8:05分の高松行きの高速バスに乗り、高速志度で下車、
タクシーに乗り、石の民俗資料館に着いたのは、11時前。
私達も出展している“佐竹藍月と素敵な会員たち”の展示会に、
HMさんと二人で出かけた。
雨が降るとの予報に用意した折りたたみの傘も、
冷え込みを恐れて厚着した事も、無駄に思えるような、
暖かいお天気になった。
会場の準備から、受付まで佐竹先生の生徒さんに任せきっりで、
何もお手伝いをせず、
期間中に、1回行くだけでは、非常に肩身が狭い
少し、気兼ねしながら、挨拶を交わした。
今年は、佐竹藍月先生の“染色40周年記念展”も
ロビーに併設されている。
先生の初期の着物から、最近制作された着物まで、数十点と、
ソプラノ歌手の娘さんの華やかな舞台ドレスが、展示されていて、
40年間の先生の作品を1度に見られるのは、大いに勉強になる。
緻密に計算された絞りのデザインや、
佐竹ワールドと言える優しく暖かい色彩センス
次々と新しい技法を生み出す、発想力の豊かさ
どれも、真似したくても真似できない。
私など、まだまだだな・・・と
先生と比べて思うことさせ、恥ずかしく思える。
15日には、NHKの「ゆう6かがわ」に佐竹先生が出演され
すなご染や庵治んこ染が放送されたので、それを見て来館された方も有った。15:47分のバスに乗るため、15時に会場を後にしたが、
バスの中で、来年の展示会には、何を作ろうか・・・・・。
すでに来年の展示会に向かってスタートを切ったが、
又、苦しみ、悩む1年になるだろう。
それを何年も経験しているのに、止めないのは、なぜ?
やっぱり、今日のこの日にあるのかな?
展示された自分の作品を、誇らしく思って見らるのは嬉しい。
過去に穴が有ったら入りたいと思うほど、恥ずかしい思いをしたことが有る。
誇らしく満足に思える作品は、そう簡単には作れない。
作れないから、止められない。
そして、佐竹先生の後姿に教えられた「継続は力なり」の言葉。
追っても追っても届かない後姿を、追い続ける。
見えない道のりは遠そうだが~~
届かないから、追い続けるしかない。
難しいから、悩み苦しみ挑戦するしかない。
簡単に出来るものは、すぐ飽きるし、興味はない。