昔通っていた囲碁クラブの常連さんにM山さんと言う人がおりまして、この人も無類の囲碁好きな人です。
晩年は体力的に問題があったようですが、それでも週に2,3回は碁席にやって来まして、お気に入りの相手と何局も続けて打ちます。
両者5.6級で相当な早打ちなので5,6局打ったとしても2時間はかからなかったと思います。
M山さんはお相手との連戦で疲れると1時間はインターばるを取って後で再びライバルと打つのが定石でした。
性格はやや頑固なところがあって誰とでも打ちとけると言うことはなかったのですが、どういうわけか可愛がって頂きました。
M山さんについても印象は囲碁以外では、きれいな江戸弁でしょう。
「ひ」と「し」の区別ではなく、特徴は歯切れのよさとでも言いましょうか、あれは真似したくても難しいでしょう。
昔「1週間のご無沙汰でした」で始まる歌謡番組がありましたが、あの司会者も綺麗な発音だったと思いますが、ああいうイメージです。
それと、昔の落語家の喋り口調みたいなところがありました(関東落語えすが)
そうですね関東の落語は江戸弁でなくてはやれないと言われていたのですよね・・・私のような地方出身者には大きなハンデ以上に、生まれによる差別に近い事でした。
頭はともかく視力においてパイロット・言葉において落語家は将来の職業の中では除外項目でした・・・脱線しました。
話はM山さんに戻ります。
囲碁を打つ時に何やら格言めいたことを言いながら打つ習性があります。
大したことでは無いのですが・・・「何にもならない瀬戸の柿の木」の「瀬戸」が良かったですね。
普通はこの言葉は「裏の柿の木」と言う人がほとんどですが、M山さんの「瀬戸の柿の木」を聞いて一種の感動みたいなものがありました。
この言葉が綺麗な江戸弁で語られて、一種の時代を感じましたし、『瀬戸って家の裏手のことなんだ』と教えられたような感じでした。
ところでM山さんの好きな言葉の一つに「攻撃は最大の防御」があります。
要するにM山さんも相手の人も、この棋力クラスでは攻撃力の方が防御力の方がやや勝っているところがあるようです。
攻撃は得意だけれど、防御が苦手と言うか。
要するに攻めた方が結果的に有利と言うことですから、確かに攻撃していれば防戦の必要が無いし勝率も良いようです。
まあ結果論的に棋力ゾーン限定であっても間違いでは無さそう。
要するに攻めが好きなだけなんですが、「それを言っちゃあオシメイよ」と言うところでしょう。
晩年は体力的に問題があったようですが、それでも週に2,3回は碁席にやって来まして、お気に入りの相手と何局も続けて打ちます。
両者5.6級で相当な早打ちなので5,6局打ったとしても2時間はかからなかったと思います。
M山さんはお相手との連戦で疲れると1時間はインターばるを取って後で再びライバルと打つのが定石でした。
性格はやや頑固なところがあって誰とでも打ちとけると言うことはなかったのですが、どういうわけか可愛がって頂きました。
M山さんについても印象は囲碁以外では、きれいな江戸弁でしょう。
「ひ」と「し」の区別ではなく、特徴は歯切れのよさとでも言いましょうか、あれは真似したくても難しいでしょう。
昔「1週間のご無沙汰でした」で始まる歌謡番組がありましたが、あの司会者も綺麗な発音だったと思いますが、ああいうイメージです。
それと、昔の落語家の喋り口調みたいなところがありました(関東落語えすが)
そうですね関東の落語は江戸弁でなくてはやれないと言われていたのですよね・・・私のような地方出身者には大きなハンデ以上に、生まれによる差別に近い事でした。
頭はともかく視力においてパイロット・言葉において落語家は将来の職業の中では除外項目でした・・・脱線しました。
話はM山さんに戻ります。
囲碁を打つ時に何やら格言めいたことを言いながら打つ習性があります。
大したことでは無いのですが・・・「何にもならない瀬戸の柿の木」の「瀬戸」が良かったですね。
普通はこの言葉は「裏の柿の木」と言う人がほとんどですが、M山さんの「瀬戸の柿の木」を聞いて一種の感動みたいなものがありました。
この言葉が綺麗な江戸弁で語られて、一種の時代を感じましたし、『瀬戸って家の裏手のことなんだ』と教えられたような感じでした。
ところでM山さんの好きな言葉の一つに「攻撃は最大の防御」があります。
要するにM山さんも相手の人も、この棋力クラスでは攻撃力の方が防御力の方がやや勝っているところがあるようです。
攻撃は得意だけれど、防御が苦手と言うか。
要するに攻めた方が結果的に有利と言うことですから、確かに攻撃していれば防戦の必要が無いし勝率も良いようです。
まあ結果論的に棋力ゾーン限定であっても間違いでは無さそう。
要するに攻めが好きなだけなんですが、「それを言っちゃあオシメイよ」と言うところでしょう。