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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

売り言葉に買い言葉?

2008-06-09 18:23:09 | Weblog
 以前大相撲で特定の力士同士が仕切り前ににらみ合う場面がありました。
 本人同士の感情はともかく、”一種の盛り上げ”にはなっていたと思う
 そういう意味では、アノ派手なパフォーマンスの関取と同じような物ですが、ただしファイトが全面に出過ぎると、見ているほうが良い感じがしなくなる。
 これはお伝統技能以前に、金を取ってスポーツを見せるプロとしてはほぼ失格に近いと考えるのです。
 それと、相撲の場合は事実上勝敗が決まってから土俵上から突き落とすみたいなことをする力士が居ますが、、、本人が「勢いがついてしまって・・・」という言い訳はほぼ嘘だと思って聞いています。
 勝負は厳しいから最後の最後まで手を抜けないので、時としてやりすぎに見えるのも仕方が無い・・・と暗に言っている感じですが、歴代の大力士にああいう事をするのを見たことがない。
 つまり「気持ちの問題」でしょう
 だから土俵上で、勝負がついた後トラブルになりかかる原因物質を持っているのでしょう。
 マア相撲ですから乱闘を売りにするほかのスポーツショーと一線を画してもらいたいものです。

 ところで数日前のサッカーの国際試合
 日本のある選手にレッドカードが出ました。
 TV観戦していて、レフェリーとしては当然の判定で情けなくなるくらい。
 アウェイであること以前にスポーツマンとしての常識を疑いますね。
 尤も彼については以前から疑っていましたが・・・
  ゴール前の際どい接触プレーの後、相手GKを蹴っている・・・ビデオにもはきり映っているし・・・レフェリーの目の前です(レフェリーが見ていなくても関係ないですが)。
 私の想像では「ここで一発蹴飛ばしてやれ、どうせイエローカード程度だろう」
 と、考えたのではなかろうか・・・それははっきり報復行為
  そういう行為が個人的に、チームにどういう結果をもたらすのか・・・分かっていないとは言わせません
 ましてやイエローカード程度で済むなら蹴り得と考えたのだろか?・・・それでは町にたむろする○○と変わらない。

 さて囲碁の場合スポーツのような接触プレーは無いし、人と人との交流に役立つ遊びであるはずですが・・・たまに脱線しかったりする場合もある
 やはり君子の遊びの一面と、あくまでも勝敗を争う面とがあるので、そちらに
ウェイトがかかり過ぎると、周りが見えなくなることもあるらしい。
 これは私の目撃した話で、マア誤解含みと言うか、誤解を起こしやすい発言というか
 碁会所でNさんは一局打ち終わって”帰ろうかどうしようか”と腰を浮かせたところ
 そこへ観戦しながら待っていたAさんが「一局お願いします」
 Aさんにしてみれば、常連と言うほどでもないし、せっかく碁会所で待っていたのだから是非打って欲しいと考えている・・・棋力は同じくらい
 Nさんは少し思案した後対局開始
  マアこういうときは、一旦「帰ろうかな」と気持ちが動いた方は勝率が悪いようで、この対局もNさん不本意の内容。
 局後ふと漏らしたNさんの一言がトラブルの引き金になった
 「やっぱり帰ればよかった」Nさんにしてみればただのボヤキのつもり
 しかし、相手は常連さんではない・・・Aさんは「自分と打つんではなかったと相手が露骨に嫌味を言った」と聞こえたらしい
 マアこういうのは誤解含み

 もう少し怖いのもある
 HさんとBさんの一局で手合いは互い先
 途中まではBさんがなかなか打ち回していたらしい(想像ですが)、ですからBさんとしてはHさんが投げるかも知れなくくらいに感じていたかも知れない。
 この辺りは対局心理もありますが
  ともかくHさんはそういう程度では投げる人ではない
 将棋で言えば王様の上に金が乗るまでは投げたりしないタイプですから「形勢が悪そうで投了」という言葉は彼の辞書には無いはず
 結局Bさんとしては信じられない大逆転負け
  その時何か呟いたらしい・・・「投げない奴にはかなわない」あるいは「負けるはずが無い局面だったのに・・・」マア一種のボヤキです。
 こういうことを聞き逃すHさんではないから・・・負けた人のボヤキぐらい大目に見てやれば良いのに・・・
 「何言っている!、そっちが形勢が良いというのは勘違いだろう」
  まあこの辺りは対局者同士の見解の違いとも言えるし、勝てば官軍で何でも言える方の強気の発言かも知れない
 更に「本来なら三つで打ちこなしてやる、文句があったら三つ置いてかかって来い!」
 そこまで見栄を切られると、「ドーレ」とは行きにくいから、張ったりとは分かっていても・・・万一本当に負けたりしたら・・・

 リアル碁では、じかに人間に触れるのでいろんなことがあります。
  良いことも、余り良くないことも・・・ネットでは味わえないことが一杯ありますね。