自転車のキー紛失

葉室麟「川あかり」読了。
先日の直木賞を受賞した人の作品。
この人の本は他にも読んで可もなく不可もなくと思ったから、受賞作「蜩ノ記」が入るまでに読んでおこうと思ったもの。
２０１１年刊行だから油が乗っているだろうと思った。
とんでもないものだった。
昔々私が小さい頃には、小説月刊誌はわら半紙のような粗悪な紙に印刷されて内容も勧善懲悪・一話完結の単純な内容のものだった。
この本は、その昔を思い出させるような粗悪な内容。
藩一番の臆病者が刺客となって木賃宿に潜伏して殺す相手を待つまでのお話。
登場人物も適当、ひどい筋立て、この本を買った人は返品したいだろうなあ。

今日は朝から雨が降っていて終日降る予報だから歩いて図書館へ。
予約していた「岳」が三巻入っているから。
「バガボンド」は何ヶ月も待たされるけれど「岳」はあっという間に読むことが出来る。
山で多くの人が遭難するおはなしだから、ちょっと厳しいけれどまずまず面白い。
こんなに遭難して死ぬ人が多いのを読むと、山の危険な面ばかりが強調され過ぎじゃないかと心配する。
主人公がとても能天気な人に描かれているのが救いだなあ。

午後から雨が止んで、もうひとつの図書館には自転車で出発。
帰るときに自転車の鍵がない。
困り果てて置いてきて歩いて帰宅。
スペアのキーが不明瞭。
自転車のキーがふたつ在ったけれど今の自転車のかは不明？
合わなかったら、チェーンキーを切ることになるけれど、他人から見たら不審者。
どうするんだろう。
警察官に立ち会ってもらうんだろうか？
誰か教えてー！！

倉見山からの富士山。