早朝2時間ほど自転車に乗って市内北部方面まで走った。
帰る途中、珍しい光景を見た。それはこの都会中心部でのシジミ漁だ。夫婦であろう二人操業で長い棒の先に金網があって肩に棒を押し当て両手を棒の前方に伸ばし身体全体の力を両手に込め川底をさらえている。
平和記念公園から1キロ以内の距離で海からは4キロ程度だが元々に川の州にできた土地なので海抜が低くこのあたりは満潮時は海水も逆流し真水と混じっている。このようなところに生息するのがシジミだ。
小船の上での漁はバランスがよくない状況での作業となるが熟練の技だと思う。
時代は代わって回りの風景はうつろいでも春を告げる風物詩として残したい風景のひとつだ。