雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

農業を守るということ。

2014-12-12 07:38:05 | 日記
 今朝のNHKのニュース番組の中で小さな農家を消費者が守る仕組みを紹介していました。

 これこれ、国は日本の農業を守るために農業の効率化を高める仕組みづくりをしていますが、本当に大切なのは日本の農業が本来誰かのためのものではなく自給の為のものだったという観点からすれば私は最後に生き残るのは自分の為の農業しかないと思っています。だから、農と関わっていかなければならないと考えています。

 つまり、自分の食糧は自分で作るという基本的なことを多くの人が忘れかけています。

 農は人が一番人間らしく付き合えるなりわいなのです。

 世の中の価値はお金だけでは計れません。

 人がより人間らしく生きるということ、それはバーチャルな世界ではなく本物の世界で生きることです。当たり前のことなんですが、多くの人々はそれと向き合うことを面倒と感じているようです。そして、土を使わずに工場で出来る野菜が無農薬で清潔でいいという考えや、ゲームで育てたキャラクターなどと付き合うことを好むようになりました。ロボットの犬に感情移入したり…。

 でも、あるテレビ番組でストーカーの心理をついた発言が興味深かったのですが

 それは、農村で農業に携わっている人たちにストーカーが少ないというお話。

 その理由は、諦めだそうです。ダメなものはダメ、うまくいかないこともあるという諦めです。確かに、農業では天候に左右されたりして自分の力ではどうにもならないことも多くあります。そんなときの諦めの心理がストーカー率を下げているということです。

 そうなんです。農業を通して自然や生命と関わることが全うな人になるということにどれほど大切なことなのか、農業とは人が直接命と向き合う大切ななりわいです。

 人として最後の砦の農業まで貨幣価値だけが優先するようなことにはなってもらいたくないですね。

 

猫のワクチン接種。

2014-12-12 07:19:24 | 日記
 実は我が家の野良猫あがりの2匹は避妊去勢はしてありますがワクチンは3歳のポン太も2歳のももも今まで接種したことはありませんでした。

 完全室内飼育をしているので感染症の心配をしていなかったのです。けれども今回のような感染症の野良猫の保護などに関わる事態となったときに我が家の猫への感染リスクを考えると保護も難しくなってきます。万一感染して後悔することの無いよう今回接種に至りました。(ま、そんなこと今さら当たり前だろうといわれそうですが)

 ちなみに、今回は3種混合ワクチン(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症)フェロバックス3というもの。

 ワクチンに関しては猫白血病ワクチンが副作用が出やすいということなので5種より3種が安全なのかなあと思っています。我が家は基本的には外へ出さないので必要最小限のものにしました。料金はワクチンが4000円、診察料が1000円ということで1匹5000円でした。

 心配していた副反応は無く、2匹ともいつもと全く変わりはないです。診察台で固まっていたのがウソのように家ではいつものやんちゃぶりです。

 

 

 

 

ちょっとうれしいこと。

2014-12-11 18:35:04 | 日記
 今日、野良猫の1匹に貰い手がつきそうです。とてもうれしいです。

1匹の命が救われても何の解決にもならないと言われるかもしれませんが、1匹を救えなければ何も出来ないというのも現実です。

 一人ひとりが出来ることは小さくても小さい力が大きな渦を作っていくと信じています。何にもならないと言って何もしないよりは絶対いいと信じています。

 それで我が家の2匹と実家の2匹に3種混合ワクチンを接種してきました。4匹の猫に車の中でナオ~ンナオ~ンと鳴かれて大変でした。診察台では観念したのかみんな静かになっちゃって…。

 野良猫の話をしたら獣医のセンセイが無償でお薬を出してくださいました。とってもありがたいです。明日からエサに混ぜてあげてみよ~っ。早く治ってもらわないと里親さんが見つかりません。

 

雪国に対する認識と配慮が足りない。

2014-12-10 08:01:01 | 日記
 今週末に再び寒波がやってくるらしいですが、

 12月に選挙とか、正直やめて欲しいです。寒波が来るという予報も出ています。選挙事務のお手伝いをする私は早朝6時過ぎにお弁当を持って家を出なければならないんですが、除雪出来るかな~という不安と会場の出入り口や駐車場の除雪大丈夫かな~とかこの時期ならではの心配事があります。

 毎年、センター試験に時期には当事者たちは雪で交通機関がマヒした場合の想定をして対策を立ててます。こういったことに国をどれくらいわかっているのでしょうか。

 1月15日の小正月を単なる成人の日としか考えていなかった故にハッピーマンデーにしてしまい、おかげで地方の小正月文化の伝統が消滅しそうになっているのです。こういった現実にどれほど気がついているのでしょうか。経済最優先下では地方の伝統文化や風土のことなど後回しです。

 もっとも、若い世代にこの地域に欲しいものを問えばコンビニという答えが返ってきます。今やコンビニは便利なものの代表格なんでしょうね。

 どこへ行っても同じ色、同じ景色ではないからこそ、その地域地域が生きてくるのであって地方はコンビニと同じように同じではないのです。

 でもこんな地方を理解してもらうにはもっともっと地方の声を強く訴えなければならないのです。

 東京と同じではない地方の生活を東京の役人や政治家がどれほど真剣に考えているか、

 賃金格差や生活水準格差を無くすことを考えてもらいたいと思います。

 




 

猫の適正飼育に対する知識を。

2014-12-10 07:33:10 | 日記
 ここ数年不幸な猫たちをたくさん見てきました。

 野良猫に構うなという意見もごもっともです。ただやみくもにエサをやれば繁殖してしまうかもしれません。

 でも地域猫という考え方もあります。繁殖させないようにしっかり管理した上で、今ある命は全うさせてもいいのではと私は考えます。ここは山間地で市街地とは違いまだまだ猫を適正に飼育している人は少ないと感じています。

 飼い猫でも外と家が自由に出入り出来、避妊去勢はしていないなどという猫とそういう猫から生まれた野良猫たちの境界がどこにあるかということです。

 そういった環境では、飼い猫と野良猫の区別がつかないのではないでしょうか。そして、飼い主は困った状況になったとき今回の親子猫のように飼育放棄してしまうのです。まるで前から勝手に家に住み着いた野良猫のような言い訳をし、勝手に子を産んで迷惑してるのはこっちだとばかりに主張するのです。

 飼い主がきちんとした知識を持って避妊去勢をしっかりすれば、あるいは室内飼育を徹底すればこういった問題は解決していくのです。そのための費用はたったの2万円です。一人ひとりがきちんと対処すればです。

 ただ、現状では心ある方がお一人で5匹も6匹もの野良猫の避妊をされています。いつ死ぬかわからない野良猫に10万円からのお金を掛けている方も実際に複数人いらっしゃいます。とかく現代はいろいろ批判があるとそういった面倒なことにかかわるなという風潮が生まれて心ある方々も手を出せない状況を作り出してしまいます。

私たち人間が今ある命にきちんと向き合うことが大切だと思います。小さな命にも向き合えない冷たい社会に健全な心は宿らないと思います。地域みんなでこういった小さいことからきちんと考えられるようにしていきたいと考えます。

 人間だけが地球の生物を支配できるわけではありません。人もまた地球に生かされているということを忘れてはいけませんね。