はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

復刊

2014-08-14 20:50:37 | book
 はい、木曜です!
 日曜かと思ってしまうほど、朝は車が少なかったですよ。
 明日もか?明日もやな?

 さておき。
 昨日の鰹で週末ネタが途切れたので(決して尽きた訳ではないのですが)今日も、ちょっと別向きで。

 とはいえ、先日の話ですが。
 本屋へ行ったら、雑誌コーナーにあれっ?という本がありました。
 森羅万象の新羅から取ったタイトル、SINRA、という雑誌が新潮社から発行されていたのをご存知の方はいるでしょうか?
 1994年1月に創刊され、2000年7月に休刊されるまで、主に日本の美しい自然を紹介していた雑誌です。
 ノーザンライツの星野さんや、里山の写真家今森さん、今ではすっかり猫写真家でおなじみの岩合さんなども執筆されていました。
 養老孟司先生も、私はこの辺で知ったのかな。
 それが、なんと先月末に復刊してました!
 いやあ、どんどん雑誌が廃刊に追い込まれるこのご時世に、正直ホントに復刊するとは思っていませんでしたよ。
 長年の読者としては嬉しい限りです。
 やるな、新潮社
 
 実はSINRAの前に、Mother Nature's、という季刊誌ががあったのです。
 私は、その3号が最初の出会い。
 まだ学生でしたね。
 発刊間隔が長いので、一冊一冊の中身が大変濃いのです
 月刊化を望む声に押されて、月刊誌として創刊されたのがSINRAでした。
 コンセプトは同じであるものの、月刊誌になって、どうしても内容が薄まってしまいがちで、そこに何を足したかというと、様々な情報と、どなたかの主観が増えました。
 Mother Nature'sでは、単純に自然を見せてくれていたんですが、個人の意見が入ると、ちょっと押しつけがましいところが出てきて、うるさいわっ!と思ってしまうのも仕方ないこと。
 それでもずっと購読してきたのは、今森光彦さんの里山の写真が素朴で、きれいで、でも儚くて、宇宙飛行士が上から地球を見た時に「守らなければいけないもの」と思うのと、同じように感じたからじゃないかな。
 はい、私は地球を守るためなら、率先して人類滅びろ派ですので、スミマセン。

 で。
 復刊1号には岩号さんのフォトギャラリーがありました。
 猫だらけのページは、ちょっと懐かしい感じね。
 あとは島特集。

 それにしても、なぜ今復刊?と一瞬疑問に思いましたが、近年は田舎暮らし推奨的な村おこしも盛んだし、東日本大震災以降は特に、古里回帰みたいな風潮も強くなってきたからかな。
 自然の驚異を目の当たりにして、自然と共存していく、というある意味日本人の原点回帰の現れなのかもね。

 そんなわけで、ウチの本棚には、Mother Nature's第3号から、SINRA2000年7月号までズラリです。
 
 最初の数年は、背表紙にまで凝る始末。

 今のところ隔月発行みたいです。そのくらいがちょうど良いかな。読むトコ多くて
 次号は9月24日。
 熊と鹿が主役です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする