はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

近頃の本

2012-04-04 21:50:56 | book
 暴風雨一過、とはならず暴風が残ったね。
 一緒に去らんかね

 先日、久しぶりに会ったひらりんが言いました。
 「この一年、震災やらボランティアやらで、全く自分の時間がなかったけど、今はその空白を埋めるように、ものすごい勢いで本を読んでいるよ」
 スコップが一区切りついたのと同時に、一息吐いたようです。
 うん、分かる、その感じ。
 ひらりんに倣って、という訳ではないけれど、最近、落ち着いて本が読めるようになってきました。

 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女/スティーグ・ラーソン著、ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)

 言わずと知れた映画の原作です。
 見終えた瞬間、これは読まねばなるまいな、と。
 正解でした。読みごたえありましたね。
 映画もよくできてたんだなあ、とあらためて思いました。
 ミレニアムは10部作ですが、著者のスティーグ・ラーソンは、3作だけ書きあげてこの世を去ってしまいました。
 あとがきによると、というわけで、いよいよここから!という所で終わってしまったそうです。
 うーん、惜しい
 でも3作だけでも世に出てくれて感謝です。
 で、問題は、映画残り2本の前に、原作を読んじゃうか、映画を待つか、ですが。
 映画を待ちますよ。
 楽しみは取っておきましょうよ


 エッジ/鈴木光司(角川ホラー文庫)  

 久しぶりの鈴木光司。文庫に落ちてたので。
 読み出しは「リング」より「楽園」に近いかな、という印象。
 地球屋なんで、断層とか地震というキーワードに弱いわけで、ズンズン読み進んでしまいましたが、途中、トランスォーム断層に関する一文で引っ掛かり、引っ掛かったまんまでした。
 あー、残念
 この人は時間とか空間を感じさせるんだよね。スケールがデカイというか、深いというか。
 だからリングとかより、楽園や光射す海の方が好きなんだよねえ。
 ところで、これ、ホラーなのかな。


 世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ/下川裕治(新潮文庫)

 羽田空港の本屋に、この人の本が三冊並んでいて、飛行機旅行と、鉄道旅行と、バス旅行だったんですが、ちょっと迷って?やっぱ鉄道だよねというわけで。
 ユーラシア大陸東の端ソヴィエツカヤ・ガヴァニから、西の端ポルトガルのカスカイスまでを列車で行ったお話です。
 実際の旅行に参考になるか、というと、世界最悪と謳っているのでむしろ参考にしてはいけないんじゃないかと
 でも面白いです。
 これまた先日「寝台列車はどうやって楽しむのか?」と聞かれ、ごろんとして景色を眺めながら運ばれていくのが良い、と答えましたが、やはり、それ以外の楽しみ方?はなさそうでした。
 しかも最新の列車は速すぎて退屈だ、とも言ってます。
 気は合いそうです。
コメント
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