こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

美しきシモネッタ

2022-12-30 18:03:23 | 思い出
12月のある日。
東京駅ステーションギャラリーで開催されている
鉄道と美術の150年を見に行きました

東京駅とは思えないくらい静かで、のんびり過ごし、
さて帰ろうかとしたとき

目に入ったのは
まさか?

シモネッタの横顔
しかも、ボッティチェリです。

丸紅ギャラリーで開催している
「ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》」展のチラシでした。

まさか、日本でボッティチェリ
の絵をみることができるとは!

さかのぼること30年前。

大学の美術史学科に入学がきまると、当日通っていた個人塾の先生から数冊の本を渡されました。

「大学入学までに読んでおきなさい。」

そのなかにあったのが

「春の戴冠」辻邦夫著

大学入試は日本史を選び、苦手な西洋のことが書いてある。
読むの嫌だなとおもっていましたが、途中からどんどん本のなかに入り込みました。

そして、ボッティチェリが
「ヴィーナスの誕生」
「プリマベーラ」
など、みなさんもご存知の絵画の作者としりました。

キリスト教の絵画に興味がなかった私でしたが、
ボッティチェリや、彼の師匠のフィリッポ・リッピの画風はとても好きになりました。
線の柔さと、甘美な哀愁があるからです。

第二外国語のザリオ先生の薦めもあり、大学3年の秋に友達と二人イタリア旅行へ。
宿も予約せず、降りた駅で探すという、今考えたら恐ろしい計画でした。

一番の目的は、ボッティチェリの絵をみること。
フィレンツェのウフィツィ美術館では、かなり長い間椅子に座って眺めました。

もうボッティチェリの絵を見ることは一生ないなぁ、と思っていました。

びっくりなのは、
この美術展、シモネッタの絵画一枚のみ。

いやいや、それでも行きたい。

いってきました。

平日だったのですいていました。

【レビュー】「ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタ」 丸紅ギャラリーで来年1月31日まで 1点の名作をさまざまな角度で掘り下げる贅沢な西洋美術展

丸紅ギャラリー開館記念展Ⅲ「ボッティチェリ特別展 美しきシモネッタ」 会期:2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火) 会場:丸紅ギャラリー(東京都千代田区大手町一丁...

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美術展入口

ポスターや展示会の写真がモノクロなのは、正解だったかも。

絵画の前にいったときの色が新鮮にみえました。

原画の赤が
とても、とても、とても、
綺麗でした。

会場には、
絶世の美女シモネッタに関する資料があり、
そこに、30年ぶりに再会した
「春の戴冠」の分厚い小説がありました。

懐かしい。

モノクロのポストカードを購入。これも、また美しきかな。

建物入口にあった巨大のカラーバージョンは、圧巻!



これをみていても、幸せだ!

お昼をたべそびれており、建物にあるカフェにはいりました。

ウキウキして、ポストカードとチラシの撮影。



2022年の美術館おさめは
ボッティチェリ。
いい年の瀬です。

美しきシモネッタを
写真と文字でつむぐ。

アートには、こくごがいっぱい。

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テレフォンボックス

2022-07-20 19:33:00 | 思い出
テレフォンボックスだ!
これは、あれだ!

思い出深いのです。

2021年12月7日
長男の運転で
母の実家のあった群馬県下仁田へいきました。

ホテルに向かう途中

「ちょっととめて!

長男は何事か?という顔

「これまだあったよ!」

あれは、40年前のこと
母実家に長期滞在していた
夏休み
従姉妹二人と私の姉妹は
下仁田の夏祭りにいき
楽しくて
最終バスに乗り遅れました。

ガーン

真っ黒い道をトボトボあるく面々


そこで年上の従姉妹たちが
名案を思い付く



名案を実行したのが、この
テレフォンボックス

それが、まだあったのです!
興奮して、パシャリパシャリと
激写



40年くらい前から
ここにずっと
いてくれたんだね!
そして、現役!

素敵だ!

街は変わっていくけれど、
変わらないものもあるなぁ。

このお話は、
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10時23分から11時26分
南武線鹿島田駅より徒歩10分
幸盛ハウス2階
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参加費1000円
材料費200円
(用紙は持ち帰って、おうちでまた紙芝居をつくってね!)
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大橋先生の5

2022-02-10 18:27:00 | 思い出
自宅の断捨離をしました。

二年前に父の仕事場断捨離で発掘された中学時代の英語ノート。

何冊か持ち帰っていました。
しかし、それも断捨離だ!

このノートは、個人英語塾
大橋先生(特に塾の名前はなし)
の宿題ノートでした。

★文字が丁寧
★きちんとした学習内容

先生が審査をしながら、ノートを丁寧にチェクします。

最高が5◎。
毎週それを狙います。

このノート、次の授業までになんページやってもいいのです。
そして、ノートがなくなると、先生がジャンジャン配布してくれます。

ある日、ある生徒が表紙に絵を描きはじめます。

大橋先生が誉めたものだから、皆、競って絵を描くようになります。






ここに描かれている数字は4月から数えて何冊目になったかです。

さて、大橋先生の評価です!
ある日すごい評価をいただきました。

なんだーなんだ!
5◎の上です。

ノートを見直すと



当日トータルという教科書でした。レッスンごとに文法問題があり、そのページを描いていました。
懐かしい 棒にんげんのイラスト。

しかし、先生がみていたのは、きっと、発音符号をまとめていたからだと思います。

大橋先生はかなり年配でした。
発音符号の読み方を細かく教えてくださったのは、大橋先生だけです。

その勉強法は、昔ながらかもしれませんが、私には楽しかったです。

だから英語が好きで、英語しか勉強しなかったな。

大橋先生は、人生の中で一番尊敬する方です。

断捨離で、40年前のことが昨日のことのように目にうかびました。

いつか、大橋先生の紙芝居をつくろう!

