気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

ホトトギス

2014年05月22日 09時32分09秒 | 綴りごと
ほととぎす 鳴くや皐月の あやめ草

 あやめも知らぬ 恋もするかな


二、三日前に初ホトトギスの声を聞きました。


ホトトギスの声を聞くと、あぁ、もう夏になる…そう思います。

ホトトギスは、昼夜を問わず鳴きますし

飛びながらも鳴きます。


なので、前述した歌が生まれたのでしょうか…。


あやめは、その中心部が網目模様になっていますから

心が千路に乱れる様子と「文目アヤメ」(木目、物の道理)をかけてる気がします。


分別も道理も解らなくなって、心は乱れ

昼夜を問わず鳴き続けるホトトギスのように

わたしは恋をして居る事ですよ


と、私は解釈したのですが…

当たってるかどうかは??作者に聞かねば…ですが。



と、まぁ、ホトトギスの声を聞くと、私はこの歌を思い出すわけです。


あやめの青紫と中心部の黄色

葉の緑、やや濃くなってこんもりと茂った木立

その上でホトトギスが鳴き…。


そう言えば、貴方を想って眠れぬ夜を過ごした時もホトトギスが鳴き

まるで私の想いを、声高に叫んでいるようだったわ…


何て、情景が思い浮かびますね~。


托卵するホトトギスも、こんな風に情感深く読み上げられた時代…

そんな時代にタイムスリップしたら

何を見、何を聞き、何を感じる事が出来るのでしょうね~。


今の時代は、携帯1本で簡単に繋がり

絵文字で心を伝える…

かなり現代人は、発達した脳を持ってるはずなのに

「情感」を生み出す部分に関しては、かなり劣り始めてしまう気がします。


すると、どうなるのでしょう??

無機質で、機械に操られたような無表情で

人と人との関係も希薄になり

人に気を使い、遠慮し、トラブルを起こさないようにする心が

失われて行くんでしょうかしらね~。


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