幻の梨

　昨日からのバタバタはみんなのおかげでとりあえず収束。
　あとは来週だ、来週！

　というわけで。
　なんだかまたも週末のお天気雨模様でトホホです。

　ま、それは仕方ないのでおいといて。
　洋梨です。
　先週、南相馬鹿島ＳＡで買いました。
　ちょうど食べ頃の洋梨がありまして、しかも、まだ食べたことの無い品種です。
　洋梨は、食べ頃よりもちょっと経った方がとろとろになって、そこが好きなので、しばらくおあずけにしてました。
　で、いい頃合いかと思っていよいよいただいたわけですが。

　ひゃーっ！
　絶品です。
　めちゃうまです。
　彼の名は。

　ドワイエネ・デュ・コミス様（←様？）

　舌噛みそうな上に、憶えられそうに無いお名前です。
　でも、美味しいのでぜひとも憶えておきたいところです。
　いかなる御方なのかとちょっと調べてみましたら、誰しもが大絶賛でございました。

　それもそのはず。
　ヨーロッパでは高級品種とされているそうです。
　日本には明治初期にいらしたようですが、栽培が難しいため生産量は非常に少なく、それゆえ、幻の西洋梨、とも呼ばれていそうらしいです。
　形はラ・フランスと似ていますが、より均整のとれたナイスバディ？そして味はよりクリーミーでとろけるような舌触り、甘くて格調高い香り！
　かつて昭和天皇の料理番として活躍した秋山氏が、かす１つ残さず溶けてしまう、四十年たった今でもまだあの味が舌に残っている、絶賛したほどだそうで。

　そんな凄い洋梨が、あろうことか南相馬鹿島ＳＡでは、ジューススタンドで惜しげもなくジュースにされていました！
　そりゃあ美味いはずだ
　どうやら相馬あたりで栽培している農園さんがある様子。
　幻の西洋梨です。
　出会えた時は、躊躇せずにお連れください。
　私はまたいつの日か再会できることを夢見ることにいたします
　それではみなさま、よい週末を