あきまさブログ

日々平安なれ

旅は道連れ 2

2013-05-21 | 日記
今日は歯医者さんへ。
銀冠が取れたから、大嫌いな歯医者さんへ。
家人が友達から、あそこが早くてよい、と聞いてきた。
今行っているのも早いんだけれどもっと早いそうだ。
試しに行ってみた。
外れたところを見て、外れた銀冠を見て、入れてみましょう。
ってセメントを強くして入れてくれました。
こんなの初めて。
虫歯が出来ているなんて言いながらキイーンと削って新たな銀冠を入れるのが今まで。
いやーっ、嬉しかった。
今度から定期検査もしてもらおう、という気にさせてくれる歯医者さんでした。

お遍路で一緒した、N川さんは千葉は君津の方でした。
この方には納札をもらっていたんです。
「おさめふだ」と言いまして、
本堂と大師堂にお参りするときに住所氏名を書いて願い事を書いて箱に入れるんです。
街の方からお接待を受けたときにもお渡しします。
普段はたかだか町名くらいまでしか書きませんが、キチンと番地まで書かれたものをいただきました。

N川さんの面白いところ。
K掛さんが四回目と聞いて先の宿の質問をされました。
K宿はどうでしょう、って聞きますと、
N川さんが「修行です」って答えます。
K掛さんは分かったか分からないか、引き下がろうとします。
私が、K掛さんダメですよ修行というのは大変な宿と言うことですよ、ってアドバイス。
Kという宿は、経験者には有名なひどい宿。
ポットントイレ、食事は最低、おにぎりは高い、宿の人は冷たい。
何拍子も揃った名うての民宿です。
そうですか、修行なんですか、と理解。

そうそう今回の宿は全部シャワートイレが付いていました。
三年前で半分以下だったと思いますから良くなりました。
もっと先に行きたかった。

写真は道しるべですが、藤井寺の脇にある焼山寺登山道の上り口にあるもの。
裏に隠れてしまっているのは、
健脚 4時間、並足 6時間、弱足 8時間、とあるんです。
四年前、私は並足より時間が掛かりました。


前を行くのはA木さんとN川さん、山道です。


ここは長戸庵だったか、皆さん待っていてくれました。


一本杉、根本から分かれているから一本には見えません。


これも道しるべ。



旅は道連れ

2013-05-20 | 日記
爪のはがれたのが引っ付いたのは嬉しいです。
野生的、野獣性豊か、まだまだ若い、なんと言うんでしょう。
良かったー。

歩き遍路をしますとスタートを前後した人とよく会います。
大体同じペースで歩きますから宿が一緒になることが多いのです。

K山さん
水戸の方でした。
晩酌は日本酒を冷で三本が定番。
登りが弱いんです、下りは強いんです。
私と山歩きのパターンが似ていますから、焼山寺では途中をかなりの間一緒しました。
しかし、足は私より強い方でした。
最後の宿でも一緒になり、夕食後に部屋までお別れの挨拶に来られ、お互いの住所交換をしました。
ご両親の供養に廻られているような言い方をされました。

N川さん
千葉の方、どうも房総の方という様子でした。
四回目、そのうち一回は逆打ち。
逆打ちは標識や遍路シールが見えにくいから難しいんです。
立派なものです。
健脚でした。
藤井寺の手前までK山さんともう一人と一緒でしたが、
あと少しという所でぐんぐんスピードアップ。
マラソン中継で観るラストスパート。
見る見るうちに引き離されてとても追いかける力がこちらにはありませんでした。
ヒマラヤトレッキングに行ったけれど5000m前後のところまでだったと謙遜されていました。
焼山寺以降は全く見かけませんでした。

切幡寺のあとでお嬢さんが「一緒してよいですか?」と聞いてきて藤井寺まで一緒しました。
香川の人でしたが、週末歩きを始めたばかりで今回二回目。
何とか二年で回りたいと・・・・
公務員で二年毎の転勤が決まっているそうです。
一人歩きは心細かったのでしょう。

K掛さん、堺の方でした。
真宗の通信教育を受けて、今秋から臨済宗の短大に通うとの話しでした。
奥さんを二年前にガンで亡くされて、戸建てからマンションに移り、自炊もしているそうです。
この方も最後の宿で部屋に挨拶に寄られました。

これは切幡寺の階段、333段ですが私は一回目のときも難儀した記憶なし。
今回も楽勝。


途中で少年剣道大会を雨中でもやっていました。


沈下橋、四国に多くあり、欄干は設けてなく洪水でも流されにくい。


最初のときも撮った遍路小屋、毛布が置いてあります。



ルピナス

2013-05-19 | 日記
今日の良い知らせ。
左足の第二指の爪が引っ付いたようです。

ギリシア指かエジプト指か忘れましたが、
第二指が親指より長いために靴にコツンコツンと当たってしまいます。
山で下りのときに特に問題となることは承知していました。
今回、十二番焼山寺の下りで痛めたようです。
コツンコツンの刺激のために爪の下にマメができた様子でした。
初めてのことでしたが、そんなところにマメができると爪が浮き上がってしまいます。
水泡が爪の下から指の先端に出て来て膨らんでいました。
宿で、その水泡に針を通しましたらチューっと水が30cmも飛び出しました。
歩いていたから水泡に圧が掛かっていたんですね。
その2日後くらいに見ますと爪が剥がれて根本で引っ付いているだけでした。
もうダメだ、と諦めました。
四年前三年前にも一二本の爪が死にましたから知っています。
半年くらい掛かってまた生えそろいます。
今回は帰宅してから水が溜まらないようにバンドエイドで押さえておきました。
そしたら、爪が引っ付いています、多分。
帰って休養したのが良かったようです。

