はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

夢中

2009-10-02 21:51:20 | book
 今日も雨。
 秋の長雨ってやつですか?
 帰る頃には南から湿った空気ってのが入ってきたようで、ぬるーい気持ち悪ーい天候になってますよ。
 秋晴れ、カモン
 天気も悪い、TVもつまらんで、本でも読むしかないわけですが、というか、昼間は仕事しろよ、オマエ!

 グラーグ57/トム・ロブ・スミス(新潮社)

 前作のチャイルド44は買ってから数ヶ月ほったらかすも、読み出したら止まらなくなりましたが、なんと続編が出て、今度は買ってあっという間に読み切りました。
 前作から3年後位? 既にお馴染みの人達も出ています。
 おもしろいよ。
 大概、一作目のインパクトが強すぎて、次作は落ち着いちゃうことが多いですが、パワーアップしてます。
 主人公のレオは、これでもかってくらい痛めつけられてます。いやいや。
 まさに息もつかせぬ展開と、主人公に次から次へと降りかかる難問と困難と、一体どれだけ運がないのよいやむしろそれでも生きているんだから、よほど運が強いのか、というべきか
 とにかくおもしろいです。
 どうやら3部作らしく、もう一つ出る模様。
 今度はちゃんとオススメしときます。
 ぜひ。

 私の中のあなた/ジョディ・ピコー(早川書房)

 映画の公開は来週からですか?
 知ったのは映画の方が先だったかな。
 白血病の姉を救うために生まれてきた13歳の妹が、もうドナーにならない、と両親を訴える話です。
 いや、なんでまたと思うと同時に、姉を救うためにお前が体の一部を差し出すのは当然だ、と思う家族に囲まれて生きている妹の心情はどんなものなんだろうなと。
 この手の話は、映像で見ると一気に打ちのめされるので、活字を選択することが多いです。
 それでも何度かぼろぼろ泣きました。
 泣くのが必ずしもいい話、とは思わないけど、いろいろ考えさせられたので、いい話なんじゃないかな。
 全部見ているつもりでも、人の視界は案外狭いもので、見落としている物の方が圧倒的に多いんだ、と。
 この物語の中には、多分、誰にでも当てはまる部分がたくさんあると思う。
 あれこれ思いながら、秋の夜長に、ぜひ。
 映画でも、本でも。
コメント
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