停めて、さあ、出発だ。

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左:新穂高温泉登山者用無料駐車場 右:わさび平小屋

ロープウェイの駅でトイレに寄り、建物を出てバス停奥の橋を渡り、山に分け入っていく。いったん車道に出て、道なりに歩いていくと、ゲートが出てきた。もう一般車両は入って来られない。しばらくは、左股谷を左に見ながら進んでいく。中崎橋にさしかかると、橋が傾いていて、自己責任において渡ってくださいと挑発的な看板が掲げられている。その橋を渡ると、今度は、左股谷は右手になる。10:40笠新道の入口で、疲れたねとザックを下ろし、本日第1回目の休憩となる。後ろから来た年配のおじさんが軽快な足取りで山の神と私を抜き去っていった。北アルプスに来る人は、足の速い人が多そうだ。

水分補給して歩き始めると、すぐにわさび平小屋だ。下山してきた年配の方が、もうプシューと缶ビールを開けて、ごくごく飲み始めている。もうちょっとで下界なのに。

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左:わさび平小屋近辺の樹齢200年のブナ 右:小池新道入口

わさび平小屋の前の道には、樹齢200年のブナが林立している。両脇にそびえていて、壮観だ。しばらく未舗装路を歩いていくと、砂防ダムの工事が進行中で、工事車両がひっきりなしに動き回っている。そしてまもなく小池新道へ入る分岐にさしかかった。いよいよ、ここから登山道に入る。

登山道に入ると、日差しが強くなってきて、暑さも増したのか、汗は出るわ、疲労はたまるわ、のどは渇くわで、明らかにバテ始めていた。山の神は、目に見えてバテている。ここのところの睡眠不足、運動不足がたたっているようだ。

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左:イタドリヶ原 右:シシウドヶ原

樹林帯で一度休んだのち、秩父沢を過ぎて、次の小さい沢で昼食にした。さすがに沢だけあって涼しくていい。後ろから追いついてきた、登山者2名、アニキと年配者が山の神と私を追い抜いていく。

イタドリヶ原近辺で、山の神が休もうという。まだ30分くらいしか歩いていないというのに、山の神の疲労度は深い。先ほど追い越していったアニキもそこで休憩していた。ザックが重くてバテているので、お先にどうぞといわれるが、その場で休憩にすることにした。アニキは、重いが、しっかりとした足取りで、先へ進んでいった。このアニキとは、翌日水晶小屋で会うことになる(プロローグ参照)。

シシウドヶ原を過ぎた頃から、上空では荷揚げのヘリが行ったり来たりし始める。その頃には山の神も私も、もう暑さでバテバテで何とか前に進んでいるという状態だった。とはいえ、前進はしている。先ほど追い抜いていった年配者に追いついて、休んでいる隙に追い抜かした。

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槍ヶ岳と鏡池

そのうち先ほどのアニキの後ろ姿をとらえたが、結局追いつくことはかなわなかった。這這の体で、鏡池に到着する。池には槍や穂高が映りこんでいる。夕焼けを狙うんだという三脚をたてた熱心なカメラマンがいた。

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穂高と鏡池

14:50鏡平山荘に到着する。元気のいい団塊の世代の団体が歌をうたい、まあ、にぎやかなこと、にぎやかなこと。機関銃のようにしゃべっているおばさんもいて、大賑わいだった。

日が傾いてから、小屋の外で湯を沸かし、自炊部屋で山の神と食事にする。今回はすべて山小屋泊まりだから、初日はちょっと節約しようと、素泊まりにしたのだ。アルファ米を主食に、缶詰、そして缶ビールで乾杯だ。夜の帳が下りて、蚕だなに行く。平日のおかげでぎゅうぎゅう詰めにはならず、比較的余裕のあるスペースをもらった。それでも山の神はあまり眠れなかったようだが、私はばっちり睡眠をとれた。

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Part3~水晶岳・雲ノ平へとぶ
Part4~三俣蓮華・双六へとぶ
エピローグ~遭難考へとぶ


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