リアルで打つ場合、例えばコミュニティの囲碁将棋クラブの畳の部屋に上がって、押し入れから座布団を出して、観戦を始めるると「オッ、久し振りですね、誰か待っています?」と声がかかり、「いえ」と返事すると、「では一局お願いします」と言う事になります。
こういう風に始まることが多い。
たいていは向う3子くらいの手合いが多いのですが、ここでの成績カードのハンデで打って結果をキチンと記録するか、楽番で打つかはお相手次第で任せています。
楽番の場合は置き石もその人の自由です。
さて例えば向こう3子の置き碁の場合、白番が第一手を打つことになります(当然)。
当たり前の事ではありますが、ここから対局モードに変わる事を自分に言い聞かせる意味でも挨拶をすることにしている。
誠に単純ではあるけれど、一旦正坐して「お願いします」と言って軽く頭を下げてから第一手を打ち「失礼します」と言いながら膝を崩す。
回りからどう見えるかは分かりませんが、これが自分に対する「戦闘開始」「Z旗」なのです(表現は古いけれど)。
置き碁で白番の方が「お願いします」は特に何かをお願いしているわけでもありませんが、ケジメを表わしていると思っている。
30年前に街の囲碁将棋道場に通って、K先生(この方は退役将棋棋士)から初めに教わった事を今でも守っている。
この「挨拶」は礼儀以上に相手とのコミュニケーションの第一歩であると同時に、囲碁では自分の意識の切り替えの合図でもあります。
回りを見ていると、たまに挨拶抜きで始まる碁もある・・・
余程、腐れ縁の間柄、お神酒徳利みたいなコンビなのか他人の事は分かりませんが「第一手の着手が対局開始の合図」みたいな感じですね。
「号砲一発レースがスタート」と言うか「いきなり切り合いが始まる」ような感じもしますが、マアそれでもその二人はいつもそうであるなら、周りがとやかく言うのも変かも。
ネット碁では用意された挨拶文を交わさないと対局がスタートしない仕組みになっています。
これは好い事ではあるけれど、強制された制度である以上「どんなものか」難しい。
これが終わる場合、対局内容が気に入らなかったのか、あるいは本当に緊急事態なのか知る由もないが突然ネットを切断する人もいない訳ではない・・・そうなると遡って初めの「よろしくお願いします」の挨拶は何だったのかと考えてしまいます。
「よろしく」と言った以上、例えそれが用意された文言であっても「よろしく」に沿ってプレイして貰わなくてはいけないと思うのです。
好い時だけ「よろしく」では困る。
でもマア、こういう輩は困るけれど、結果として当方が好い結果だから相手が拗ねている事が多いので「子供みたいな」と思ってみるしかないが、反対に丁寧な方は本当は怖い事が多い。
定型文で「ご指導よろしくお願いします」のような挨拶は・・・
私の皮肉なアンテナが反応します。
「相手はよろしく碁指導してやると言っているゾ」と言う風に反応を示す。
ザル碁の碁キチの世界で、先・互い先で指導なんて意識はあり得ないのだから、「ご指導」は言葉の綾、あるいはその人風の丁寧な挨拶かもしれないけれど・・・。
私の感じでは、自分がプロに教わる場合、あるいはアマでもはっきり相手が上手だと思う場合にはそういう風に挨拶しますが、「よろしくお願いします」程度であり、余りに丁寧な場合はザルどうしの場合は相手の挨拶の中に「からかい」を感じてしまうのですから・・・マア素直でないかも知れませんが。
ともかく、「ご指導」が飛んできたら要注意。
私が生まれる以前の言葉ですが「空襲警報発令」みたいなものです。
さて、久し振りにTさんとの対局となりまして、手合い向こう先で白コミ2目半出し。
Tさんからの挨拶が「ご指導」だったので一気に緊張感アップ!
