群馬県沼田市こしひかりの物語

旧新治村の田んぼでとれたコシヒカリの物語です。
それから、生活・リハビリについて、徒然なるままに書いています。

闘病の記⑱(理学療法1)

2008-08-19 10:50:20 | Weblog
 理学療法とは、ひとことで言うと、歩くことが出来るようにすることである。
歩行動作など意識したことが無い人がほとんどだ。生まれて一歳位から歩くための準備が始まり、気がついたときには歩いている。ほとんど無意識に獲得している能力である。遺伝子に組み込まれているのだろう。なんとか立っていられるようになっても歩くことが出来ない。歩行動作を分解してみると、まず二本足で立つ、次に片足で立つ、持ち上げた足を前に出す、重心を移動して反対の足を前に出す。単純に言うとこの動作の繰り返しだ。歩く方法を失ってしまった脳に再び覚え込ませるにはどうすれば良いのだろうか?
 ちなみに理学療法士(PT、Physical Therapist)がこのリハビリを担当する。PT(Physical Therapy)とは「理学療法」のことで、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的(理学的)手段を加えることをいう。(理学療法士及び作業療法士法第2条)
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闘病の記⑰(作業療法3タイピング)

2008-08-07 10:29:38 | Weblog
 一刀流、二刀流剣道のことではない。高齢者で初心者のタイピングだ。私も例外ではない。
 パソコンも携帯もない学生時代だった。電子計算機の講座は、PL/Ⅰというプログラミング言語の講義のみで実習は無かった。計算尺の時代で電卓がやっと実用化されそうなときだった。
 40年前、大学の工学部を卒業して教職に就いた時からミニコン・ワンボードマイコン・パソコンとコンピュータの発達とともに生活してきた。初期の頃は、紙テープ・紙カードでデータやプログラムを入力していた。生徒の実習は紙に穴をあける作業が入力実習だった。当時も今も、キー操作が素早くできないと本来のプログラミング実習が出来ないので短時間で習得させることが課題である。
 当時と変わらないものはキーボードのキー配列だ。日本人にとってキー操作は苦手だ。タイプライタを使う習慣が無かったからか。しかしワープロの誕生が一変させた。誰もが必要になったのだ。
 写真は一年生の実習で生徒にさせていたキータッチをマスターさせる方法を自分のリハビリに活用したものだ。特打というソフトを使ってキーボードを見なくても操作出来るようにするものだ。どうしてもキーを見てしまうので段ボールでブラインドにして訓練した。生徒はすぐ出来るようになったが、私は大変だった。左の指が思うように曲がらないのでホームポジションから上下にスライド出来ないのだ。これが出来ないと復帰は難しい。毎朝OT室のパソコンで訓練した。
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