朝食をとり7時46分鱗楼出発。最初は軽快に歩いていたが徳島市街に入るとだんだん足の方が痛くなってきた。9時30分眉山(阿波踊り会館などがあり山頂にケーブルで上ると徳島市街が一望)に到着し休憩。まだ6㌔しか歩いていない。恩山寺までは11㌔。暑いしアスファルトの固さで足が悲鳴を上げている。快い筋肉痛などというものではない。やはり地蔵越を・・・いまさら・・・地図をよく見るとだいぶ遠回りをしているみたいだ。とにかく休む所があったら休みの連続。しかし、こちら側を歩いている遍路さんも結構いる。この暑い中、皆さん頑張っているのだ。ようやく18番札所恩山寺山門到着。「ガーン」二丁(220㍍)の上りの石段が待っていた。とほほ・・・とにかく足が痛いてー。
「なんのために歩いているんだ」などと遍路さん同士の会話も聞こえてきた。しばし沈黙。いろんな遍路さんがいるんだなーと思いながら食事をすることに。すると、昨日のおばちゃん遍路がこちらに向かって歩いてきた。「歩いて来たの」と声をかけたら、「いいえバス」で来ましたとの返事。今日が最後でこれから徳島市内に戻り観光をして泊まるとのこと。勤行なんてやったことないから教えてと言われ一緒にすることに。南無大師遍照金剛・・・合掌。また逢いましょうと一期一会の別れ。
19番札所立江寺までは約4㌔の道のり。心休まる竹林の遍路道を通り15時00分到着。打ち終え今日の宿は境内にある宿坊。夕食は精進料理とまではいかないものの、お酒も飲めたし朝のお勤めや住職の講話など今までにやったことない良い体験をした。同席の茨城霞ヶ浦から来たお寺の住職一行は、酒は飲まなかった。良い心がけだというよりは修行なのだ。初めての宿坊のせいかなかなか寝付かれなかった。
心休まる竹林の遍路道
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