こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[どう読むか?]

2018-09-01 19:03:24 | 仕事前
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

9月無料体験
9月11日(火)
16:00~1年生残席6名
17:00~2年生残席6名
18:00~3年生残席5名
この3年生の18時からで、ご予約いただきました。各回6名です。
9月25日(火)
16:00~1年生残席6名
17:00~2年生残席6名
18:00~3年生残席6名
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【どう読むか?】

久しぶりに小説を読みました。


▲鏡の孤城
辻村深月
ポプラ社


この本は、ビブリオバトルという本を紹介するイベントで大学生・高校生が紹介していた小説です。

興味がありましたが、自分から購入する気持ちにはなれず離れていた本でした。

そしてビブリオバトルから半年たったある日。包装紙に包まれた四角いプレゼントが、私のテーブルの席にありました。小説好きの次男からプレゼントされました。
「読みたいって、言っていたよね。」

ビブリオバトルから帰宅して、興奮して話をした日を思い出しました。その会話を覚えていてくれたようです。そして、何より本を息子から贈られる日が来るとは・・・感慨深いです。

何度もブログで触れていますが、ビジネス書やノンフィクションしか読まない長男と小説しか読まない次男。私は両方を読むので、よく本の話をします。今回次男は自分のお薦めの本ではなく、読みたがっていたからという理由でこの本をセレクトしたようです。

5月には、読んでいたビジネス書などが沢山あり、後回しになっていたこの本。やっと夏休みの後半になり読むこととしました。

なんらかの理由があり学校に通うことをやめている生徒達が主人公です。学校に通えなくなっている生徒の数は、その親の世代より多くなっています。小説の題材になることも多いです。

学校にいかなくなるという話なら、子供が読むものだと思うかもしれません。しかしそうでしょうか?会社に行けなくなる場合もあります。パート先に行くのが、嫌なときもあります。人間関係で心が折れてしまうのは、子供だけではない。本を読み進めていると、自分を投影する相手がコロコロ変化します。始めは、学校にいけなくなった少女。次は、その母親。それから、逆に少女をいじめている友達。いじめている友達に何も言えない友達。感情移入する人物が変化すると、作品の見え方も違ってきます。

そんな読者の感情を無視するように、ストーリーは進みます。作者が残したヒントが、少しずつ線になっていきます。そして最後は、つながった。手持ちのピースを最後に一ついれ完成した、パズルのような達成感。

鏡の中に入るなど、あまりにも現実から離れているような設定は苦手なのですが、物語が成立するためには、必要な表現でした。そして、途中から鏡と現実世界をいったりきたりすることが普通に感じられました。

2018年度本屋大賞を受賞しているこの本。だから避けているという人がいるかもしれません。それは、もったいない。偏見をふりはらって読んでみてください。


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【深川・妖怪・伯母の旅】

2018-08-26 19:19:10 | 仕事前
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

■夏休み自由研究実験教室
理科実験を行い、レポートにまとめます。
夏休み最後の二週間。
宿題を終わらせましょう。
授業は50分。一コマ6名まで。1000円です。
開催場所 神明神社(武蔵中原駅徒歩15分)
開催日
★8月28日(火)
・水滴の秘密16:00~17:30
・土の力を探る17:30~19:00
実験→レポートまとめ
各回定員6名
参加費1000円
時間によって対象学年が違います。詳しくは、ホームページまで。
★9月国語作文教室無料体験
9月11日(火)
16:00~1年生
17:00~2年生
18:00~3年生ご予約1名
9月25日(火)
16:00~1年生
17:00~2年生
18:00~3年生
各回6名
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com

こくご食堂今日のお話は
[深川・妖怪・伯母の旅]

昨日の夕方は深川にいました。大江戸線清澄白川駅。いきなりアートな駅の壁面です。東京メトロは、電車が通り過ぎたあとの壁面に装飾がある駅が多いです。

▲大江戸線
清澄白川駅


地上にあがると、ここはおしゃれな街。下町の良さと、新しいスタイリッシュな店が並ぶ不思議な雰囲気の街です。

▲お土産と駄菓子のみせ
店頭の張り子



そして、深川歴史博物館に入りました。ここは、古い日本の家屋を再現しています。上野にある下町風俗資料館より古い時代のものです。この展示をみるのも楽しそうです。

▲天ぷら屋の屋台


そして目的の○○一味の紙芝居。特に後半にあった、紙芝居が印象的でした。

「人は死んだらどうなるか?」
がテーマの紙芝居です。人が天に召されて、亡くなった人は旅にでます。紙芝居枠の下に大きく描かれた、天国と地獄の絵をみながら、説明してくださいました。亡くなった人は、山登りをします。それから、三途の川などをわたります。

