郵便ポストに喪中のはがきが入っていた。
染色の友人で、もう20年以上前になるだろうか?
佐竹藍月先生の元ですなご染を一緒に勉強していた事があった。
ご一緒していたのは、ほんのわずかな期間だったが・・・・・
その後、私が展示会の招待状を送ると、電車を乗り継ぎ堺から来てくれた。
背中にリュックサックを背負って、何の前触れもなく、ひょっこり会場に顔を出してくれた。
そんな事が、何度かあった。
その方の年賀状には必ず「展示会をするときは、連絡をください」と
書き添えられていたが、
最近は香川で展示会をするだけで、阪神間ではする機会が無かった。
「体調が悪く、香川までは行かれない」との年賀状を頂いたのは、
昨年だった。
今年の年賀状には、染色を思い出すと私の事を思っている。と書いてくれていたのだが・・・・
小柄で優しい人だった。
私の、ファン第一号だと言ってくれた。
もう一度、リュックサックを背負って、ひょっこり会場に顔を出してくれる
姿を見せてもらいたかったが・・・・
今年はやっと、香川まで展示会を見に来てもらえますね。
あなたに会えないけど・・・・
心より、ご冥福をお祈りいたします。