なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

いつだって石橋を叩かなくては

2010-11-06 00:00:41 | Weblog
今日(金曜日)の夕方帰宅して、いつもの習慣で着替えながらパソコンを立ち上げて、時間を惜しんでネットで一局・・・これが私としては一番危険な行為・・・イヤ睡眠不足で疲れ気味なのに妙に打ちたい時の次ぐらいに危ない。
 今日の仕事は、課の人員の半分が日曜出勤の代休とか研究会出張などで留守・・・しかし、来客とか面倒な電話などは無くて、午後は開店休業状態(おかげ様?)。
 しかし、そのまま終業時間を迎えられる程世の中は甘くは無いのです。
  電話がかかってきて「そちらは何時までやっています?」(『何?これから来る?』)
 「5時なら大丈夫ですが、相談とか証明の申請ですと時間がかかるので、少し余裕を持っていらして下さい」となる。
 それでこういう人が一人ならまだいい。
  金曜日の閉店?間際は案外危ないのです。
 多分こういう設定だと思われる・・・「都内、あるいはこのセンターからある程度離れたところで仕事をしている人が・・・このセンターで発行している証明書などが必要あるいは、各種の記録を調べる為に来所する場合・・・ここでの仕事を週末最後の仕事として直帰する予定で来る。
 その場合に当センター閉店時間ギリギリが都合が良いらしい。

 こちらの事情を言うと、私などは時差出勤で早く来ているので5時はタイムオーバーで本来なら既に居ない。
  しかし帰ろうとしている状態で来客があれば、基本的な問題として来客のニーズに応える事が優先なので、今日みたいに人員不足状態では、、、帰れないのです。
 そういう日程、家に帰るとネットで碁を打ちたくなるのです。
  マア、イライラの代償行為みたいなので、尚更こういう状況で囲碁を打つのは危険。

 ネットで対局待ちのリストを見ると、どこか記憶がある人の名前が載っている。
  仮に私が対局を申し込むとすれば私の先でコミ3目半くらいでしょう。
   少し気になることがあったので彼の成績を見ると、、、190勝140敗、、、これくらいの対局数ですとおそらく入会して半年から1年以内。
 50勝も勝ち越しているのが凄い。
  問題はこの勝ち越しが入会直後に集中しているのか、あるいはコンスタントにアップしているのかがわから無い事です。
 つまり前者で有れば、入会時期に適正な点数に修正した点数アップだと思えますし、後者の場合は確実に進化を続けていると想像出来る。
 対局する側から見ると後者の方が相手として「頼もしい」感じはしますが、進化の止まったジイサマとしては打ってみたいけれど危ない人。
 
 更に自分の棋譜を調べると1,2カ月前に対局していて、この時は向う先で中押しで負けている・・・イヤ弾き飛ばされたと言う感じだった。
 その時に比べ僅かな間に彼は17ポイントアップ!!。
  それに対し私も7ポイントアップしたが、相対的に立場は逆転していました。
 いや立場の問題では無くて、私のは単に調子がよかっただけで、言い換えれば年に何回かある晴天の特異日みたいなもので、彼の場合はエンジンの性能アップ、地力アップだと思える。
 この差は大きい。
  私のはその日の風の吹き方で化けの皮が剥がれるのに対し、彼の方はまだまだ伸びシロがあるかもしれない。
 従って彼のポイントが平行飛行になるまで見送り。

  こういう慎重さと別に本来の慎重な打ち回しも有りますね・・・私にとってはこちらが大事なんですが、どうも対局中はおろそかになることがある。
 例えば相手が考慮中に問題の部分の手を読む・・・それは当然。
  そして相手Aとくれば私Bと受ける・・・そうすると相手がC,あるいはDとくるだろう・・・と言うように読むのですが(普通誰もそうでしょうが)。
 その流れの中で相手がAの時既定のコースとして、即Bと反応する癖に少なからず問題があるだろうと感じている。
 予定のコースであってもAの後にBで本当に良いのかと言う見直し、XとかYも有るのではないかと考えるその姿勢が私に少し足りない気がしている。
  あるいは気合いが悪い感じかも知れなくても、打った石は動かせないのだから「見直し」は必要で、「即」の反応手がベストでは無くてベストは他にあると気がつくかもしれない。
 それは、迷った挙句結局悪手を打つ事も有るでしょうが、考えて打った結果ならしかたがないとあきらめられる筈です。
 
 そこの所、石橋を叩いて渡ると言う所が私には難しいのです。
  「ここはこの一手」みたいに「気合い」で打つのなら得意?なんですが、前者は慎重で後者は蛮勇の事が多いです。(私の場合)