こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【読書の醍醐味~1人わらしべ長者2】

2019-03-11 18:46:00 | 
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

3、4月無料体験
3月19日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名
4月9日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席5名
4月23日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名

学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【読書の醍醐味~1人わらしべ長者的2】

話せば長くなりますが。
そういう前置きをする時がありますよね。説明したいことが入り組んでいる場合。まさに、それが今回の内容です。そして、読書世界が広がっていったので、サブタイトルは
「1人わらしべ長者的」を加えてみました。

連続もののブログを書くのはドキドキします。昨日の段階で「つまらない」と思った方は、本日のブログを読んでいただけないでしょう。それでも、この1人わらしべ長者的な体験をお伝えします。

さて、昨日ご紹介した本の作者は、花田菜々子さんで、以前の職場の同僚でした。その花田さんが、私と一緒に仕事をする前職場。それが、「ヴィレッジヴンガード」です。花田さんが学生の頃から通っており、その後10年勤めた会社です。とても思い入れがあると書いていったので、行ってみたくなりました。

そして、こういう時、私にはご縁がめぐってきます。偶然仕事の打ち合わせが、笹塚でありました。この帰りに下北沢の「ヴィレッジヴァンガード」に立ち寄ろう。

そして、もう一つグッドタイミングなことが。なんとその週の夜、花田さんがトークショーをすることが判明。ここまで書くと、少し「ストーカー」的ですね。それが、青山ブックセンターです。電話での申し込みができず、インターネットからの申し込みはカード決算でした。青山・渋谷方面に行くので、店頭申し込みをすることにしました。

青山ブックセンターの位置が、地図をみてもいまひとつわかりません。ですから、青山ブックセンターの最寄り駅である、表参道から向かいました。お洒落で高級なショップが立ち並ぶ表参道。

さて、このトークショー。花田さんの本のイベントではありませんでした。佐藤文香さんという、俳人が小説を書いたので、そのイベントでした。トークイベントの申し込みをすると、
「本を購入されると、サインがもらえます。」
そうか。トークショウー行くのに、対談相手本を読んでいないのは失礼かもしれません。そこで、佐藤さんの本を購入しました。実はこの時、もう一冊購入しています。それはまた今度。

予想外で購入することになった二冊の本。トークイベントまでに佐藤さんの本を読もうかな、と軽い気持ちで読み始めると、つぼにはまる面白さ。


▲「そんなことよりキスだった」
佐藤文香著
左右社


小説と書いてあるけれど、かなりリアルです。そしてちっともカッコ良くない。特に小説登場人物が大学生になるまでが面白い。恋愛小説は、あまり読みません。そして、このタイトルで、この表装。1000%自分でセレクトしない本。
「食わず嫌いというけど、読まず嫌いは損するかも。」
本当にそう思わせた1冊です。なにせ、本を読んでゲラゲラ笑ったことはありませんでしたが、この本は私を笑わせました。そして、出版社が素敵です。左右社。以前「〆切本」という本を読んだことがあります。これは、左右社の本でした。面白い本を出版する会社です。


▲「〆切本」
左右社


そして、この本の作者佐藤さんと、花田さん両者一緒に会えるのは、すばらしすぎると感じていました。

購入して二日で、本を読み終えました。トークショーの前日。読み終わっていてよかった。トークショーが2倍楽しくなるでしょう。

笹塚で仕事の打ち合わせを終えて、下北沢に。「ヴィレッジヴァンガード」到着してみると、知っていました。なんだ、本多劇場の近くと言ってくれればいいのに。本好きの次男に、
「「ヴィレッジヴァンガード」知っている?」
と聞いたら、
「知っているよ。有名じゃん。なんなら、そこの前で仕事したこともあるよ。」
その時聞き流しましたが、現場に到着して、
「ここで何の仕事したのか?」
不思議に思いました。さて。花田さんが学生時代、居心地のよかったのは、ここか。本と雑貨が置いてあるのですが、テーマ別になっています。だからと言って、二子玉川や代官山の蔦屋のように、おしゃれではありません。ごちゃごちゃのようで、そうでもない。時間の流れが違いました。欲しい、マニアックな本がたくさんありましたヴィレッジヴァンガードが、すでに2冊購入してしまったので、諦めました。これは余談ですが、この本屋さんの店名「ヴィレッジヴァンガード」なぜか覚えられない。

