三月に竹ノ塚駅近くの踏み切りで死傷事故が起きたが、そのことに関して
「あだち区報」にいろいろ書いてあるが、強烈な違和感を覚える。
まずこの事故に関して自分たちの責任がるあのかないのかまったく触れられていないようだ。
そしてこれからの「対策」がいくつか書いてあるがなぜ今までそういうことを
やってこなかったのかまったく反省の色がないのにはとにかくあきれる。
この近辺の歩道の設置や拡幅などといったことすらいままでせずに「東京芸術センター」の計画を練るなど、足立区がいかに生活するものの便宜を考えていないかよく分かるような気がする。
さらに不思議なのは、こうした措置をする一方でなんと鈴木足立区長は北側国土
交通大臣に「鉄道立体化」の要望書を手渡して、大臣は「検討会に参加すると
約束しました」と書いてある。手渡したさいの写真ものっている。
これでは区報というより、よくあるどこかの野党の広報を見ているようだ。
あまりにも危機感の感じられない区長の姿勢にはただただ恐れ入る。必要なことは区が率先してやるべきだろう。しかも立体化を「要請」しているわけだから、自分たちが進めている対策は不十分であることを自ら認めていることになる。
いままで超がつくほど豪華な区の庁舎など大規模な公共事業をさんざんやってきて、
こういうことには「国の協力が必要」では責任転嫁といわれても仕方ないだろう。
今回の事件の原因の一つは足立区のこういう「たらいまわし」的姿勢にもあるのではないか。
足立区はまず自分たちに管理監督責任がなかったかどうか自ら考え行動に移す
べきではないか。
こういう人たちには何を言っても無駄だろうけど、自分は同じ類の人間には思われ
たくない。