「赤道、青道を知っていますか?」これが7年前にこの事務所に初めて来た時に質問されたことです。
「赤道」は”あかみち”であって”せきどう”ではありませんし「青道」も”あおみち”と読みます。
土地と縁の深い人とか農業関係の方なら常識みたいなものですが、その時点で私にはこの方面の知識は0に近かったので、「申し訳ありません。全くわかりません」と答えるしかありませんでした。
「マア、やっているうちに憶えるよ」と言ってくれたのが救いでしたが、この方面の知識を教えてくれる人はありません。
翌日から暇さえあれば事務所の書棚に並んでいる基礎知識の本を読みました。
土地の問題については歴史的の教科書に出てくる「太閤検地」から始まる?
現実的には明治時代なのでしょうが、用語・知識とか道具など現実の起きていることと歴史的なことがクロスしているみたいで、密かに感激しました(どうもおかしな癖がありまして)。
ともかく誰かが所有している土地があると言うことは、周りの土地との境界がはっきりしていなくてはならないということです。
個人と個人の境界はともかく公的な土地、たとえば河川とか道路とかの境界を決めるのが仕事でした。
「決める」と言っても一歩的なことでは無くて土地の古老の話とか土地利用の状況とかも考慮しつつ、一方で公的な道路幅も確保する形で決めると言うことです。
従って関係者が全員納得しなければ納得するまで協議を行うか、あるいは棚上げとするかどちらか。
そしてそこで出された結論に皆が納得すれば公的な機関に記録として残される・・・この記録の保存期間は「永年」・つまり「永久保存」と言うことになります。
建物の方も近年悪いことをする人がいて、かなり法律が厳しくなりましたが、ともあれ「建築確認」とか「建築概要書」は審査機関で永年保存されることになっています。
前振りが長くなりましたが「永年」がらみで昨日問題が発生しました。
まあ冗談みたいな気もしないでもありませんが・・・
「永年」とかどうかを全く気にしないでやっていた頃の記録も現在は永年記録保存になっています。
今で言うと紙に書かれた、あるいはパソコンで印刷された書類とそれをデータ化した記録、さらに「台帳」形式で記録したものが揃えてありますが、20年前のものは手書きの台帳のみ。
ですから筆跡とか、かなりの個人差がある。
従ってこれに今は使われていない旧仮名表記の名前とかが交じるとかなりの難解な文書も残されています。
さて昨日は建物の建築主・・・日本で使われている漢字ではないのは明らかでIME,では表記可能・・・しかしその字と手で書いた人の筆跡に明らかに相違がある!!
これは当時の記録者が間違って書いたと判定すれば簡単な話なのだが、もしかしたら「新字」みたいに実際に存在する文字と言う可能性も無いわけでは無い・・・
しかし、こういう記録を公的に発行するのにどう判断するか??
記録は永年保存です。
そう言う意味では20年前の記録など新しいうちかも知れない・・・さてさて困ったものです。
20年前の記録者が元気だとして、探して聞いたところで覚えているかどうか怪しいし。
と言うことは、今後の2,30年後の人のために、たとえ下手な字でも間違いのない字を書くことが肝心と言うことになります。
先ほどの土地に関する立会記録を書くことが多かったし、今は建築物の台帳などの記録を扱っています。
記録は大事です。
アマの碁ではほぼ関係ないと言えますが、プロの意識では「棋譜を汚さない」というものがありますね。
プロの棋譜は言うならば「永年保存」ですから、後の時代に誰の目に触れるか予想できません。
そう言う意味でプロとしての意識が大事なんでしょう。
ザルは気楽で良かったですが、私も飯のタネの方では「永年保存」は心して仕事をしなくてはいけません。
「赤道」は”あかみち”であって”せきどう”ではありませんし「青道」も”あおみち”と読みます。
土地と縁の深い人とか農業関係の方なら常識みたいなものですが、その時点で私にはこの方面の知識は0に近かったので、「申し訳ありません。全くわかりません」と答えるしかありませんでした。
「マア、やっているうちに憶えるよ」と言ってくれたのが救いでしたが、この方面の知識を教えてくれる人はありません。
翌日から暇さえあれば事務所の書棚に並んでいる基礎知識の本を読みました。
土地の問題については歴史的の教科書に出てくる「太閤検地」から始まる?
現実的には明治時代なのでしょうが、用語・知識とか道具など現実の起きていることと歴史的なことがクロスしているみたいで、密かに感激しました(どうもおかしな癖がありまして)。
ともかく誰かが所有している土地があると言うことは、周りの土地との境界がはっきりしていなくてはならないということです。
個人と個人の境界はともかく公的な土地、たとえば河川とか道路とかの境界を決めるのが仕事でした。
「決める」と言っても一歩的なことでは無くて土地の古老の話とか土地利用の状況とかも考慮しつつ、一方で公的な道路幅も確保する形で決めると言うことです。
従って関係者が全員納得しなければ納得するまで協議を行うか、あるいは棚上げとするかどちらか。
そしてそこで出された結論に皆が納得すれば公的な機関に記録として残される・・・この記録の保存期間は「永年」・つまり「永久保存」と言うことになります。
建物の方も近年悪いことをする人がいて、かなり法律が厳しくなりましたが、ともあれ「建築確認」とか「建築概要書」は審査機関で永年保存されることになっています。
前振りが長くなりましたが「永年」がらみで昨日問題が発生しました。
まあ冗談みたいな気もしないでもありませんが・・・
「永年」とかどうかを全く気にしないでやっていた頃の記録も現在は永年記録保存になっています。
今で言うと紙に書かれた、あるいはパソコンで印刷された書類とそれをデータ化した記録、さらに「台帳」形式で記録したものが揃えてありますが、20年前のものは手書きの台帳のみ。
ですから筆跡とか、かなりの個人差がある。
従ってこれに今は使われていない旧仮名表記の名前とかが交じるとかなりの難解な文書も残されています。
さて昨日は建物の建築主・・・日本で使われている漢字ではないのは明らかでIME,では表記可能・・・しかしその字と手で書いた人の筆跡に明らかに相違がある!!
これは当時の記録者が間違って書いたと判定すれば簡単な話なのだが、もしかしたら「新字」みたいに実際に存在する文字と言う可能性も無いわけでは無い・・・
しかし、こういう記録を公的に発行するのにどう判断するか??
記録は永年保存です。
そう言う意味では20年前の記録など新しいうちかも知れない・・・さてさて困ったものです。
20年前の記録者が元気だとして、探して聞いたところで覚えているかどうか怪しいし。
と言うことは、今後の2,30年後の人のために、たとえ下手な字でも間違いのない字を書くことが肝心と言うことになります。
先ほどの土地に関する立会記録を書くことが多かったし、今は建築物の台帳などの記録を扱っています。
記録は大事です。
アマの碁ではほぼ関係ないと言えますが、プロの意識では「棋譜を汚さない」というものがありますね。
プロの棋譜は言うならば「永年保存」ですから、後の時代に誰の目に触れるか予想できません。
そう言う意味でプロとしての意識が大事なんでしょう。
ザルは気楽で良かったですが、私も飯のタネの方では「永年保存」は心して仕事をしなくてはいけません。