下北沢は、他に面白い本屋があるので、時間をかけて散歩してみようと思います。


▲ヴィレッジヴァンガード


この時点で、一冊の本からスタートして、二冊目、三冊目の本を購入しました。それから下北沢行き、表参道にもいきました。いよいよ、面白い本を書いた作家の方々のトークショーです。どんな話が出るのか。楽しみにしていました。続きは明日。

3月の紙芝居
3月13日(水)
3月27日(水)
15時~18時30分くらいまで
二子新地
駄菓子木村屋さん
中庭マルシェ
https://takatsu-kawasaki.mypl.net/shop/F00001000005/
★紙芝居(無料です!)
毎月第二第四水曜日

インスタグラムmasasayama
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イチョウの木
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【よこしまな気持ちで、小説を読む】

2019-02-23 19:56:47 | 
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

2.3月無料体験
2月26日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名
3月5日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席5名
3月19日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名

学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com

申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。


こくご食堂今日のお話は
【よこしまな気持ちで、小説を読む】

久しぶりに小説を読みました。


▲「フーガはユーガ」
伊坂幸太郎著・株式会社実業之日本社


この本は、お世話になっている二子新地駄菓子木村さんのコミュニティーで始まった、ある試みから読むことになりました。

ビブリオバトルまではやりませんが、毎月自分の好きな本を選んできた方が、その本を紹介していくというものです。ゆくゆくは、本棚をつくり、みんなが本を読める空間にしていくというものです。

読書会をやってみたいと思っていた私には、もってこいの企画。

そして、第一回を担当した若者(ごめんなさい、お名前を伺っていませんでした)が本を紹介してくれました。この彼、仮名Aさん。Aさんのすごいところは、本の帯をご自分で作っているところです。キャッチ―な短い言葉がついています。

「注意!!この話には、嘘や省略がたくさんあります。」

すごな。しっかりした若者に感動しました。

この本を選んだ理由はもう一つあります。それは、去年何度も観戦した、ビブリオバトル大学生全国大会、高校生全国大会で、伊坂幸太郎作品を選ぶ方が多かったことです。去年は、ビブリオバトルで紹介された本を数多く購入し、読みましたが、伊坂幸太郎作品に手を出すことがありませんでした。近づいてはいけないような気がしていました。

伊坂ワールドファンが口ぐちに言うこと。
・伏線の連続
・他の作品の登場人物が出てくる

この二つを何度も聞いていました。

これがいけなかったのだろうか。小説を読んでいるのに落ちつかない。他の作品と繋がっているのは、この人だろうか?この人だろうか?邪な読書です。

そして、伏線の深読み。深読みしすぎて、最後の最後まで、頭の中で違うストーリーができていて、本当の小説と違う結末を頭で作っていました。私の脳裏にあった伏線は、さらに複雑でした。

もう一つ。時々やってしまうのですが、小説を読みながら、作者を想像することです。この作者はどんな人なのだろう。今回は、年齢が気になりました。

主人公の二人が、リサイクル店でアルバイトをしています。そして、廃棄されている「掘り出し物」を見つけます。それを持ち帰って、リサイクル店で販売しようとしていると、ライバルが現れます。そこで、こぜりあいになるのですが、そのとき、主人公が頭で考えているセリフです。

掘り出し物をみつけたのは、どちらか、ということをいいはじめたら、

P94
「いつみつけたんですか?何時何分何曜日、地球が何回まわった日?」

主人公が頭の中でこのセリフを考えています。どちらが先に「掘り出し物」をみつけたかを論じ始めたら、そういう下らない押し問答になるだろうというところです。

このセリフです。絶対私と年齢が近いと思いました。

そこで、本の最後をみると、生まれた年がでていました。1971年、千葉生まれ。あたりだ。
この言い回し、世代や地域によって違います。以前、息子達が喧嘩をしていて、このセリフになりました。そこで、次男に聞いてみました。本に記載されている言い回しをして、
「こういうこと言っていた?」
「何時、何分、何十秒、地球が何回まわったとき、と言っていたよ。」
そうだ。この言い方のほうが正しいのですよね。何時、何分の後、なぜ何曜日なのか?これは、語呂が良いのです。会話的には、何時、何分、何十秒のほうが自然です。時間しばりですから。

