あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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5月公演「帽子屋さんのお茶の会」の稽古始まる

2018-01-27 16:16:15 | 日記
三島公演が終わり、昨日から5月公演の本読みが始まりました。
演目の別役実 作「帽子屋さんのお茶の会」は、有名な児童小説「不思議な国のアリス」の中の「お茶の会」の話を下敷きにしています。
でも、原作と共通するのは一部の登場人物たちの名前くらいですかね。
私の役の“市長”は、原作にはない人物です。

昨日の稽古、私が一回目の本読みをした“市長”に対するディレクターのコメントは;

人物像は、どうしようもなく手が付けられないバカ。
そういう人物のある種の“豪快さ”みたいなものを出す。
丁寧に(理性的に)やり過ぎないこと、傍若無人な感じが欲しい。
みんなが「この野郎!」と思いたくなるような、どうしようもない俗物である。

でした。
劇中では、ガサツなことを大声でわめいて場を引っ掻き回す…、この人物像を作り上げるにはかなりのパワーがいりそうです。
それから今回の演目は、いつもの年配者のお客様が、“お孫さんを連れて劇場に足を運んでくださるように”という願いを込めて、子どもにも喜んでもらえるようなものにしたいとディレクターは考えているようです。

原作「不思議な国のアリス・お茶の会」の挿絵(左からアリス、三月兎、眠りネズミ、帽子屋)