あきまさブログ

日々平安なれ

棋戦の観戦 2日目

2012-02-16 | 日記
今日は囲碁棋聖戦の2日目。
高尾さんがまずまずの構想で細かいながらもやれそうだった、
と思う。
ヨセに入っても第一人者は我を通そうとする。
しかし、思いもしないヨセを考えているものだ。
さすがプロ。
左辺から出ている黒に対して白がいじめようと、得をしようと働きかける。
あーっ、それが何と、白の一等地が減ってしまった。
黒地は増えていないが、白地を侵略した。
その後、右辺も白地がゼロになってしまった。
白の得たものは・・・
ナッシング。
投了やむなし。
二勝二敗になってしまった。
まあ、これから三番勝負になったと思って二人とも頑張るべし。
久し振りに囲碁棋戦を見たけれどなかなか面白かった。

今日は同時に将棋王将戦第三局を同時観戦。
久保王将に対して佐藤九段が挑戦していて二連勝中。
七番勝負だから先は長い。
2日制だから、今日明日の2日にわたっての対局。
と言うことは、今日は夕方に打ち掛けとして、明日打ち継がれる。
将棋は解説を読んでもどちらか優勢かは分かりにくい。
一日目ではなおさら。
明日の夕方には決着するでしょう。

阿川佐和子「サワコの和」読了。
婦人画報に連載されたものをまとめたもの。
この人とは波長が近いんだろうか、同感できる考え方が多い。
しかも、読みやすい。
一例を挙げますと、
『階級制のない日本においてさえ、それぞれの「分」の棲み分けが成り立っていた時代はあった。
子供なんだから立っていなさい。
まだ、若者が行くべきところではない。
お兄ちゃんなんだから弟に譲りなさい。
自分で稼げるようになってから、そういう高級品を持ちなさい。
女がそういうことに興味を持つべきではない。
さまざまな「分」が存在し、それらの中で段階的にできることやできないことを見極めていた。
そしていつか実現可能な「分」や「年齢」になれることを期待して、夢を膨らませていたのである。』

良い時代があったんですよ、日本には。
今は、外出すると腹が立つことが多いです。
こいつは日本人じゃない、隣の国の人か隣の隣の人に違いないと思って我慢するんです。
文明を知らない人種だと思って我慢するんです。
そこまでは阿川さんは書かないし、
石原さんも最近の発言は慎んでいるから仕方ないですが、
責任者出て来ーい、
ですよ。

今日の写真は先日近所に行った水天宮、下は交番です。