これが、世代なんですね。

他にも、同世代だとおもわれる部分がありましたが、それは、いつか開催する読書会でお話しようと思います。

伊坂幸太郎の小説は、びっくりするくらい読みやすかった。それは、びっくりしました。

Aさんは、
「伊坂幸太郎のお薦め小説は沢山あります。」
と言っていました。今度お会いしたら、聞いてみようと思います。


2、3月の紙芝居
2月27日(水)
3月13日(水)
3月27日(水)
15時~18時30分くらいまで
二子新地
駄菓子木村屋さん
中庭マルシェ
https://takatsu-kawasaki.mypl.net/shop/F00001000005/
★紙芝居(無料です!)
毎月第二第四水曜日

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こくごレストラン
高速あやとり
そうちゃん新技
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【熱を感じる】

2018-08-04 19:19:19 | 
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

★夏祭り@ノースポート
・紙芝居イベント
センター北ノースポート6階
8月19日(日)
8月26日(日)
10:00~14:00
無料で紙芝居
100円でパズル(タングラム)作りの
ワークショップ
・夏休み自由研究
理科実験
実験をしてレポートにまとめましょう
理科と「こくご」のコラボ
8月7日(火)
磁石で遊ぼう15:00~16:30
残り4名
8月9日(木)
静電気の不思議11:00~12:30
残り1名
土の秘密13:00~14:30
残り4名
8月15日(水)
水滴の秘密11:00~12:30
熱の秘密13:00~14:30
8月19日(日)
地震の不思議15:00~16:30
申し込みシュフレ
http://shufure.com/column/2018/07/23/event-2/

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

■夏休み自由研究実験教室
理科実験を行い、レポートにまとめます。
夏休み最後の二週間。
宿題を終わらせましょう。
授業は50分。一コマ6名まで。1000円です。
開催場所 神明神社(武蔵中原駅徒歩15分)
開催日
★8月21日(火)
・磁石の秘密16:00~17:30
・ビリビリ静電気17:30~19:00
★8月28日(火)
・水滴の秘密16:00~17:30
・土の力を探る17:30~19:00
実験→レポートまとめ
各回定員6名
参加費1000円
時間によって対象学年が違います。詳しくは、ホームページまで。
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com

こくご食堂今日のお話は
[熱を感じる]

明石家さんまさんのネタにこんなのがあります。
「このお菓子、美味しい美味しいというけど、どうかな。たいしたことないんじゃない。」
と言いながらお菓子を食べて
「ホンマや」
フリで、お菓子は美味しくないのではないかと言っておき、食べると「ホンマや」。一言で、美味しいことを伝える。

今回、この冊子を読んでの感想がこれでした。

▲8月1日
キングコング西野さんのイベント
世界一楽しい学校
配布された冊子
「破天荒フェニックス」
オンデーズ再生物語
田中修治著
幻冬舎


この冊子、通勤時間往復で読みました。

「熱があがる」とはこのことでしょう。読みながら「熱」を感じました。

冊子は、西野さんのイベント会場の入り口で配布されました。まずタイトルをみて、「破天荒」という文字が目につきました。そして一番上に書いてある文言。

僕は、絶対に倒産すると言われたオンデーズの社長になった。

よくあるサクセスストーリーか。そのくらいでした。それよりも、イベントのほうが楽しみで、冊子はすぐにバックにしまいました。

イベントが始まり、西野さんが出てきました。そして、この冊子のCMがあると言います。そして開場の大画面にCMが流れます。かっこいい。なんだ?と興味がでてきます。そこでダメ押し
「僕は、面白いものしか面白いといいません。今年読んだ本の中で面白かったのはこれ。」
西野さんは、大金を積まれても信頼にかかわるから、面白くないものを「面白い」とは言わないという理論の説明が始まりました。なるほど。それでもまだ、疑心暗鬼。さんまさんのネタの「フリ」の場面。本当にこの本、面白いの?

