NHKで「大長令」・邦題「宮廷女官チャングムの誓い」が4回目の放映が続いています。
これは良く出来た筋書きだし、長編ドラマのあちこちに後になって繋がってくるものがちりばめられているので、小さなエピソードも見逃せない感じです。
時代は倭寇が出没していた頃のようです。
その頃の宮廷とか庶民の暮らしぶりなどが窺えますし、何といっても毎回宮廷料理が見られます。
さすがに大陸とは陸続きですから、食文化が違うので面白い。
それと今回はこれまでのアテレコではなく原語で放送し、字幕スーパーにした点が好いですね。
日本人とさして変わらない顔の役者さんが、日本人でアテレコでセリフが流れるといった微妙に”ズレ”ていたものが無くなりました。
うちの奥さんなどは、コミュの韓国語講座に通ったので部分的にはわかるらしく無邪気に喜んでいます。
私だって”スミダ”とか”アンニョンハシムニダ”ならわかるんですが・・・
それと今回はノーカット版ということで、毎回・過去3回の放送では見たことの無いシーンを発見できて楽しんでいます。
さてそのチャングムで、過去の放送でも気になっていたのですが「囲碁」を打つ場面が無いのです。
主人公が女官ですから、囲碁は入り込む隙間が無かったのかも知れないけれど、当時の朝鮮に囲碁が無かったとは考えにくい。
舞台が宮廷だし権力者が登場するのだから、その階級の遊びとして出てきても良さそうなんだけど・・・
尤も、酒の席のシーンはあるけれど、その階級の人たちが何かをして遊んでいるという場面があまり無い・・・
凧揚げは、相撲みたいなシーンはあったけれど
だから今回のノーカット版では出てくるのか?、それとももともと無いから出てこないか?注目しています。
チャングムに関してはそういう目でも見ていますが、もう少し時代が下ればはっきり碁に関する記事は出てきます。
二代将軍秀忠の時代に来日した朝鮮通信使の一人が、算砂と対局したらしい記録がある。
これはチャングムの時代とそう大きくは隔たってはいないはずです。
日本に大陸から囲碁が伝わってきたのが、3世紀の卑弥呼の時代以降、5世紀に帰化人多かった時代の間らしい。
しかも船で直接もあっただろうが、朝鮮半島経由の伝播も多かったはずです。
朝鮮の歴史に、例えば
470年 百済王余慶に高句麗のスパイ道淋が碁を持って近づく・・・とかあるので、確かに碁は半島を伝わってきているのでしょう
正倉院の宝物の一つも、百済義慈王が藤原鎌足に贈ったもので、それを鎌足の孫娘が聖武天皇に嫁入りする際に持っていったものとか。
ともかく、日本ではその頃庶民はともかく貴族とか上流階級では知られていたはず
701年の大宝令に「僧尼で音楽博戯をするものは100日間の苦役。碁琴はその限りに非ず」とあるというからこの階級では認められていたらしい。
僧尼は当時の貴族・上流階級に繋がるものです・・・朝鮮の両班階級ではどうだったのだろうか?
朝鮮独特のルールで「巡将碁」というものが知られています。
だからその時代に碁はきっとあった筈だと思うのだけれど
物語の中では宮廷・料理が中心で、宮廷での陰謀・勢力争いそして後半は医術などが物語を織り成す糸になっている
だから、それ以外の要素はあまり複雑にしないようにしているのかな?
でも囲碁ファンとしては気になる
これは良く出来た筋書きだし、長編ドラマのあちこちに後になって繋がってくるものがちりばめられているので、小さなエピソードも見逃せない感じです。
時代は倭寇が出没していた頃のようです。
その頃の宮廷とか庶民の暮らしぶりなどが窺えますし、何といっても毎回宮廷料理が見られます。
さすがに大陸とは陸続きですから、食文化が違うので面白い。
それと今回はこれまでのアテレコではなく原語で放送し、字幕スーパーにした点が好いですね。
日本人とさして変わらない顔の役者さんが、日本人でアテレコでセリフが流れるといった微妙に”ズレ”ていたものが無くなりました。
うちの奥さんなどは、コミュの韓国語講座に通ったので部分的にはわかるらしく無邪気に喜んでいます。
私だって”スミダ”とか”アンニョンハシムニダ”ならわかるんですが・・・
それと今回はノーカット版ということで、毎回・過去3回の放送では見たことの無いシーンを発見できて楽しんでいます。
さてそのチャングムで、過去の放送でも気になっていたのですが「囲碁」を打つ場面が無いのです。
主人公が女官ですから、囲碁は入り込む隙間が無かったのかも知れないけれど、当時の朝鮮に囲碁が無かったとは考えにくい。
舞台が宮廷だし権力者が登場するのだから、その階級の遊びとして出てきても良さそうなんだけど・・・
尤も、酒の席のシーンはあるけれど、その階級の人たちが何かをして遊んでいるという場面があまり無い・・・
凧揚げは、相撲みたいなシーンはあったけれど
だから今回のノーカット版では出てくるのか?、それとももともと無いから出てこないか?注目しています。
チャングムに関してはそういう目でも見ていますが、もう少し時代が下ればはっきり碁に関する記事は出てきます。
二代将軍秀忠の時代に来日した朝鮮通信使の一人が、算砂と対局したらしい記録がある。
これはチャングムの時代とそう大きくは隔たってはいないはずです。
日本に大陸から囲碁が伝わってきたのが、3世紀の卑弥呼の時代以降、5世紀に帰化人多かった時代の間らしい。
しかも船で直接もあっただろうが、朝鮮半島経由の伝播も多かったはずです。
朝鮮の歴史に、例えば
470年 百済王余慶に高句麗のスパイ道淋が碁を持って近づく・・・とかあるので、確かに碁は半島を伝わってきているのでしょう
正倉院の宝物の一つも、百済義慈王が藤原鎌足に贈ったもので、それを鎌足の孫娘が聖武天皇に嫁入りする際に持っていったものとか。
ともかく、日本ではその頃庶民はともかく貴族とか上流階級では知られていたはず
701年の大宝令に「僧尼で音楽博戯をするものは100日間の苦役。碁琴はその限りに非ず」とあるというからこの階級では認められていたらしい。
僧尼は当時の貴族・上流階級に繋がるものです・・・朝鮮の両班階級ではどうだったのだろうか?
朝鮮独特のルールで「巡将碁」というものが知られています。
だからその時代に碁はきっとあった筈だと思うのだけれど
物語の中では宮廷・料理が中心で、宮廷での陰謀・勢力争いそして後半は医術などが物語を織り成す糸になっている
だから、それ以外の要素はあまり複雑にしないようにしているのかな?
でも囲碁ファンとしては気になる