なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

会場にて

2007-02-06 00:26:27 | Weblog
 日曜日の囲碁大会の成績は2勝2敗と、痛み分けというか申請段位通りというか・・・しかし少し不満の残る成績も、開き直って言うならば、懐かしい人たちとも会えたし、新たな人との出会いもあったし、とても好い大会でした。
 当日は少し時間の余裕を持って出たので、JFEの会場までJR蘇我駅からジェフのフクアリ・スタジアムを横手に見ながら歩いていきました。
 ゆっくり歩いて15分くらいの道のりです。
  前に私と同じくらいの年恰好のオジサンが歩いていきます。
 服装や雰囲気からどうも彼は同じ穴のムジナの臭いがする・・・案の定同じ建物に到着しました。
 案内状に「9時までに受付を済ませてください」とあったから、余裕を持って9時15分前くらいに着いたら、さっきのオジサンが1番で私が2番だったようです
 (本当はそうではなかったのですが・・・)
 二人とも律儀な性格?だったようです。
  つまり要請どおりに早めに到着して、受付が始まればすぐにエントリーします
 (時間ギリギリで来たり、様子を見ながら受付をする人がかなりいたのです)
  受付は始が始まる寸前だったようです・・・受付の準備完了寸前
なんとなく彼との会話が始まった
 向うから「初めてですか?」
 私「私は2度目です」で会話が始まった
  そうこうするうちに受付が始まって、二人ともエントリー確認をしたのですが・・・
 この前も話したようにこれが受付順の組み分けだった
  彼が1番に受付して、チラッとカードに「○ー1組」と書いてあるように見えた。
 どうやら彼とは同じランクのようで、二番目の私は「○ー2組」のような思い込みがあった(理由ははっきりしないけれど・・・)
 組み分けは葉書によるエントリー時点で抽選で決まっているとか、または会場で決めるならば,来た順に1,2,3と同じランクでも組を変えていって予定の最後の組まで行ってまた1に戻るような気がしていた・・・全くの勝手な想像でした。
 現実は最も単純な「来た順」で16人が同じで、彼とは同じ組になった
  それで私は参加2回目なので先輩顔して、「座る順によって対戦相手が自動的に決まるので離れて座りましょう」と話たのに・・・
 彼は何を思ったか、私の前に席を取りました
「1回戦の相手として、組し易し」と思ったのでしょうね、きっと。
  さて定刻に開会式が始まる直前まで、隣の席の前・斜め前が空席でした
 そこへ慌ててオジサンが着席したのですが・・・何だかカードが変!
  同じ組番号ですが、ランクが違っていたので慌てて移動して、そこは開会式が始まっても空席です。
  もしかして隣のおじさんは運良く?不戦勝かと思われた時、ギリギリで現れたのが「例の人」H氏でした。
 その人は前に書いたことがある、3回連続4連勝でも登録段位を変えないで出場している・・・そして前回は私とはその日の3回戦で当たった人。
 チョッと失望です
 もし1回戦を勝っても2回戦はこの斜め前に座っているH氏と当たることになる
ところが今日は少し事情が違っていました。
  対局が始まって彼H氏のボヤキが始まった。
 マア彼のボヤキはあまりあてにはなりませんが
「同じ棋力の人が下げて登録をしてきているから、私が上げられたから2つ置かれている」とか
「Kさん(対局相手)は今日はこの段位ですから、必勝を期している・・・」などと泣きがはいっている。
  彼H氏はKさんとは初対面ではないらしい
   少なくとも彼らは前回大会で対戦したらしい・・・そしてH氏は段を1つ上げて、Kさんは1つ下げてエントリーしてこの対戦となったようです。
 何だか、私が前回彼に対して感じたことと似たようなことを言っている
  登録段位は難しいけれど、彼の泣き言も何だか面白い・・・
 さて私は初対面で会場で知り合いになった彼Mさんには勝ったが、隣の低めにエントリーしたらしいKさんには討ち取られて、今年は2回戦(午前の部で)で4勝の夢はお終い
 お弁当を戴いて、会場の中を歩き回ってプロの指導碁を覗いたり、旧知の方々がいたら旧交を温めたりでした。
  360人参加という会場で10人以上は知った顔と出会って挨拶したし、話はしなかったけれど見たことのある人は他にも数人いました・・・会場での知人の率は3%を越えて5%に近いか?
  意味のある数字でもないし、何の自慢にもなりませんが・・・
 そういう目?で見ると、別フロアーで行われている子供大会はチョッと異様な気がしました。
 子供大会には付き添いの親がいたり、親子のダブルスがあったり・・・
そのこと事態は喜ばしいのですが、何だか囲碁大会の空気が違うような気がする。
 それは飛び交っているトーンが違うからだろうか、それとも子供独特の動きがあるからだろうか?
  子供独特の物もありそうですが、付き添いの母親たちとの一体となった雰囲気はオジサンは拒否されているように感じて少し馴染めないようです。
 同じ碁を打っている仲間とは言えない様な・・・この中身が何かはおいおい考えていくことにします。

 さて午後になるとお昼を食べて・・・記念品も準備が出来るので、さっさと帰る人がいます。
  そんなことで私も4回戦の相手がいなかったので帰ろうとしたのですが、最初の彼Mさんにリターンマッチを挑まれた。
 これは、敵に背は見せられないので対局となりました。
  私は彼に2勝して・・・この日は2勝2敗
この彼は同じ市内でも少し離れているようです
 でも、どこかの碁会所とかコミュニティでまた出会いそうな予感もする
  少なくとも次回のこの大会では出会いそうな
 そういう知り合いが一人増えました。
  前回の憎まれ役のH氏も今日は泣いていたから、まあ親近感が湧いたし・・・人との出会いがある好い大会でした。

ところで、データではなく感じたことなのですが、何故か今日は段を1つは普段の碁会所とかコミュニティより下げて登録している人が多くいたような気がしました。
 これを大きな声で言うと、勝てなかったことの単なる僻みか言い訳みたいです。