カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

柿 カラス  oct2018

2018-10-27 | エッセイ


自宅近くで  oct2018



 








新宿  oct2018




 特筆すべきことのあまりない日常にあって最近気が付いたことといえば、カラスが柿をくわえて飛んで行っているのを見たことぐらいか・・・。昨日、外出した際に偶然見かけた。直径4,5センチくらいの柿をくわえてその柿の木からどこかへ飛んで行くところだった。カラスというのは柿を取って食べるものなんだ、と思った。そんなことは思いもしなかった・・・。ならば、カラスにとっては今、収穫満開の時季と言っていい。家の近くは柿が今、いたるところで成っている。何か取られるのを防ぐ策でもしているのかと思って見てみるけれど、その家の人は特には気にしてはいないようだ。豊富に成っているからカラスが取る分くらいはそういうものという感覚なのかもしれない。あるいは竹の棒などで追っ払っているのかもしれない・・・。柿は自宅庭には珍しくも今年は数個が成った。小さな鳥につつかれるので、早くも取り込んで今、食べているところだ。何とのんびりした時間か・・・。
 
 先週末に新宿へ行った。昼間である。久々に歓楽街の歌舞伎町から北の辺りを歩いた。以前噴水のあった広場は今は平坦な広場となり上からはゴジラが見下ろしている。多くの建物が変わった中、昔行ったことのあるライブハウスのある建物は今、リニューアル中の様子だった。あまりにも変わり過ぎるので、そういう形で残そうということなのかもしれない。いろいろな選択肢の中でそうなったのだろう。
 夕暮れ迫る頃、近くのパブに入った。街路に対してオープンなスタイルの店で、歩いていて何となく入ってしまった。好きなタイプの店だった。場所が場所なだけに夜はお客は多いとのことだった。頼んだオンザロックのバーボンが来て、さて飲もうとコップに手をかけたときに、その手の甲に虫がとまったのだ。ハエだった。ハエだ!へえ~!と思った。最近ほとんど見たことがなかったからだ。以前はもっといたと思う。あんまり多くいてもらっても困るのだが、全く見られないというのも変な感じだ。街の浄化が進み、ハエの居場所が少なくなっているのかもしれない。ハエか、と思いつつコップを持ち上げるとヤツはどこかへ飛んで行ってしまった。
 思いついたところで言うと、スズメも気付かぬうちに、見かけなくなった。田んぼに稲が成って首をもたげている時季なのに、いないのだ。何か変だなと思っていたら、隣の駅の駅前の一本の木にわんさかと群がっているのを見て仰天したこともある。その木にだけ、なのである。だから他は静かで、その木だけから無数の鳴き声が魔弾なく、下を通り過ぎて行く人々に降り注ぎ、まるで木がわやわやと道行く人々に喋りまくっているように聴こえるのだった。






 

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