なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

腕前がわかる?場面

2008-06-30 17:53:45 | Weblog
 危機管理能力という言葉があります。
  勝負事、それもチームで戦うような種目で、ピンチの場面には結構直面しますが、こういう時の対処の仕方が結果として大きな差を生むようです。
 チームが好調な時は何にもしなくても良い方に転がるから、コーチもキャプテンも殆ど苦労はしない。
 しかし、調子が悪かったり、どこか連携が悪かったり、相手が普段以上に力を発揮したりする時はあるもので、、、こういうときの対処の仕方が問題。
 
 囲碁の場合も危機管理ともいえる場面がある
 相手がこちらの弱い石を取りかけに来る時もそうですが、他に大模様に打ち込んだり、打ち込まれたりした時の対処。

 土曜日は図書館の定例日なので午前中に行って来ました。
 今日借りた囲碁の本は棋苑囲碁ブックスの
 「打ち込み後の攻防」 小林覚 九段 棋苑図書。平成13年
  図書館の囲碁関係の本の種類が少ないので、選択肢は少ないのですが、ともかくこの本は読んだことが無いので借りました。
 どういうレベルを対象としているのかは分かりませんが、一局の囲碁には出てくる場面が多い。
 家に帰って本をめくると・・・まず私の囲碁の本の読み方として、最初に前書きを読み、途中にコラムがあればそれをチェックし、後書きがあればそれも目を通します。
 この本の場合はまず前書き・・・これは裏表紙にある・タイトルは
 ●中盤の戦略眼を磨こう○とあって「中盤の戦闘力をアップする一番の方法は打ち込み後の攻防をマスターすることです」と書いてあります。
 私は割合素直にこういう言葉を信じます。
 せっかくこの本を読むのに信じて読む方が良いような気がしますし・・・
 私の碁は相手に大きな模様が出来そうになる場面が多いので、「打ち込み」関する勉強は必須科目です。
 前書きの最後の部分に「有段者必須の本格棋書」ですとある。
  マア、有段にもピンからキリはあるでしょぅが、ともかく一寸覗いた感じでは面白そうです。

 次に途中のコラム・・・これは二つ
 「イジメ成功の二大指針」
  学校や会社・勤め先でイジメはいけませんが、囲碁においては最も確実に勝利に近づく方法のような気がします。
 普段はおっとりと良い人顔をしていますが、しっかりイジメて勝率を上げなくては・・・
 「真価を問われる攻防の大局感」
 要するに腕前が分かる場面ですね。
 アマですから、「やったは良いけれど失敗する」あるいは「考え方はまづまづだけれど力が・・・」そういうのもありそうですが、ともかく「狙い所は良い」という感じにはなりたいですね。
 勿論、最後まで巧く行くのが一番良いのに決まっていますが、当面は「目の付け所は良い」という辺りでしょうか。
 そういう意味では腕前が分かってしまいます。