なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

逆ボランティア?

2009-03-03 17:57:29 | Weblog
 以前は夕食後に何かTV番組を見ていたものですが、最近はどうも”見たい”という番組が無い。
 格闘技以外のスポーツなら見ないこともないのですが、今はJも開幕寸前ですし。
 番組がワンパターン化したのだろうか、何を見ても想定内と言う感じで意外性とかあるいは思っていた以上の奥行とかを感じないので、何だか時間の無駄をしているような気がして、それならいっそ部屋にこもって何か本でも読んだ方が良いような気になってしまいます。
 TV局の番組の悪口を言いましたが、本当は単に私の”見る”という意欲が薄れているだけかもしれません。
 読書はともかく、代わりにやっているネット碁にしてもTVのワンパターン番組とマイザル碁がいい勝負みたいなところがありますから。
 
 そんな事で夕食後はさっさと部屋に引き揚げてしまうので、我乍ら下宿人状態の生活です。
 しかもネットで観戦しながらいつの間にか・・・やはり年には勝てない。
  同じザル碁でも、ギラギラと言うか意欲を前面に出して打ちまくる、あるいは人の碁を見て何か探ってやろうというのなら自分でも”ようやっている”と感じても良いかも知れませんが、何となく見ているうちに何となく眠ってしまうのだから情けない。
 まあ昼間の仕事の疲れという言い訳もホンの少しはありますが、それで深夜になって目が覚めるのですからやはり老人の証・・・すでに老人ですが。

 さてそういう事で深夜目を覚ますと観戦中だったはずの対局はとっくに終わっていました。
 あわてて対局室から出て「待機室」を覗くと例のライバルM氏が待っている。
  あちらに方が私よりやや強いという感じはするが、それでもこのネットに入会以来のライバル的存在で、もう5,6年のネット碁付き合いです。
 彼の方が圧倒的に対局数が多いのと、連続対局が多いので纏め勝ちみたいなものがある反面纏め負けもある。
 だから点数の振幅が大きいのですが、今日の点数差での手合いは私の先でたくさんコミ貰いです・・・もう2子寸前。
  こういうときの心理は微妙ですね。
 「同じくらい」という意識がありますからコミ貰いというのが悔しい、反面、勝って当たり前みたいな不遜な気持ちも無いわけではないから、『対局して負けたらどうしよう』みたいな・・・
 事実負けると次は2子になるから打ち込み碁のカド番みたいなもの。
  
 『負けたら、それが今の実力差』という風に開き直って”対局オファー”
 まあ結果はオーライでしたが・・・かなりの大差で、私が終盤に間違いが起きないように自陣に手入れをしたところで白さんが投げましたが、もしかしたらこういう結果は白さんの半分くらい想定内だったろうか?
 ボランティア的な対局?・・・勝ったら勝ったで性格が悪い。