囲碁というものに出会って半世紀は過ぎました。
初めて碁石を持ってから45年は経つ・・・しかし未だに「ヘボ」とか「ザル」の冠がつくのが悲しいです。
プロとかアマでも相当強い人は、もしかしたら人種が違うのかとも思えるくらい落ち込みがちですが、それでも観戦をしない日は無いし、平均1局は打っているのだから、例え蝸牛の歩みであっても、少しは進歩しているのではないかと淡い望みは持っているのです。
この点に関しては昔、野沢竹朝師が「君たちは川原で杭を打っているようなものだ」と揶揄したのだそうです。
心は「打てば打つほど下がる」・・・上手い座布団2,3枚です
私の場合も似ているかも知れません・・・大いに怪しい
ネットの場合は周りの人たちの様子が分かりませんが、恐らく半分は私より若いと思われる・・・ということは停滞とかミリ単位の進歩では直ぐに置き去りにされそうな恐怖感が横切ります
マア、そういう現実を突きつけられる日も遠からず来るに違いない。
先日の対局での話
向う先ですから棋譜は逆向きでお話します。
黒1は左下星、白2右上星、黒3が少し変わっていました・・・左上小目で右上の白の星に向かい合っている。
これは想像するに、私の布石の”癖”を熟知しているに違いない(多分)
私は相当な確率で2連星、2連星居士に近いからその場合は左上の小目をケイマか大ケイマで締まると切っ先が右上の星に向いている感じです。
白がそれで打てないとも思わないけれど、黒の注文通りが嫌です。
ですから白4は2連星なら右下隅星なのですが、それは保留して即左上の小目に小ケイマかかり(これは自分の星の石をバックにしているから悪くは無さそう)、黒5・2間高はさみ。
ここで1間跳ぶのは足が遅いのでよくないらしい・・・確かM山さんから説明を受けた気がする・・・したがって白6・2間跳び。
ここで黒も2間に開けば普通ですが、その時は白ケイマにかけて出切りを誘うつもり・・・それを黒は察しているか?黒7は大ケイマ。
この手は確か定石の本で見たことがあります・・・しかし思い出せない・・・
こういうときサンサンの時間は嬉しい:45分+秒読みなのです。
ここでまず定石の変化を思い出そうとした・・・それが5分
そこであることに気がついたのです。
「定石の本を思い出そうと努力していると言うことは一体何なのだろう?」
それはプロの先生がよく言うところの「碁を打つのではなく、定石を打っているに過ぎない」
悲しい現実でもあります
マア思い出そうとしても思い出せないし、仮に思い出したと思っても正しいかどうか怪しいのですから、ここは一番腹をくくって自分で考えるしかないのです。
どうも大ケイマを出切る手しか思い浮かばない。
小ケイマなら「ヘボ碁の見本」の突き出しになるけれど、大ケイマだから多分事情が違うはず・・・
ここで10分は使った。
45分の内三分の一は白8に使ったけれど、無い頭を絞っての結果はともかく、なんとなく充実感が残ったのです。
ヘボなりにもがいていると言うことです。
”お粗末様”でした
考えていることはたいしたことは無いのですが、私などのクラスではそんなものでしょう。
強い人たちは考えた結果が大事です、私らクラスなら結果はどうでも良いということは無いにしろ、考えることが大事・・・少し寂しいかな?
ともかく結果は私に幸いして中押し勝ちだった以上に、自己満足のある碁でした。
錯覚でしょうがまだ考える姿勢は残っているのが嬉しかったのです。
次に打ったのが同じ県(ネットだから関係ないけれど)の同じくらいの手合いのMさんです。
先日来彼は好調で私より10点は上を行っていた。
うかうかすると2つ置かされるくらいだから穏やかではないのだけれど、この日は彼が先番になっていた。
彼も私同様に頑固者らしく、黒白に拘わらず彼は星+目外し、対する私は2連星になる。
彼とは着きに、4局の対局があるがここ1年はこのパターンになっています。
両者とも反省はしている・・・ある時点から打ちにくくしたと思われるところで次回は変化する・・・そういう対局が続いています
やはりこれも進歩のうちなのか?
誰だったか、プロ棋士の受け売りで「得意戦法を持て!」ということにMさんの「星+目外し」は当てはまりそうですが、私の「2連星」はどうだろうか?