もしかしたらこれだけでも「ご指導」の効果があるかも・・・「お言葉」攻撃。
私の勝手な思い込みかもしれないけれど、こういう挨拶の人は「ジックリ型」で「定石はずれへの追及が厳しく」、「ミスが少ない」人が多い・・・要するに強い、あるいは私のようなズボラな性格の人間には滅法強い。
それでも運良く何とか逃げ切った感じ。
白が逃げ切ると言うのも変ですが、気分はそうです。
結果は白4目半勝ち。
終って見れば少し差があったけれど、対局中はずっと紙一重のイメージでした。
しかし久し振りに「ご指導」に勝たせて貰いました。
こういう風に始まることが多い。
たいていは向う3子くらいの手合いが多いのですが、ここでの成績カードのハンデで打って結果をキチンと記録するか、楽番で打つかはお相手次第で任せています。
楽番の場合は置き石もその人の自由です。
さて例えば向こう3子の置き碁の場合、白番が第一手を打つことになります(当然)。
当たり前の事ではありますが、ここから対局モードに変わる事を自分に言い聞かせる意味でも挨拶をすることにしている。
誠に単純ではあるけれど、一旦正坐して「お願いします」と言って軽く頭を下げてから第一手を打ち「失礼します」と言いながら膝を崩す。
回りからどう見えるかは分かりませんが、これが自分に対する「戦闘開始」「Z旗」なのです(表現は古いけれど)。
置き碁で白番の方が「お願いします」は特に何かをお願いしているわけでもありませんが、ケジメを表わしていると思っている。
30年前に街の囲碁将棋道場に通って、K先生(この方は退役将棋棋士)から初めに教わった事を今でも守っている。
この「挨拶」は礼儀以上に相手とのコミュニケーションの第一歩であると同時に、囲碁では自分の意識の切り替えの合図でもあります。
回りを見ていると、たまに挨拶抜きで始まる碁もある・・・
余程、腐れ縁の間柄、お神酒徳利みたいなコンビなのか他人の事は分かりませんが「第一手の着手が対局開始の合図」みたいな感じですね。
「号砲一発レースがスタート」と言うか「いきなり切り合いが始まる」ような感じもしますが、マアそれでもその二人はいつもそうであるなら、周りがとやかく言うのも変かも。
ネット碁では用意された挨拶文を交わさないと対局がスタートしない仕組みになっています。
これは好い事ではあるけれど、強制された制度である以上「どんなものか」難しい。
これが終わる場合、対局内容が気に入らなかったのか、あるいは本当に緊急事態なのか知る由もないが突然ネットを切断する人もいない訳ではない・・・そうなると遡って初めの「よろしくお願いします」の挨拶は何だったのかと考えてしまいます。
「よろしく」と言った以上、例えそれが用意された文言であっても「よろしく」に沿ってプレイして貰わなくてはいけないと思うのです。
好い時だけ「よろしく」では困る。
でもマア、こういう輩は困るけれど、結果として当方が好い結果だから相手が拗ねている事が多いので「子供みたいな」と思ってみるしかないが、反対に丁寧な方は本当は怖い事が多い。
定型文で「ご指導よろしくお願いします」のような挨拶は・・・
私の皮肉なアンテナが反応します。
「相手はよろしく碁指導してやると言っているゾ」と言う風に反応を示す。
ザル碁の碁キチの世界で、先・互い先で指導なんて意識はあり得ないのだから、「ご指導」は言葉の綾、あるいはその人風の丁寧な挨拶かもしれないけれど・・・。
私の感じでは、自分がプロに教わる場合、あるいはアマでもはっきり相手が上手だと思う場合にはそういう風に挨拶しますが、「よろしくお願いします」程度であり、余りに丁寧な場合はザルどうしの場合は相手の挨拶の中に「からかい」を感じてしまうのですから・・・マア素直でないかも知れませんが。
ともかく、「ご指導」が飛んできたら要注意。
私が生まれる以前の言葉ですが「空襲警報発令」みたいなものです。
さて、久し振りにTさんとの対局となりまして、手合い向こう先で白コミ2目半出し。
Tさんからの挨拶が「ご指導」だったので一気に緊張感アップ!
もしかしたらこれだけでも「ご指導」の効果があるかも・・・「お言葉」攻撃。
私の勝手な思い込みかもしれないけれど、こういう挨拶の人は「ジックリ型」で「定石はずれへの追及が厳しく」、「ミスが少ない」人が多い・・・要するに強い、あるいは私のようなズボラな性格の人間には滅法強い。
それでも運良く何とか逃げ切った感じ。
白が逃げ切ると言うのも変ですが、気分はそうです。
結果は白4目半勝ち。
終って見れば少し差があったけれど、対局中はずっと紙一重のイメージでした。
しかし久し振りに「ご指導」に勝たせて貰いました。