もし、国が原発依存を続けるならば、
原発を推進するならば
原発を東京に建設して欲しいと思います。
最終処分場も東京のどこかにしてほしいと思います。
一番電気を消費する自治体としてはそこはどうなのかと問いたいのです。
地方は経済格差で疲弊しています。自分たちで使わない電力を供給する原発を抱えてあたかも原発のおかげで生活できているんだと言わんばかりに言われて。でも恩恵を受けている人もいますがほんのわずかです。ひとたび事故が起これば交付金などとは無縁の私たちの生活も脅かされてしまいます。
首都東京は自分たちだけで発展した気になってはいないでしょうか。首都東京にあるのは貨幣経済だけです。それですべて手に入れてきたのです。
最近、テレビで見る都心がとても怖い風景に映ります。自然がほとんどない無機質なコンクリートの塊、首都・東京。
東京ではエネルギーも作れない、食物も作れない、生産の現場が何もない、東京には実は何も無いんです。
お金はいくらあっても物が無ければお金なんて何の価値も持たないことは誰もがわかっているでしょう。
逆に、地方はたくさんの農地があり、食糧はいくらでも生産できるし、自然をうまく利用すればエネルギーの地産地消も可能です。ご先祖様から代々受け継がれてきた農地のおかげで私たちは食糧を自分の手で生産することが出来るのです。
都知事選で都民が原発問題は自分たちに関係ないという判断をしたならば地方こそ原発依存から脱却すべきだと思います。
東京五輪が地方の景気を上向きにするかどうかも不安です。東京一極集中するだけかもしれません。遠くない未来に首都圏直下地震が起こるかもしれないと言いながら一極集中していくという矛盾…。
地方に道路は要らない、雪国の除雪費も無駄、だとしたら 東京は地方を切り捨てて自分たちだけでやっていけるという大きな勘違いに気付いていないということでしょうか。
地方からの食糧輸送には道路が必要だし、雪国の雪は天然のダムです。この水が無かったらたちまち首都圏は水不足に陥ってしまいます。
実は地方が疲弊して一番困るのは消費地である大都市なのです。私たち、地方は大都市に食いつくされないようにしたいものです。