一日を生き抜いた満足感⁉
毎日を生きて行く中で、「一日を生き抜いた満足感」を常に実感して
いる人はどれほどいるのだろうか。勿論、世代や立場によって、その
内容や度合いも違い様々な満足感があるだろう。
私のように、一応現役をリタイヤして、年金生活をしていて、更に病
気の後遺症により生活内容や、その活動の範囲も制限してる者として
の満足感は多くは妥協の上で成り立っているように思う。
(私には、そう生きるほうがラクだからだ)
現役世代にとっては、社会や家庭の中で人間関係や仕事の成果や家庭
問題など、いろいろなハードルを乗り越えた上で、自身が納得した満
足感を常に得られたと実感できる人は、ほとんどいないだろうと思う。
そう考えると、人生の大半を占めるのは、つまらなく、普通の日々の繰
り返しなのだろう。
例えば満足感=幸福感と考えると、人生の中で楽しくてワクワク、ドキ
ドキした幸福感に満ちた割合は、せいぜい2割程度のような気がする。残
りの大半は、おおむねいつもと同じで、つまらなくて、何もない地味なも
のだろう。
だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占めるこん
な普通のつまらない瞬間を幸せに過ごすことにあるのではないだろうか?
些細なことに価値を見出し、つまらなさを肯定することで満足感をえられ
るようなそんな気持ちで生きていける人に私はなりたい。