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「じれっタイガー」

2022-01-18 18:33:00 | 思い出
まだまだ続く実家の片付け。
今朝も早朝からとりかかりました!



まずは、前回のごみ捨て!
ゴミ置場は同じフロアーにあるので便利です。
ファイト2往復!

今日はベランダの衣裳ケースをオープンしました。
ここには、父の仕事関連の新品タオルが多数入っていいました。

その中に、工具、石鹸、文具が混ざっていたので、仕訳です。

おお!

父の店にずっと置いてあった、
タイガー
タイガー
じれっタイガー!!

後ろ半分に液体がついていたので洗ってみました。
裏側半分茶色
前面黒になってしまいました。

父は寅年。
今年は年男になるところだったけれど、お星さまになってしまいました。
36年に一度の五黄の寅。
もしも元気だったら、なにかしていたさもしれないですね!

石鹸箱から飛びだした変形した石鹸。
なにかな?
あらってみたら、蛇!


鎌倉の銭洗弁天のものではないかな?父は毎年お参りしていたから。

ご利益がありそうなので、持ってかえります!

タオルの中に発見!懐かしいら旅館。


湯河原 天野屋旅館
幼稚園年中から6年生まで、
小唄
三味線
日本舞踊
の教室にかよっていました。
夏は泊まりで湯河原天野屋旅館、冬は鎌倉華正楼で発表会がありました。

子供は、私と2つ上のともえちゃんだけで、
プールに入ったのが、天野屋旅館でした!

歴史ある旅館でしたが、現在は、建物を保存する形で経営者がかわり、営業しているそうです。


これは、父が長年の仕事場だったタイヤ店を閉めるとき、
ほかのなにもいらないと言ったのに
「これと、これと、これは、持っていく。」

といった代物。

ある程度機械化されましたが、その前の時代、タイヤの入れ換えに使用したものらしく。
たしか、タイヤの空気圧を測るものといっていたような。

これは、私が保管しておこう。

なかなか終わらないけれど、確実に進んでいる片付け。

また次回も新しい発見があるか?

午後からズームの授業なので、
家に戻ることにしました!

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ズームによる自己表現、プレゼンなど生徒にあった授業で
作文を楽しく書いていきます!

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第五十一弾
川崎民話シリーズ第五弾
「やさしいとのさま」
川崎武蔵新城駅から多摩川にむかって歩いていくと
大谷戸(おおがやと)という地名があります。その由来と、川のむこうにある世田谷との関係も!
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よりご覧ください






「ドングリと青空と坂道」

2021-11-25 19:55:27 | 思い出
公園のブランコの近くに
ドングリが2つ

一年前の秋も
ドングリがありました。

本日は父の命日。

実家のある井土ヶ谷から
父のお墓参りをすることにしました。

朝の8時30分。
実家での用事をすませました。

インターネットでは徒歩30分ですが、初めて歩いていくので、早めに実家をでました。


井土ヶ谷駅から急な坂道を上がり、清水ケ丘公園へ。

綺麗な花が太陽に向かってさいていました。

携帯にナビゲーションをお願いしました。

初めて通るみち。

大原隧道
のぞいてみて、
なんだか怖くて、

一人では通れないな。
今度、M子さんを誘ってみよう

と、思うのでした。


大学時代の友達の家の近くをよぎります。
ここにでるのか?

イメージでは
丘をこえ、くだり
また、丘をあがる。

父のお墓の近くにある公園にたどりつきました。


何の実だろうか?
青空にオレンジの果実が映えます。

食べたいわけではないけれど、
木に実るものをみると、
取ってみたい
という衝動にかられます。

携帯のナビゲーション通りに30分で到着しました。
まだ父のお墓はお参りできません。

公園のブランコの柵に座ってみることに。

すると、
下にドングリが2つ。

そうだ。
一年前、父の病院への道にはたくさんのドングリがありました。

いくつかひろって帰りました。
悲しい気持ちで。

そんなことを思いだしました。

ドングリの木はどこかな?

これかな?

そろそろ時間です。

父の墓は、室内墓地です。
オープンと同時に入館。

父のヤングな写真がお出迎え。
「早いもので、一年ですね。
じーちゃん、
じーちゃんの好きな
一番乗りだよ!」

父はせっかち。
朝も早くから行動していました。
遺伝か?
私も朝早いのがすきです。

一年間の報告をしました。

帰り道、富士山がとても綺麗でした!


帰りは、保土ヶ谷へぬけました。

リンゴを落としたら最後、
決して拾うことができないくらい急な坂を下りました。

上りでなくてよかった。
いや、まてよ!
保土ヶ谷から行くときは、
この坂道を登るのだ!

私の後ろで、スポーツマン三名が坂道をかけあがっていきました。

そういう坂道なんだ!

横浜は、坂の街。
それを改めて感じました。

まだまだ
地元には知らない所があります。

面白い。

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