これは戦法と言うより「なまくら四つ」みたいな感じではっきりしない・・・
私のブログのタイトルみたいで「なんとなく碁」の感じです。
以前彼をお客さんにしていた時期もあったけれど、ここのところ4連敗はしている。
今回は何とか勝ち点を頂いたのですが・・・それは単にザル同士が競り合っているだけで、切磋琢磨にはなっていないだろうな。
初めて碁石を持ってから45年は経つ・・・しかし未だに「ヘボ」とか「ザル」の冠がつくのが悲しいです。
プロとかアマでも相当強い人は、もしかしたら人種が違うのかとも思えるくらい落ち込みがちですが、それでも観戦をしない日は無いし、平均1局は打っているのだから、例え蝸牛の歩みであっても、少しは進歩しているのではないかと淡い望みは持っているのです。
この点に関しては昔、野沢竹朝師が「君たちは川原で杭を打っているようなものだ」と揶揄したのだそうです。
心は「打てば打つほど下がる」・・・上手い座布団2,3枚です
私の場合も似ているかも知れません・・・大いに怪しい
ネットの場合は周りの人たちの様子が分かりませんが、恐らく半分は私より若いと思われる・・・ということは停滞とかミリ単位の進歩では直ぐに置き去りにされそうな恐怖感が横切ります
マア、そういう現実を突きつけられる日も遠からず来るに違いない。
先日の対局での話
向う先ですから棋譜は逆向きでお話します。
黒1は左下星、白2右上星、黒3が少し変わっていました・・・左上小目で右上の白の星に向かい合っている。
これは想像するに、私の布石の”癖”を熟知しているに違いない(多分)
私は相当な確率で2連星、2連星居士に近いからその場合は左上の小目をケイマか大ケイマで締まると切っ先が右上の星に向いている感じです。
白がそれで打てないとも思わないけれど、黒の注文通りが嫌です。
ですから白4は2連星なら右下隅星なのですが、それは保留して即左上の小目に小ケイマかかり(これは自分の星の石をバックにしているから悪くは無さそう)、黒5・2間高はさみ。
ここで1間跳ぶのは足が遅いのでよくないらしい・・・確かM山さんから説明を受けた気がする・・・したがって白6・2間跳び。
ここで黒も2間に開けば普通ですが、その時は白ケイマにかけて出切りを誘うつもり・・・それを黒は察しているか?黒7は大ケイマ。
この手は確か定石の本で見たことがあります・・・しかし思い出せない・・・
こういうときサンサンの時間は嬉しい:45分+秒読みなのです。
ここでまず定石の変化を思い出そうとした・・・それが5分
そこであることに気がついたのです。
「定石の本を思い出そうと努力していると言うことは一体何なのだろう?」
それはプロの先生がよく言うところの「碁を打つのではなく、定石を打っているに過ぎない」
悲しい現実でもあります
マア思い出そうとしても思い出せないし、仮に思い出したと思っても正しいかどうか怪しいのですから、ここは一番腹をくくって自分で考えるしかないのです。
どうも大ケイマを出切る手しか思い浮かばない。
小ケイマなら「ヘボ碁の見本」の突き出しになるけれど、大ケイマだから多分事情が違うはず・・・
ここで10分は使った。
45分の内三分の一は白8に使ったけれど、無い頭を絞っての結果はともかく、なんとなく充実感が残ったのです。
ヘボなりにもがいていると言うことです。
”お粗末様”でした
考えていることはたいしたことは無いのですが、私などのクラスではそんなものでしょう。
強い人たちは考えた結果が大事です、私らクラスなら結果はどうでも良いということは無いにしろ、考えることが大事・・・少し寂しいかな?
ともかく結果は私に幸いして中押し勝ちだった以上に、自己満足のある碁でした。
錯覚でしょうがまだ考える姿勢は残っているのが嬉しかったのです。
次に打ったのが同じ県(ネットだから関係ないけれど)の同じくらいの手合いのMさんです。
先日来彼は好調で私より10点は上を行っていた。
うかうかすると2つ置かされるくらいだから穏やかではないのだけれど、この日は彼が先番になっていた。
彼も私同様に頑固者らしく、黒白に拘わらず彼は星+目外し、対する私は2連星になる。
彼とは着きに、4局の対局があるがここ1年はこのパターンになっています。
両者とも反省はしている・・・ある時点から打ちにくくしたと思われるところで次回は変化する・・・そういう対局が続いています
やはりこれも進歩のうちなのか?
誰だったか、プロ棋士の受け売りで「得意戦法を持て!」ということにMさんの「星+目外し」は当てはまりそうですが、私の「2連星」はどうだろうか?
これは戦法と言うより「なまくら四つ」みたいな感じではっきりしない・・・
私のブログのタイトルみたいで「なんとなく碁」の感じです。
以前彼をお客さんにしていた時期もあったけれど、ここのところ4連敗はしている。
今回は何とか勝ち点を頂いたのですが・・・それは単にザル同士が競り合っているだけで、切磋琢磨にはなっていないだろうな。