それでも、CMはカッコイイ。西野さんも勧める。読んでみようか。そんな軽い気持ちで読み始めました。通勤電車はいつになく大混雑。線路に人が入ったとかで、遅延していました。そんな車内で読むには、コンパクトで読みやすい。そして、途中から周りの人が気にならないくらい入りこみました。面白い。「ホンマや」の境地。

そして出版社をみると、「幻冬舎」ですよ。私の好きな、見城徹さんの出版社。いつか私が本を出すことができるなら、絶対「幻冬舎」からと勝手に決めています。その「幻冬舎」なら、間違えない。発売は9月5日。アマゾンで予約開始。

ドラマまたは映画になるのではないかな。映像が目に浮かぶ文章。9月5日が楽しみです。


インスタグラム
masasayama こくごレストラン
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja
フェイスブック
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[最後の昭和]

2018-07-23 19:19:19 | 
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

■夏休み無料紙芝居イベント

ベジ&アートフェスティバル
7月29日(日) 
(高津区民祭同時開催)
二子会館
13:30~16:30
無料で紙芝居
100円でタングラム作りのワークショップ
7/29のVege&ArtFes。
13時半〜19時半まで交通規制しております。
◎7/29 Vege&ArtFes、ほろ酔いナイト
13時半〜21時
https://www.facebook.com/events/147413972633494/


★夏祭り@ノースポート
紙芝居イベント
センター北ノースポート6階
8月19日(日)
8月26日(日)
10:00~14:00
無料で紙芝居
100円でタングラム作りのワークショップ

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

■夏休み作文(読書感想文)教室
夏休みの作文または読書感想文を書くコツお伝えします。
授業は50分。一コマ4名まで。2000円です。
開催場所 神明神社(武蔵中原駅徒歩15分)
開催日7月24日・31日8月21日・28日
全て火曜日
時間によって対象学年が違います。詳しくは、ホームページまで。
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com

こくご食堂今日のお話は
[最後の昭和]

この人をみていると、田中角栄さんを思い出します。

見城徹さん。

やっと読み終わりました。

▲「たった一人の熱狂」
見城徹著
幻冬舎文庫


この本を購入したのは数年前。どうしてこの本を選んだのか、記憶にありません。しかし、私が中学生の時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「角川」ブランド。その会社で働いていた見城さん。この本を読んでいると、当時のことを思いだしました。

そして、「最後の昭和」をみているようです。もうこんな人は現れないでしょう。そして、同じ時代を生きていることが嬉しいです。

角川グループの出版の仕事をしていた見城さんは、のちに「幻冬舎」という出版社を立ち上げます。そして、働きに働きます。自分の命を削って働いているように見えます。すごい。決して妥協をせずに。

世の中で「成功者」と呼ばれる人には、二通りいると思います。仕事をするうえで、全身全霊を捧げる人と、家族や余暇を持ちながら仕事も手を抜かない人。見城さんは、何もかもを仕事に捧げている方とお見受けしました。

いつも、「仕事が全て」の方は、どのように息抜きしているのか気になっていました。この本でいくつか紹介されています。その一つが絵画。見城さんは、絵画が好です。そして、いつかラウル・デュフィの「ニースの窓辺」の購入を夢みています。これは。一億単位の現金がないと購入できる絵画ではないようです。それでもほしい。私は大学で美術史を専攻していたので、その気持ちはわかるような気がします。そして、半年画廊で勤務していました。その時、どうしてもほしい絵がありましたが、購入する勇気がでませんでした。でも、本当に欲し絵は、勇気で買うものではないのです。そういうお客様を沢山みてきました。ゴルフの練習帰りに、何百万もする絵画を購入された方もいました。いつか、私も・・・

そして、もうひとつ。故郷の友達と会う時は、肩書きのないつきあいをしているそうです。ホットします。見城さんの本を読んでいると、とても熱く、厳しく、精力的に仕事をしています。そんな方に、息抜きができる場所があるのは、こちらもホッっとします。気を張ってばかりでは疲れてしまいますよね。

そして、ツイッターに似ている機能がある、「755」というアプリがあります。まだ始めたばかりで使い方がよくわかりません。ここに、見城さんの部屋があります。そこにコメントした人には、1人1人返信をくださいます。私は、ミーハーながらこの本を読んで感動したというありきたりなコメントを書きました。それにも、返信をくださいました。