今日は地方から旧友が上京しました。
先日、帰宅したときに連絡がありました。
足の状態は読めていなかったのですが、嬉しくて会う予定としました。
外出は帰って以来初めて。
ちょっと足裏全体に違和感と言いますか、痛みの感じが少しありますが大きな支障はなし。
互いの知人の情報交換。
また、山歩きを始めるそうですから道具とか、身体のこととか、日ごろのトレーニングの大切さとかを先輩面して説明しました。
2時間足らずでしたからあっという間。
この前のIさんと言い、旧知の人と会うと懐かしく嬉しいものです。

今日の写真はお遍路一泊目の宿坊。
ホテルと変らないと評判らしいです。
はい、ツインのシングルユースでした。


二泊目は民宿。
小さなテレビがありましたが、全く観る余裕なし。
この程度が標準的。


お寺の山門脇に弘法大師の像が建っていますが、多くのお寺で立っています。


彩りにルピナス。



マラソンと歩き遍路

2013-05-18 | 日記
今日はガラ携を解約して「ほぼスマホ」に移行するための準備。
と申しましても、撮り貯めした写真を処分したり、アドレスを連絡したり・・・
写真は古くは四年前、三年前のお遍路の写真も少しありました。

さて、今回の写真です。
これは五番札所地蔵寺の門前です。
偶々いるのはA木さん。


A木さんは徳島から乗った普通電車に乗っていて話しかけられたおじさん。
地元の方かと思ったら埼玉からお遍路に始めて来た方でした。
72才、豊島区の陸連とか埼玉の陸連の審判員などを務めていて、
ご自身は二年前まで、坐骨神経痛になるまでは、マラソンを趣味としていたそうです。
しかも、100km200kmマラソンとか長いのや多摩のトレランもしていたそうです。
そのときはへーって聞くだけだった。
この方の真価を見たのは焼山寺にて。
山道をですねー、トットコトットコ上って行くんです。
平地では一緒になることはありませんでしたが、焼山寺は出発を五人がともにしました。
自分が登りの遅いのを再確認しましたが、それでも後から二番、A木さんを見て、そういうものかと心底感服しました。
しかし、A木さん、歳を取るとこんな風になるのでしょうか?
自分のことを言わないと気が済まないように、声高に喋ります。
電車でも宿でも。
周りの皆さんもA木さんの略歴を自然と知りました。
そして、遍路ころがしの焼山寺で、A木さんの健脚ぶりを思い知ったんです。


Tさんからの便りが届きました。
最近描きためた写生を送ります。
写真から描いたもの、現地で描いたものがあるので季節がばらばらですが、また機を見て使ってください。
「谷の寺」は王滝渓谷にある禅宗の寺です。左手前の木はさるすべりの古木です。かなり存在感が強いので中央部の紅葉とどちらを主役にしたらよいのか迷ったまま描いてしまいました。


「小春日和」と「小川」は近所の散歩コースでの同じ日のほぼ同じ場所での風景ですが、一方は陽射しの明るさに春を感じ、他方は日陰の水の色の青さに冬を感じて描いたものです。




「川辺」「青葉の山里」「田植え頃」は小生お気に入りの豊田市下山地区です。「川辺」は冬の風景として描こうと思ったのですが、案外暖かい感じの色合いになってしまいました。
「青葉の山里」と「田植え頃」は5月の里を吹きわたる風の心地よさを感じられたらと思うのですが…








廻りかたは様々

2013-05-17 | 日記
今日はゴロゴロ。
ちょっと横になると寝てしまう。
身体も疲れているんだ。
足が腫れていたのか、むくんでいたのか、少し戻りました。
右足第二指の爪は生きているようです。
左の方は剥がれ落ちそうになっています。
その根元がちょっと赤いのはバイ菌が入ったか。
足裏はじめとするマメはつぶした後の処置が良くて固まった様子。
その分だけ厚みが増した感じです。

二番極楽寺の長命杉。


第三番金泉寺の・・・何て言うんだろう。


三番金泉寺と四番大日寺の間にある道標。
このての道標はたくさんあります。


これはその先にあった「岡の宮の大楠」樹齢700年。
左下にザックが見えます。


ザックに銀マットが縛り付けられています。
傍に居た方に聞きました。
そう、野宿主体で廻るんだと言っています。
気をつけてと、分かれました。

帰るときの徳島駅で出会った人がこの人でした。
どこかであったと思いました。
聞きましたら、岐阜の各務原の方。
百名山は半分ほど登りました、って。
北海道は改造カーで奥さんと45日間廻ったって。
西国33観音巡りも済ましたそうです。
費用対効果を重視しているそうです。
今回のお遍路を野宿主体にしたのもその観点。
しかし、経費節約ばかり聞いているのはつらかった。
聞いていると、マメが私よりひどくて肉が見えると言っていました。
聞くだにつらい。

これは七番十楽寺の宿坊を振り返ったところ。
ホテル並みでした。