ペンションやすらぎのおやじさんに見送られ7時30分出発。13番札所大日寺までは6.5㌔の道のり。ここから6㌔余りの範囲に、14番札所常楽寺、15番札所国分寺、16番札所観音寺、17番井戸寺、と札所が集まっている。
鮎喰川の清流を見ながら13番札所大日寺到着。打ち終え、すぐの14番札所常楽寺、15番札所国分寺を打ち、御昼時16番札所観音寺到着。山門前の道は狭く食べるところが見つからない。しかたなくバイパスに出て食べようと思い遍路道から離れると車が近づいてきて「16番はこっちではないですよ」と親切に声をかけられる。「ありがとうございます。食事です」と言ったら「わかりました。気を付けて」と去っていった。四国の人は、歩き遍路者にはとにかく親切だ。合掌。
食事を終え、16番札所に戻ってきたら団体遍路で境内が混雑していた。勤行を済ませ納経所に行ってみると、案の定、添乗員が風呂敷に納経帳を山ほど抱えていた。20分ぐらいかかるのではと思ったが運よく納経を済ませたらしくスムーズに納経ができた。団体さんと鉢合わせになると大変だ。
今日の宿、鱗楼は札所からすぐの所だが、17番札はここから2.8㌔先にあり行ってまた戻らなければならない。明日のことを考えると今日のうちに打ち終えた方がベストなのだ。歩いていると、向こうから歩いてきた三人連れのおばちゃん遍路に、「もうすぐよ、頑張って」と声をかけられる。「ごくろうさまです」と挨拶。まもなく、17番札所井戸寺到着。井戸寺は井戸端会議でもないが年寄りの憩いの場所になっていた。井戸寺を打ち終え宿に戻る。割烹旅館らしい雰囲気がありさぞかし美味い料理をと期待する。食堂で夕食をとっていると三人のおばさん遍路がにぎやかに入ってきた。見ると、先ほどの遍路さんだった。挨拶をして一緒に食事。話をすると二人は姉妹で北海道と東京に住んでいて二人で旅行することになり四国遍路をチョイスしたとのこと。もう一人は、旅の道ずれで一緒に歩いているとのこと。ぐうぜんにも会津の県立病院で息子さんを出産したとのこと世間は狭い。いろいろ話して盛上り、三人は気分良くして食事を終え出ていった。まだ飲んでいると、今度は夫婦連れの遍路さんが入ってきた。奥さんは車で旦那さんは歩き。この人も会津鉄道など会津のことをいろいろ知っていた。「明日は、どちらを」と聞いたら地蔵越えとのこと。こちらは地蔵か徳島市街かと迷っていたが足が痛いので平地にすることに。美味いのを食べ気分よく飲んでいい意味で快い筋肉痛で?就寝。このチョイスが後で後悔する。
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