強いイメージと、繊細で優しいところを持ち合わせている「最後の昭和」見城さん。会えるアイドルがAKBなら、対話ができる文化人見城徹。今後は、ミーハーでない意見をぶつけていきたいと思います。

この本には、90%仕事のことが書いてあります。私は残りの20%にあたる見城さんのプライベートな部分が気になってしまいました。しかし、他の部分を読んでいただきたい。言葉に対する情熱と、仕事に熱狂している姿。すさまじい生き方。30代の男性に読んでいただきたい本です。

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[モナ・リザの謎]

2018-06-15 19:30:35 | 
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸として、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

こくご食堂今日のお話は、[謎のモナ・リザ]

私の小学校には7不思議がありました。歴史のある小学校です。私達が卒業する時、
「109年の歴史を持つ、この学校に分かれをつげる」
というセリフで始まるお別れの言葉を全員で言ったことを覚えています。

7つあったかどうかわかりません。そのうち、一つは用務員室の下には部屋がある。そこは戦時中防空壕として使われたというのです。私と友達はその防空壕に興味があり、よく用務員室に行ってしつこく聞いたことがありました。用務員の先生は知らないと言っていました。

そしてもう一つ。図書室にかかっていたレオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」の複製絵画。サイズにすると、それほど大きいものではありません。図書館に入ってすぐの右側の本棚に上にありました。絵画の下の本棚には、江戸川乱歩の「怪人二十面相」のシリーズがありました。その表示には、恐ろしい挿絵がありました。怪人二十面相の表紙を見てから、ふと上をみるといつも「モナ・リザ」があり、なんだかとても怖いものだと思っていました。「モナ・リザ」は不思議な顔をしています。笑っているような、たくらんでいるような。

そしていつからか、その「モナ・リザ」のいる絵画の右後方に、赤ちゃんが描かれていて(私は何度みても空の景色なのですが)その赤ちゃんが夜になると泣くというのです。怖いです。歴史のある小学校。古く、趣のある図書館でした。なおさら怖さがますのです。

今考えると贅沢だったと思いますが、当時は司書の方が常駐していました。その司書の方は、若い女性でしたがとても地味で、能面のようなお顔でした。話しかけたこともありませんし、本当は明るい女性だったかもしれません。しかし、図書館・江戸川乱歩・モナ・リザ・司書。この4点セット。とても怖いイメージでした。

当時は、授業中に図書室に行く時間がありました。基本的には絵が好きだったので、その時間は絵本を読んでいました。そして、全員に斜めにカットされた木材が配布されていて、本を借りたら、その木材を本のあったところに置くことになっていました。そして、本を借りる時は、本の裏にある図書カードに記入していました。当時の私は本を読む習慣がありませんでした。それでも、みな本を借ります。さすがに絵本を借りるのは恥ずかしかったです。そこで、怪人二十面相の挿絵を見るために毎週借りていました。それでも、絵を見るだけなので、借りていたことをすっかりわすれて、図書委員から叱られます。そして、司書の方に謝りに行きます。すると、「能面」の方が出てきて、淡々と処理をする。この流れが好きでした。

現在学校で、毎週図書館に行き本を読む時間があるのでしょうか?図書室に行くことは、とてもいいことです。本は読まなくても、背表紙を見るだけでもいいのです。本に囲まれていると、とても落ちつきます。最近の街の図書館では、DVDのレンタルをしている所もあります。小さいお子さんをお持ちのお子さんは、是非街の図書館に足を運んでみてください。そして小・中・高校生の保護者の方は是非一度学校の図書室をのぞいてみてください。お子さんたちが最初に多くの本に出会い、いつでも利用できる学校の図書室。そこが居心地のいい場所だといいです。どんなきっかけでも、図書室に足を運び、本にふれるお子さんが増えといいです。

小学校は、私が卒業してから新校舎になりました。
あの「モナ・リザ」、まだ図書館にあるといいです。

▲図書館
居心地のいい場所であってほしい


インスタグラム動画
「むずかしい促音・拗音」
masasayama こくごレストラン
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