▲○○一味
地獄絵図
色彩が綺麗


この紙芝居の話。まったく実生活には関係がなさそうです。しかし、今月頭に伯母が亡くなり、納棺をしている時、葬儀屋さんからお話がありました。
「これから、亡くなった方は旅にでます。白い着物になり、頭には三角頭巾、手には手甲(てっこう)、足には白い足袋。そして首には頭陀袋(ずたぶくろ)を下げ、紙製の六文銭を中に入れ、草履を履きます。そして長い旅にでます。」
実際には三角頭巾と草履は、棺桶の中に納められて身につけてはいませんでした。

成人してから実際に納棺から立ち会ったことがなかったので、今回初めてその話を聞きました。

昨日の紙芝居でも、主人公は白装束でしたし、長い旅のすえに四十九日のころにその先を決めるの審判が下るというお話がありました。伯母はまだ四十九日前です。きっとまだ旅をしています。三途の川あたりか?伯母は、頭陀袋(ずたぶくろ)を下げ、紙製の六文銭を入れて行ったので、三途の川では船にのることができたでしょう。真田氏の家紋は六文銭をモチーフにしています。それは戦場で亡くなっても、三途の川で困ることのないようにという意味があったそうです。

そしてこの紙芝居は、死後数年経って、その死者の最終審判になりました。その結果は、○○一味の紙芝居を見てのお楽しみです。

前半の怖い紙芝居から、後半の死後の世界の紙芝居。怖かったり、うなったり。

紙芝居が終わり、外に出ると、すでに外は暗くなっていました。そして、夕方とは違う街並みをみることができました。
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▲レトロな人力車
街に溶け込んでいました


▲帰りの電車
田園都市線
清澄白川駅ホーム


そして、携帯を見るとラインが。
「何時に帰ってくるの?夕ご飯は?」
次男からでした。一気に現実世界に引き戻されました。

○○一味は今日も違う紙芝居をしています。どんな紙芝居をしているでしょうか?


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[仕事前の楽しみ]

2018-02-26 19:46:22 | 仕事前
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[仕事前の楽しみ]

派遣の仕事の楽しみは、朝早く出て、仕事先の街を探検することです。今日は川崎で仕事でした。また新しい北口改札を探検です。

今回は、朝早くから開店している本屋をみつけたのでそれをご紹介します。有隣堂です。


▲この看板を見て営業時間を確認


朝早くからやっている書店は珍しいです。どきどきしながら、アトレの真っ白いエスカレーターを登りました。すると、開放的なテラスがありました。

▲真っ白いエスカレーター
わくわくするアプローチ


▲解放的なテラス

ここは、中にある喫茶店の飲み物を飲むことができるようです。朝早いのと、まだ開店していることを知らない人が多いので、誰もいませんでした。店内に入ると店員さんしかしない書店。貸し切りです。もしかして準備中なのでは?と疑りたくなるほどです。少し自信がなかったので、本当に聞きたいことでないのですが
「ここは、アトレのポイントカードつかえますか?」
などと聞いてみました。答えは、オーケーとのことでした。書店の奥にはカフェがあり、2,3人の客がゆったりと時間をすごしていました。

仕事に行く前に大きな本屋さんにいけるようになるとは、夢にも考えていませんでした。川崎の仕事では、昼休みにラゾーナにある「丸善書店」に行くことが楽しみでしたが、朝と昼に違う大型書店を見ることができるなんて、本当に幸せです。アトレの有隣堂は、中央口方面からも入場ができるので、帰りはそちらからでました。すると、有隣堂の店員さんが、
「朝から開店している書店です。」
と大きな声で書店の宣伝をしていました。私は内心
「宣伝しないでください。私の朝の書店貸し切りがなくなる。」
と自分勝手なことを考えていました。

昼休みには、丸善書店にいきました。購入したい本が6冊ありました。まず検索機で調べて、本の位置と在庫状況を確認します。プリントアウトした用紙をみながら本を探す時、とても楽しいのです。本当にあるのか?どんな表紙だろう。ほんとに面白いのかな?と頭で考えながら探すのです。3冊購入しました。そして1冊は注文しました。連絡が来るのが楽しみです。